Bashでサクサク作業するための便利なキーボードショートカット集
Bashでコマンドやパスをタイプミスしたとき、カーソルキー(矢印キー)でカーソルを移動して修正し、DeleteやBackspaceを何度も押して単語を消しては、また打ち直す——そんな経験はありませんか?
実は、Bashにはターミナル内を素早く移動しながらコマンドを編集・修正できるキーボードショートカットが用意されています。これらを活用すれば、一から打ち直す手間を大幅に省けます。ここでは、ぜひ覚えておきたいショートカットを紹介します。
行内を移動する
現在の行内の任意の位置に移動する方法はいくつかあります。HomeキーまたはCtrl + Aを押せば行頭へ、EndキーまたはCtrl + Eを押せば行末へ、カーソルが一気に移動します。
単語単位で後方に移動したい場合はAlt + Bを使います。繰り返し押すことで、行頭に向かって単語ごとにジャンプできます。行き過ぎてしまったら、逆方向に進むAlt + Fで単語ごとに前へ移動しましょう。
行を編集する
テキストを1文字ずつ削除する代わりに、Alt + Dを押せば、カーソル以降の単語を丸ごと削除できます。また、単語の先頭にカーソルを移動する必要もありません。Alt + Deleteを使えば後方削除となり、カーソルの左側にある単語を削除できます。
カーソル位置やその前の文字を消すのにDeleteとBackspaceを使い続けることが多いと思いますが、Ctrl + DとCtrl + Hの組み合わせも同じ結果になることを覚えておくと便利です。さらに思い切った編集をしたい場合は、Ctrl + Wでカーソルより前の行内のすべてを削除でき、カーソル以降の内容はそのまま残ります。逆に、Ctrl + Kはカーソル以降のすべてを削除します。
タイプミスを修正する
2つの単語の順序を入れ替えて打ってしまった場合、削除して打ち直す代わりに、カーソルを後ろの単語に合わせてAlt + Tを押しましょう。対象の単語が、その前の単語と入れ替わります。
入れ替わってしまったのが2文字だけの場合も同様に、カーソルを後ろの文字に合わせてCtrl + Tを押せば、直前の文字と入れ替わります。
絶対パスなど、大文字・小文字が厳密に区別されるコマンドを扱う場合は、単語にカーソルを合わせた状態でAlt + Uを押すと、カーソル以降から単語の末尾までの文字がすべて大文字になります。Alt + Lはその逆で、小文字に変換します。
覚えておくと便利な機能
Bashには入力途中のコマンドやパスを補完する機能があります。Tabキーを押すだけです。たとえば「/home/username/Pic」と入力して「/home/username/Pictures」が補完されない場合、同じパスに「/home/username/Picachu」のような類似のフォルダが存在しているのかもしれません。Bashはどちらを選べばいいか判断できないため、もう1〜2文字追加して、どちらのパスを意図しているかヒントを与える必要があります。
パスの中身を覚えていない場合は、もう一度Tabキーを押せば、入力したパスに一致するファイルやディレクトリの一覧が表示されます。
Bashはコマンド履歴も記録しています。キーボードの上下の矢印キーで、履歴を前後にたどれます。また、Ctrl + Pで前のコマンドを再選択でき、繰り返し押せば履歴をさらにさかのぼれます。逆方向に進むにはCtrl + Nを使います。なお、コマンド履歴をもっと効率的に検索する方法もあるので、合わせてチェックしてみてください。
最後に、ターミナルが文字やコマンドだらけで散らかってしまったら、clearと入力してEnterを押しましょう。画面が真っさらな状態になります。ショートカットのCtrl + Lでも同じ結果が得られます。
既知のコマンドのタイプミスを直すだけでなく、コマンドのレパートリーを広げたい方には、新しいコマンドを簡単に覚えるための方法もおすすめです。
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