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マイクロソフト、ゲーム開発者向け「Microsoft Game Stack」発表でAmazonに対抗

クラウドコンピューティング分野でライバルに出遅れているとされるマイクロソフトが、ビデオゲームとクラウド技術を組み合わせることで、ゲーム開発者の獲得に乗り出した。同社はXboxブランドが持つ力を最大限に活かし、Amazon.comとの競争に挑む構えだ。

マイクロソフトが発表した内容とは

マイクロソフトは、ゲーム開発者がプレイヤーのスキルレベルに応じたマッチメイキングやマルチプレイヤーゲームのホスティングなどを行えるようになるサービス群「Microsoft Game Stack」を発表した。

これらのサービスは、オペレーティングシステムを問わず、あらゆるデバイスでプレイされるタイトルに対応する計画だ。

クラウド分野では一歩後塵を拝しているものの、追い上げは十分可能とみられている。マイクロソフトは、オンライン上でスキルの近いプレイヤー同士をマッチングさせる長年の経験をアピールしたい考えだ。この種のサービスには機械学習技術が不可欠となるが、同社はXbox Liveサービスを通じて何年も前からこの技術を活用してきた実績を持つ。

なぜ今、戦略転換なのか

マイクロソフトは、Amazon Web Services(AWS)部門とクラウドサービスの販売で激しく競合している。一方、ゲーム事業は19年間にわたり同社の得意分野であり、ユーザー数6,400万人を誇るオンラインゲームサービス「Xbox Live」は大きな成功を収めている。

さらに、XboxおよびWindows向けのSFアクションシリーズ「Halo(ヘイロー)」や、iOS・Android端末で絶大な人気を博す「Minecraft(マインクラフト)」といった著名タイトルも多数保有している。

マイクロソフトのゲーム事業担当エグゼクティブバイスプレジデント、フィル・スペンサー氏はロイターに対し、次のように語った。「今日どんなデバイスを手に取っても、コンシューマーゲーミングはほぼ間違いなく、そのデバイス上で最もエンゲージメントと収益化が高いビジネスの一つです。ゲーム事業における自社の立ち位置と、Azureをはじめとするマイクロソフトの各種サービスとの関係を見ていくうちに、両者のシナジーがますます高まっていることが見えてきました」

こうしてマイクロソフトは、ゲーム分野でAmazonと正面衝突することとなった。Amazonはゲーム動画配信サービス「Twitch」と「GameSparks」を買収しており、ゲーマー同士がオンラインでの対戦をフォローできるようにするだけでなく、ゲーム開発者向けのバックエンドサービスも展開している。

専門家の見方は

IHS Markitのゲームリサーチ責任者であるピアーズ・ハーディング=ロールズ氏によれば、現時点ではAmazonが優勢だが、昨年のPlayFab買収をはじめとする最新の動きにより、マイクロソフトにも十分に勝機があるという。

ハーディング=ロールズ氏は、「マイクロソフトは可能な限り中立的な立場を目指しています。他のクラウドサービスプロバイダーやあらゆるプラットフォームをサポートする姿勢を示していますが、その結果として最終的には、より多くの企業がAzureを利用することになると考えるべきでしょう」と分析した。

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