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Orkut創設者が復活!ユーザーデータを守る新SNS「Hello」のすべて

2004年、世界で最も人気を博したソーシャルネットワーキングサイトの一つ「Orkut(オルクット)」が誕生しました。開発したのは、Googleの元社員であるオルクット・ビュユッキョクテン(Orkut Büyükkökten)氏です。Googleは2014年にOrkutのサービスを終了しましたが、全盛期には世界中で3億人のユーザーを獲得するほどの人気を誇っていました。現在のSNS業界の首位を走るFacebookですら、この規模に達するまでには5年の歳月を要しています。

Cambridge Analytica(ケンブリッジ・アナリティカ)事件をきっかけとした#DeleteFacebookキャンペーンが世界中で注目を集める今、ビュユッキョクテン氏が新しいソーシャルネットワーキングサイト「Hello(ハロー)」とともに帰ってきました。

この記事では、ビュユッキョクテン氏の経歴、ユーザーデータプライバシーに対する彼の考え、そして最もユーザーフレンドリーなSNSとして注目される「Hello.com」について詳しくご紹介します。

Orkut:開発者の歩み

Orkut創設者が復活!ユーザーデータを守る新SNS「Hello」のすべて

オルクット・ビュユッキョクテン氏はトルコ出身のソフトウェア開発者です。小学4年生の頃にBASIC言語でのコーディングを始め、技術への関心を持ち続け、2001年にスタンフォード大学を卒業。卒業後すぐにGoogleに入社し、フロントエンド開発者としてキャリアをスタートさせました。

学生時代から「テクノロジーを通じて人々をつなぎたい」という夢を抱いていた彼は、在学中にClub NexusInCircleという2つのソーシャルネットワーキングサイトを立ち上げることに成功しています。その後、Google勤務中にOrkut.comを開発しました。1対1のメッセージ機能、プロフィール、グループなど、SNSに必要な要素をすべて備えたOrkut.comは、アメリカ国内にとどまらずブラジル、エストニア、インドなど多くの国へと拡大し、瞬く間に全世界で3億人のユーザーを獲得。これはわずか30名のデザイナーとエンジニアのチームによる偉業でした。さらにOrkut.comはユーザーデータを共有せず、収益化にはAdSenseのみを利用していた点でも特徴的です。

しかし、ビュユッキョクテン氏はOrkut.comプロジェクトから離れ、Googleでプロダクトマネージャーとして働き続けました。残念ながら2014年、Google+やYouTube BloggerがOrkutの成長を追い越したことにより、GoogleはOrkut.comを閉鎖することとなりました。

新たなビジョン:「Hello.com」

Orkut創設者が復活!ユーザーデータを守る新SNS「Hello」のすべて

「Orkut」という名前はトルコ語で「幸せな街」を意味します。ビュユッキョクテン氏は、テクノロジーが人々をつなぐ手助けになると信じてきました。しかし一方で、既存の友達やフォロワーに生活の近況を共有するだけで、興味関心をベースに新しい人々と出会えない現状のSNSには疑問を抱いていました。

彼はこう語ります。「人は完璧で幸せそうな瞬間ばかりを目にし、自分だけが取り残されていると感じてしまう。この『取り残される恐怖』には今やFOMOという言葉まである。でも実際には、人生は完璧じゃない。多くの瞬間は素晴らしいものではなく、痛みや苦しみ、心の傷を抱えることも人間らしさの一部だ。ソーシャルメディアはそれらを隠し、『私の友達を見て、私のしていることを見て、自撮りを見て』という浅薄な文化を作り出している。幸せになるためにはプライバシーを捨てろと言われているようなものだ。本当の自分を表現し、身近な人々と親密になり、オープンに共有し、信頼できる関係を築けるべきなのに」。

さらに彼は、自撮り写真が自己肯定感を損ない、外見で自分や他人を評価させる原因になるとも指摘します。「新しい世代にとって、等身大の自分でいることはますます難しくなっている。メッセージのやりとりにも曖昧さが漂う。返信を数時間待てば『クールに見える』と思われ、3回連続で送れば『必死』に見えてしまう。こうした駆け引きは感情面でも心理面でも何の助けにもならない。本来、時間があるならすぐに返信するのが自然な人間の反応であり、それこそが自信の証なのに、今の世代は不安を抱えすぎて、すぐに返信したり電話をかけたり、完璧ではない自分を共有することが怖くなっている」。

こうした人間の感情を支え、既存のSNSの問題点を修復したいという思いから生まれたのが「Hello.com」です。いわば「Orkut 2.0」と呼べる存在です。InstagramやTwitter、Facebookのように既存のコネクションに依存するのではなく、Hello.comはユーザーの位置情報、情熱、個性、評判をもとに人々をつなげます。

ユーザーデータのプライバシーを保証

ビュユッキョクテン氏によると、多くの人々はソーシャルネットワーキングサイトへの信頼を失いつつあり、Cambridge Analyticaスキャンダルのような事件がその不信感を一層強めています。人々のために生まれたはずのソーシャルメディアは、今や広告主、株主、ブランドのためのものへと変わり果ててしまったのです。

Helloにおいて、ビュユッキョクテン氏はユーザーデータを第三者と共有しないことを明言しています。「Helloでは、データを第三者と共有しません。独自の登録・ログインシステムを備えているため、あなたのデータが外部に流出することはありません」。彼は、ユーザーデータを売らずに利益を生み出せる仕組みの構築を目指しており、Hello.com利用時の透明性を保証します。

Hello.comはすでに2016年7月にブラジルでローンチされており、インドではボリウッド、クリケット、スピリチュアル分野に焦点を当てたベータ版も展開されています。今後はアメリカ、ドイツ、フランスなどへの進出も計画されています。

Helloアプリは、人々の交流のあり方を変えることを目指しています。その明確なビジョンと洗練された設計により、他のSNSでは実現できなかった透明性をもたらす可能性を秘めているのです。

共通の興味や情熱を通じて、Hello.comが人々のつながりをより豊かにすることを期待しましょう。ユーザーデータをめぐる論争は、むしろHelloの成長を加速させる追い風となるかもしれません。

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