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UbuntuでApple AirTunesを使う方法|PulseAudioによる音楽ストリーミング設定ガイド

筆者は根っからのUbuntuユーザーですが、勤務先である自転車関連IT企業「iSupportU」には、本格的なMacユーザーが何人かいます。そんなある日、社内のメモで「AirTunes」という仕組みを使えばステレオに音楽を流せるようになったと知りました。

まずはApple特有のネーミングセンスに思わずツッコミを入れつつ、「Ubuntuからでも使えるのでは?」と考え始めました。すると、同じくLinuxユーザーの同僚もまったく同じ疑問を口にしたのです。

そこで早速Googleで情報を探してみたところ、役立つ情報は見つかりました。いつものように親切なUbuntuフォーラムの住人たちのおかげです。しかし、インターネット上にはまだ埋めるべき空白があると感じました。というわけで、この記事でその空白を埋めていきましょう。なお、このガイドはUbuntu 10.04で執筆していますが、他のLinuxディストリビューションにも応用できるはずです。

ステップ1:必要なソフトウェアをインストールする

まず、2つのパッケージをインストールする必要があります。「pulseaudio-module-raop」と「paprefs」です。前者はUbuntuがリモートオーディオ出力プロトコル(RAOP)を利用できるようにするためのもので、後者はその機能を有効化するための設定ツールです。インストールは、コマンドラインを開いて以下のコマンドを実行するだけです。

sudo apt-get install pulseaudio-module-raop paprefs

Ubuntu以外のディストリビューションをお使いの場合、パッケージ名が異なることがありますのでご注意ください。

ステップ2:AirTunesの検出を有効にする

必要なソフトウェアのインストールが完了したら、次は「paprefs」というプログラムを開きます。コマンドラインから起動してもよいですし、「Alt」キーと「F2」キーを押して「paprefs」と入力しても構いません。心配無用です。ここまで来れば作業の大部分は終わっており、以降はすべてGUI操作で完結します。

「Make Discoverable Apple AirTunes sound devices available locally(Apple AirTunesサウンドデバイスをローカルで利用可能にする)」というチェックボックスにチェックを入れるだけで、有効化は完了です。

ステップ3:AirTunesに切り替える

AirTunesの検出が有効になったら、あとはスピーカーをローカルコンピューターからリモートデバイスへ切り替えるだけです。システムトレイにある「音量」アイコンをクリックし、「設定(Preferences)」を選択してください。

続いて「出力(Output)」タブをクリックすると、Apple AirTunesデバイスが一覧に表示されているはずです。

もし選択肢が表示されなくても慌てる必要はありません。PulseAudioを再起動する(方法がわかる方向け)か、パソコン自体を再起動すれば、必ず表示されるようになるはずです。

注意点(クセのある部分)

もちろん、この一連の手順は多少「裏技」的な手法なので、いくつか注意すべき点があります。たとえば、筆者の環境では約6秒の遅延が発生しました。音楽鑑賞ならそれほど問題にはなりませんが、映画鑑賞への利用はおすすめできません。

2つ目の問題は、出力先をパソコンのスピーカーに戻すのは出力選択画面を開き直すだけで簡単な一方、サーバー側ではログオフ処理が行われないという点です。そのため、Appleユーザーの同僚が自分の使用後にAirTunesへ再接続しようとすると、「すでに誰かがデバイスにログオンしています」というメッセージが表示されてしまいます。これは厄介ですが、AirPort Expressを再起動すれば解決します。

これらの問題の解決策が見つかったら、下のコメント欄で共有する予定です。もちろん、読者の皆さんからの情報提供も歓迎します。

まとめ

職場のAirTunesデバイスへ音楽をストリーミングする方法が見つかって嬉しく思いますし、このガイドが少しでも多くの方の役に立てば幸いです。参考になった方は、ぜひ下のコメント欄でお知らせください。また、遅延を軽減する方法や、AirPortを再起動せずにログオフする方法をご存じの方も、ぜひ教えてください。

最後に、筆者がすべてのLinuxディストリビューションを同時に使うことはできないため、FedoraやSUSEなど他のシステムでの動作結果もぜひお聞かせください。知っておくととても参考になります!

写真クレジット:Jared C. Benedict

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