Acronis True ImageでUEFI+Windows 8.1のパーティションを復元する方法【体験記】
今から語るのは、私のノートパソコンがひっくり返るような目に遭い、バックアップイメージを取得して復元するまでの物語。こうして私は「ATI×UEFIの恐怖」を乗り越えたのでした。
もっと平たく言えば、Windows 8.1を搭載したLenovo Ideapad Y50-70が突然不調になり、まともに動かなくなったのです。アップデートが一切取得できなくなり、しばらく悩んだ末、Acronis True Image 2015(ATI)で取得しておいた古いイメージを復元することにしました。ところがそのとき、ATIとWindows 8.1搭載のUEFIマシンに関する「恐怖の話」を読んだ記憶がよみがえりました。ここでドラマチックなBGMが流れる、というわけです。
状況の詳細
本格的なトラブルシューティングは行いませんでしたが、Windows Updateが何も取得できない状態が続きました。1分経っても3時間経っても同じで、以前Windows 7の更新が遅い問題で経験した症状に似ていますが、そもそも起こるはずのない事態です。さらにイベントログには奇妙なエラーがいくつも記録されていました。どこかに厄介な破損が潜んでいるかもしれないシステムの修復に時間を費やすべきか、それとも健全な時点へ復元すべきか――ヒントを言えば、この問題自体は解決しましたが、それは別の日の話。近日中に記事にする予定です。
この一件は、バックアップとシステムイメージングの重要性を改めて浮き彫りにします。システムのスナップショットを持っておくことは非常に有用で、過去10年間で私自身、何度かマシンを復元する羽目になりました。合計すると10〜12回ほどでしょうか。適切な仕組みがなければ、これらはすべてコストのかかる再インストールを意味し、システム再構築に時間・費用・労力を奪われるところでした。一方、システムイメージがあれば、復元は通常1時間以内で完了します。
私が使っているイメージングツールは、Windows専用環境なら主にAcronis、Linux混在環境やLinuxマシンならClonezillaです。今回のIdeapadにはATI 2015がインストールされていました。
同時に、公式・非公式のフォーラムの両方で、「ATIはUEFI環境でうまく動かず、ブートローダーを破損させる恐れがある」という声を目にしました。原因は、このツールがMBRを使う従来型の構成を前提として設計されており、UEFI+GPTを想定していない点にあります。そのため、詳しくない人には復元作業が複雑に見えるのです。しかし、複雑で苦痛な作業である必要はありません。私の経験を順を追って説明しましょう。
試行1:OS内の復元機能を使う
ATI 2015では、稼働中のOS内のGUIからWindowsパーティション(C:)の復元を試みることができます。もちろんライブで本当に復元できるわけではなく、次回起動時に復元処理をスケジュールする仕組みです。ただしこれには、ATI独自のブートローダーが設定されている必要があります。設定していなければ試みは失敗し、マシンはそのままWindowsを起動して終わります。
試行2:ATIのブータブルメディアを使う
ATIは初期の頃からブータブルメディアを作成でき、Linuxベースのライブシステム的な媒体から、本体システムを停止させた状態でイメージングや復元を行えます。かなり昔の話になりますが、UBCD4WINの記事でも触れたことがあります。基本的な考え方は今も変わりません。GUIからブータブルイメージ(ISO)を生成でき、私の場合は477MBのファイルでした。
次のステップは、これをCD/DVD/USBに書き込み、そこから起動して復元操作を行うことです。正しいAcronisイメージ(TIBファイル)を見つけ出し、全体または一部を正しい対象ディスクやパーティションへ復元するなど、ある程度の注意と知識が必要です。ただ、これはまた別の話題なので割愛します。
まずはFedora 25 Image Writerで作成したライブUSBイメージから試しました。最近このツールはなかなか良い結果を出してくれています。ところが残念ながら、このイメージはまったく起動せず、より伝統的な手法を試すことに。レーザーで焼いたCD-Rもありましたが、こちらも起動しませんでした。
試行3:UEFI設定の変更
ここで気づいたのは、ATIのブータブルメディアがUEFI非対応だということです。そこでBIOS(UEFI設定画面)に入り、起動方式を「UEFIのみ」から「UEFIとLegacyの両方に対応(Legacy優先)」のハイブリッド方式へ変更しました。念のためUSBメモリをもう一度試しましたが、やはりダメ。一方、CDはついに従来モードで起動に成功しました。
試行4:復元の実行
Legacyブートを使っていることでAcronisが正しく動作しないのではないかと心配しましたが、問題ないはずだと判断しました。以前のLenovo G50での検証で、この方式でもシステムに影響はなく、ディスクへのアクセスも問題ないことを確認済みだったからです。
実際、ブータブルメディアは1TBの内蔵ディスクと多数のパーティションを正しく認識し、復元オプションへ進めました。ただし、システム予約領域やリカバリーパーティション、そしてMBRまで含むイメージ全体を復元したわけではありません。復元したのはCドライブだけです。ブートローダーは正常に動作していたため、そこをいじる理由がなかったからです。
イメージは同一ディスク上の別パーティションに保存された26GBの大型バックアップだったため、処理には多少時間がかかりましたが、無事完了。Windows 8.1はハイブリッド(Legacy優先)モードのUEFI構成でも問題なく起動しました(後で元の設定に戻しています)。古いスナップショットが戻り、Windows Updateの機能も快調さを取り戻しました。問題解決です。
ここから学べること
ネット上の恐怖話は現実にはなりませんでした。むしろ、ATIユーザーの側の知識不足や、UEFIシステムの仕組みへの理解不足が浮き彫りになったと言えます。起動シーケンスの自動検出や、システム構成に応じたブートメディア・復旧オプションの自動調整など、ユーザビリティは確実に改善の余地があります。また、各方式の違いや仕組みをユーザーにわかりやすく説明することも助けになるでしょう。まとめると、手順は以下の通りです。
- UEFI(BIOS)メニューで、UEFIとLegacyの両方から起動できるよう設定する(Legacy優先)
- ATIのブータブルメディアから起動する
- Windowsパーティション(C:)のみを復元し、MBRは復元しない
- Windowsを起動し、通常の利用を再開する
- 必要に応じてUEFIの起動設定を元に戻す
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まとめ
Ideapadを再インストールせずに済んだのは本当に幸いでした。再インストールは最も面倒で実りない作業になりかねません。この点、世間の恐怖感は語られるほど正当なものではなく、知識の欠落と事実――少なくともATIイメージングソフトウェアの素の機能――との間には明確な隔たりがあります。確かに、もっと使いやすくあるべきです。しかし、「改善の余地がある」と「壊れている」の間には大きな違いがあります。
壊れてはいないのです。とはいえ、乗り越えるべき厄介ごとは少なくありません。ブートメディアの問題、ノートPCをLegacyブート可能に設定できるかどうか(機種によっては不可能な場合も)、UEFI環境下でMBRをいじらず正しいパーティションだけを復元する注意深さなど。簡単ではありません。決して。しかし、実行可能です。この小さなガイド兼個人的な体験記が、必要となったときの助けになれば幸いです。まあ、読者の皆さんには「こんな記事を参照する場面に遭遇しませんように」と願うばかりですが、現実には需要があるもの。だからこそ、じっくり読み込んでおく価値があります。それでは、楽しんでください。
それではまた。
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