オープンネットワーク自動化プラットフォーム(ONAP)とは?主な特徴と仕組みを解説
オープンネットワーク自動化プラットフォーム(ONAP:Open Network Automation Platform)は、複雑なネットワークサービスのオーケストレーションと自動化を実現するためのデジタル環境を提供するネットワーキングプロジェクトです。ONAPは、仮想ネットワーク機能(VNF)、ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)、そしてクラウド上でのプログラミングを可能にするシステムといった、ライフサイクル管理に必要なリソースを統合しています。このオープンソースイニシアチブはLinux Foundationがホストしており、ECOMP(Enhanced Control, Orchestration, Management & Policy)プロジェクトとOpen-O(Open Orchestrator)プロジェクトを統合したものです。
ONAPプロジェクトは2017年2月に発足し、以来、100社を超えるネットワーク事業者・クラウド事業者およびテクノロジープロバイダーが参画しています。
ONAPの主な特徴
ONAPが提供するさまざまな外部APIを通じて、開発者はサービス、ポリシーフレームワーク、クラウドインフラストラクチャやアダプテーション層、アプリケーションコントローラー、設計時プロセス、外部システムなどを、プロジェクトアーキテクチャ全体のライフサイクルの中で整理・管理できます。大規模プロジェクトには数多くの可変要素が伴いますが、ONAPはそれらのスケジュール構築と維持を支援します。ONAPのランタイム環境は、デザイン環境から与えられたルールやポリシーを実行する役割を担っており、デザイン環境とランタイム環境のどちらにも、ロールベースアクセス制御(RBAC)ポータル経由でアクセスできます。
運用管理とリアルタイムな可視性
ONAP Operations Manager(OOM)はデプロイ後の管理を支援するコンポーネントで、プロジェクトライフサイクルのオーケストレーションと、すべてのONAPコンポーネントの監視を担当します。また、Active & Available Inventory(A&AI)コンポーネントは、システムの稼働状況や各リソース間の相互関係に関するリアルタイムの洞察を提供します。
さらに、OOMはONAPマイクロサービスバスと統合されており、サービスディスカバリー、システム分析、内部・外部APIのサポート、ソフトウェア開発キット(SDK)などの機能を活用できます。これにより、ネットワークサービスの設計から運用までを一貫して自動化できる環境が実現します。
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