Ubuntuでスタートアップアプリケーションの起動を遅延させる方法
デスクトップにログインするたびに必ず使うアプリケーションがあるなら、それらをスタートアップ(自動起動)リストに登録しておくと、毎回手動で起動する手間が省けて便利です。しかし、自動起動アプリを登録しすぎると、デスクトップへの初回ログインが大幅に遅くなってしまいます。すべてのアプリが同時に同じシステムリソースを奪い合うためです。
幸い、これには簡単な解決策があります。それは「スタートアップアプリケーションに遅延を設定する」ことです。この記事では、Ubuntuでスタートアップアプリケーションの起動タイミングをずらし、ログイン直後の動作を軽快に保つ方法を詳しく解説します。
スタートアップアプリケーション設定を開く
常時利用できると便利なアプリもあります。一方で、Plankのように、デフォルトではログイン時に自動起動しないアプリもあります。その場合は、ログイン時に自動的に起動するアプリのリストに追加すれば解決です。
アプリケーションメニューを開き、「スタートアップアプリケーション」と検索して起動します。
「スタートアップアプリケーション」の設定ダイアログには、ログイン時に自動的に読み込まれるすべてのアプリの一覧が表示されます。
注意: 一部のシステム関連アプリは、デフォルトではこの一覧に表示されません。ただし、今回の目的には影響しないため、ここでは触れません。
遅延付きの新しいスタートアップエントリを追加する
ここでは例として、ドック型ランチャーのPlankをログイン時に自動起動するよう登録します。Gedit、Blender、Visual Studio Codeなど、他のアプリでも手順は同じです。その場合は、対象アプリの実行ファイルのパスを指定してください。
- エントリの作成: ウィンドウ右側の「追加」ボタンをクリックして新しいエントリを作成し、「名前」欄にわかりやすい名前を入力します。
- コマンドの指定: 「コマンド」欄に、自動起動したいアプリのコマンドを入力します。デフォルトのPATH変数に含まれていないアプリは、フルパスでの指定が必要です。右側の「参照」ボタンから実行ファイルを選択しても構いません。例のPlankの場合は次のようになります。
/usr/bin/plank
- 「追加」をクリックします。これで、次回のログインからこのアプリが自動起動するようになります。
- 遅延の設定: 作成したエントリを編集し、コマンドの前に
bash -c "sleep 遅延秒数 &&を追加します。Plankを30秒遅延させる場合の記述例は以下の通りです。
bash -c "sleep 30 && /usr/bin/plank"
- コメントの追加(任意): 「コメント」欄にエントリの内容を書いておくと、後から見返したときに管理しやすくなります。
- 最後に、右下の「追加」ボタンをクリックして、エントリをスタートアップアプリケーションの一覧に保存します。
- ログアウトするか、コンピュータを再起動します。
- 設定した遅延時間が経過すると、アプリケーションが自動的に起動します。
以上が、最新バージョンのUbuntuでスタートアップアプリケーションの起動を遅らせる方法です。sleepコマンドの秒数を調整すれば、各アプリの起動タイミングを細かく制御でき、ログイン直後のリソース競合を効果的に回避できます。また、Ubuntuのショートカットキーを覚えておくと、アプリケーションへより素早くアクセスできるようになるので、あわせて活用してみてください。
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