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Linuxが「Welcome to emergency mode」で起動する問題の対処法

サーバー運用中、Linuxが「Welcome to emergency mode(緊急モード)」のメッセージとともに起動するトラブルに遭遇することがあります。この問題は、停電によるサーバーの強制シャットダウンやシステムクラッシュなどの直後に発生することが多く、90%以上のケースではfstabの設定ミスまたはLinuxファイルシステムの破損が原因であり、比較的簡単に修復できます。

本記事では、この問題の主な原因と具体的な解決方法を解説します。

LiveCDを使ってLinuxファイルシステムのエラーを修復する方法

例えば、停電などでサーバーに障害が発生した後、リモートコンソールやVNCでLinuxサーバーに接続すると、以下のような画面が表示されることがあります。

Welcome to emergency mode! After logging in, type "journalctl -xb" to view system logs, "systemctl reboot" to reboot, "systemctl default" or ^D to try again boot into default mode.
Give root password for maintained (or press Control-D to continue).

Linuxが「Welcome to emergency mode」で起動する問題の対処法

緊急モードは、OSがレスキューモードで起動できない場合に、最小限のLinux環境でシステムを復旧するためのモードです。緊急モードでは、ルートファイルシステムが読み取り専用でマウントされ、その他のローカルファイルシステムはマウントされず、ネットワークインターフェースも有効になりません。

Ctrl + Dを押せばシステムは起動を続けますが、しばらくすると再び緊急モードへ戻ってしまいます。

Linuxが「Welcome to emergency mode」で起動する問題の対処法

この問題を解決するには、LiveCDまたはLiveUSBからサーバーを起動し、SystemRescueCdツールを使用します。ここでは、systemrescuecdが組み込まれたLiveCDイメージからホストを起動しました。

Linuxが「Welcome to emergency mode」で起動する問題の対処法

次に、以下のコマンドでファイルシステムチェックを実行し、検出されたエラーをすべて自動修復します。

# fsck -y /dev/sda1(sda1は対象のディスクパーティション名に置き換えてください)

すべてのパーティションをチェックした後、ホストを再起動してください。ほとんどの場合、これで問題は解決します。

/etc/fstabの不備による緊急モード

もう一つの原因として、fstabファイルの破損や誤った設定が考えられます。筆者のケースでは、systemrescuecdから起動してシステムをチェックしてもエラーは検出されませんでしたが、問題は解決しませんでした。fstabを開いてみると、マウントすべきディスクパーティションのエントリが失われており、ブートディスクの記述だけが残っている状態でした。

Linuxが「Welcome to emergency mode」で起動する問題の対処法

この問題を解決するには、まずblkidコマンドで各ディスクのUUIDを取得します。

Linuxが「Welcome to emergency mode」で起動する問題の対処法

その後、取得した情報をすべてfstabに追記し、Linuxホストを再起動します。正しく設定できていれば、Linuxは通常モードで起動するはずです。

USBメモリからLinuxをインストールした場合

また、USBメモリからLinuxをインストールした環境で、サーバー再起動後に「Welcome to emergency mode!」のメッセージとともに起動するケースにも遭遇しました。fstabを確認したところ、USBデバイスが稼働中のパーティションとして登録されていました。この場合は、USBドライブのマウントエントリを削除してシステムを再起動すれば解決します。最初のケースと同様にsystemrescuecdから起動してfstabを開くと、/mnt/usb1のようなエントリが見つかるはずです。

Linuxが「Welcome to emergency mode」で起動する問題の対処法

USBドライブを使用していないのであれば、該当の行を削除するだけで構いません。

WindowsとLinuxのデュアルブート環境の場合

同じPCにWindowsとCentOSをインストールしている(デュアルブート構成の)ユーザーからも同様の報告があります。この場合の緊急モードエラーは、起動時にWindowsパーティションをマウントする際に発生することが多く、Windowsの高速スタートアップを無効化することで解決するのが一般的です。

無効化する手順は次のとおりです。「コントロールパネル\すべてのコントロールパネル項目\電源オプション\システム設定」を開き、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。次に「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します。

Linuxが「Welcome to emergency mode」で起動する問題の対処法

変更を保存してデバイスを再起動すれば、Linuxが正常に起動するようになります。

なお、LVMパーティションを使用している場合も同様のエラーが発生することがあります。基本的な対処方法は通常のパーティションの場合と同じで、fstabの設定内容を確認し、誤りがあれば修正することです。

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