2022年世界データプライバシーデー|今すぐ実践したいデータ保護の10のヒント
データプライバシーへの脅威が高まる今
データプライバシーは、ここ数年で大きな注目を集めるテーマとなっています。サイバー犯罪者の活動は活発化し、その巧妙なハッキング手法は日々進化しているため、技術の進歩に追いつきながらデータを守り続けることは、ますます難しくなっています。
ハッカーやサイバー犯罪者が高度な手法を駆使して機密データへ不正アクセスを試みる事例は、確実に増加しています。サイバーセキュリティ企業は毎年セキュリティの強化に努めていますが、悪意あるハッカーは新たな抜け穴を見つけては、私たちを困難な状況に陥れるのです。
中小企業こそ狙われる
顧客やクライアントの情報を扱うことは、ビジネスを運営する上で不可欠です。しかし、これらの情報を安全に管理するのは容易ではなく、特に中小企業にとっては大きな課題となります。多くの中小企業は、情報システムからデータを抽出しようとするハッカーの攻撃に対する備えができていません。
彼らがハッカーの存在を知らないわけではありません。「自社は小規模だから標的になるはずがない」と思い込み、IT予算をサイバーセキュリティに投じるのは賢明ではないと考えているのです。
しかし現実には、サイバーセキュリティへの投資を怠る中小企業は、ハッカーにとって魅力的かつ攻略しやすい標的となります。さらに、中小企業の中には大企業のサードパーティ(委託先)として業務を担っているケースもあり、ハッカーが両社をまとめて攻撃するための「入り口」となり得る点にも注意が必要です。
だからこそ、企業の規模にかかわらず、サイバーセキュリティへの投資と、データ取り扱い時のリスクや注意点に関する従業員教育が極めて重要になります。
AT&Tのシニアセキュリティ専門家であるBindu Sundaresan氏は、次のように述べています。
要するに、データセキュリティは非常に重要であり、中小企業でも基本的なサイバーセキュリティ対策から始めることができます。
世界データプライバシーデーの合言葉
今日の「世界データプライバシーデー」にあたり、「プライバシーを尊重し、データを守る」ことを、大企業・中小企業を問わずすべての組織の合言葉にすべきです。データ保護デーは、プライバシーの重要性と情報保護についての啓発を目的として、毎年開催されています。
そこで今回は、システムを保護し、クライアントや顧客の情報を安全に守るための重要なヒントを10個ご紹介します。
ヒント1:データを収集するなら、必ず保護する
データを蓄積しているなら、それを保護しましょう。従業員や顧客の情報が不正アクセスから守られるよう、適切なセキュリティ対策を講じることが推奨されます。
ヒント2:何を守っているのかを把握する
保有する個人情報がどこに保存され、どのように利用され、誰がアクセスできるのかを正確に把握しましょう。自社のすべての資産を確認し、それらがなぜハッカーの興味を引くのかを考えてみることが大切です。
ヒント3:強固なプライバシーポリシーを策定する
顧客は安心して情報を預けられる相手を選びます。プライバシーポリシーで、どのようにデータを保護しているのかを明確に説明する必要があります。収集する消費者データとその利用目的について、顧客に対して透明性を持つことが重要です。誠実であればあるほど、顧客はデータを安全に守ってもらえると信頼しやすくなります。
ヒント4:不要なデータは収集しない
機密データが多ければ多いほど、攻撃者にとって大きな標的になります。顧客の識別に社会保障番号などの機微な情報を使用せず、ログイン認証情報を求めるようにしましょう。個人情報を不必要に保持しないことが鉄則です。
ヒント5:脅威を甘く見ない
多くの中小企業は「ハッカーの標的は大企業だけ」と考えがちですが、実際には中小企業がハッカーによって数千ドル単位の被害を受けた事例が数多く存在します。
ヒント6:多層的なセキュリティ対策を講じる
防御の層が厚いほど、ハッカーが攻撃を成功させるのは難しくなります。スパムフィルターを活用してマルウェアやフィッシング詐欺を防ぎ、最も攻撃されやすいメール環境のセキュリティを強化しましょう。さらに、ファイアウォールで機密データを保護することも有効です。
ヒント7:モバイルデバイスのリスクに備える
ノートパソコンやスマートフォンなどのテクノロジーは生産性と柔軟性を高めましたが、その一方で機密情報を盗む手段として悪用される可能性があります。従業員やパートナーに対して、デバイスを安全に保つことの重要性を教育しましょう。
ヒント8:新しいデバイスは必ずスキャンする
マルウェアやウイルスの検査を行わずに、外部デバイスを使用してはいけません。新しいデバイスは必ずスキャンする習慣をつけましょう。
ヒント9:マシンを常に最新の状態に保つ
最新のセキュリティソフトウェア、最新版のOS、最新版のウェブブラウザを常にインストールしておくことで、マルウェア、ウイルス、その他の悪意のある脅威からシステムを守れます。可能であれば自動アップデートを有効にし、脆弱性を残さないようにしましょう。
ヒント10:従業員を教育する
顧客データを直接扱うのは従業員です。したがって、不正スキームなどのセキュリティ手口に関する知識を常にアップデートさせるとともに、データが決して不適切に扱われないよう徹底することが必要です。
まとめ
以上が、ハッカーの罠に陥らないために心がけておきたいポイントです。規模の大小を問わず、まずは基本的な対策から着実に実践していきましょう。
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