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Linuxでzstdを使ってファイルを圧縮する方法【インストールから使い方まで】

Linuxでzstdを使ってファイルを圧縮する方法【インストールから使い方まで】

データ圧縮ツールにはGUI向け・コマンドライン向けを含めて数多くの選択肢がありますが、その中でも特に注目されているのがzstdです。zstd(Zstandardの略)は、2015年にFacebook(現Meta)のデータエンジニアたちによって開発されたデータ圧縮ツールです。高い圧縮効率と使いやすさを兼ね備えているため、今では多くのLinuxユーザーにとって定番の圧縮ツールとなっています。このチュートリアルでは、zstdのインストール方法と、ターミナルからの基本的な使い方を解説します。

各Linuxディストリビューションへのzstdのインストール方法

zstdを使用する前に、まずシステムにインストールしておく必要があります(すでにインストール済みの場合は不要です)。

幸い、zstdのインストールはコマンドを数行実行するだけで完了します。

注意: お使いのLinuxディストリビューションによっては、zstdをコンパイル・インストールする前に、依存パッケージや各種ツールを導入しておく必要がある場合があります。そのため、まず最初にシステムを最新の状態へ更新しておきましょう。DebianおよびUbuntu系ディストリビューションでは、以下のupdateおよびupgradeコマンドを使用します:

sudo apt update
sudo apt upgrade

zstdに必要な依存関係を確実に揃えるため、build-essential、wget、tarを以下のコマンドでインストールします:

sudo apt install build-essential wget tar
Linuxでzstdを使ってファイルを圧縮する方法【インストールから使い方まで】

必要な依存パッケージとツールの準備が整ったら、いよいよzstdのインストールに進みましょう。

Debian / Ubuntu / Linux Mintの場合

Debian/Ubuntu/Linux Mintシステムにzstdをインストールするには、以下のコマンドを実行します:

sudo apt install zstd
Linuxでzstdを使ってファイルを圧縮する方法【インストールから使い方まで】

Fedora / Red Hat / CentOS / AlmaLinuxの場合

Fedora/Red Hat/CentOS/AlmaLinuxシステムにZstandardをインストールするには、以下のコマンドを実行します:

sudo dnf install zstd

Arch Linux / Manjaroの場合

Arch Linux/Manjaroシステムにzstdをインストールするには、以下のコマンドを実行します:

sudo pacman -S zstd

これでzstdがインストールされ、すぐに使える状態になりました。それでは、実際にファイルを圧縮してみましょう。

zstdでファイルを圧縮する

zstdでファイルを圧縮するのはとても簡単です。zstd [ファイル名]というコマンドを実行するだけです。このコマンドを実行すると、拡張子.zstが付いた新しい圧縮ファイルが作成されます。

例えば、「/var/log」ディレクトリ内の「samplecompression.text」を圧縮する場合は、以下のコマンドを実行します:

cd /var/log
sudo zstd samplecompression.text

出力例は以下の通りです:

Linuxでzstdを使ってファイルを圧縮する方法【インストールから使い方まで】

上記の出力では、圧縮率として44.08%という数値が表示されています。これは、元のサイズ1141バイトのファイルが503バイトまで圧縮されたことを意味します。

複数のファイルをまとめて圧縮する

zstdで複数のファイルを同時に圧縮するには、圧縮したいファイル名をスペースで区切って指定するだけです。

例えば、「compress.txt」「compress2.txt」「compress3.txt」「compress4.txt」を圧縮する場合は、以下のように実行します:

sudo zstd compress.txt compress2.txt compress3.txt compress4.txt

また、ワイルドカード「*」を活用すれば、カレントディレクトリまたは指定したディレクトリ内のすべての該当ファイルを一括で圧縮することもできます。例:

sudo zstd *.txt

zstdでファイルを解凍する

zstdで圧縮されたファイルを解凍する際は、-dオプションまたはunzstdコマンドを使用します。

例えば、このガイドで使用したファイルを解凍するには、以下のいずれかのコマンドを実行します:

sudo zstd -d samplecompression.text.zst
sudo unzstd samplecompression.text.zst

なお、展開先に同名のファイルがすでに存在する場合、zstdは既存ファイルを上書きするかどうかの確認を求めてきます。意図しない上書きを防ぎたい場合は、事前にファイルの有無を確認しておきましょう。

まとめ

このチュートリアルでは、zstdユーティリティを使ったファイルの圧縮・解凍方法を解説しました。zstdは高速かつ高効率な圧縮を実現する優れたツールなので、日常的なファイル管理にぜひ活用してみてください。あわせて、Linuxでzipファイルを展開する方法についても学んでおくと、さらに便利になるでしょう。

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