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Windows 10のログオンを高速化!グループポリシーキャッシュの活用方法

Windows 10/8.1には、グループポリシーのキャッシュ(Group Policy Caching)という便利な機能が標準で搭載されています。これまでにも、Windowsの動作を最適化するための「グループポリシーのバックグラウンド更新」や「レジストリのバックグラウンド更新」などの機能を紹介してきましたが、今回はグループポリシーのキャッシュについて詳しく解説します。

Windows 10におけるグループポリシーのキャッシュとは

グループポリシーのキャッシュはOSに組み込まれたポリシーで、既定では有効に設定されています。ただし、一部の環境や状況によっては無効になっているケースもあります。この機能の最大のメリットは、ログオン処理の高速化です。グループポリシーエンジンは、ドメインコントローラーからポリシー情報をダウンロードする代わりに、ローカルのキャッシュ(Microsoftではこれをデータストア(Data Store)と呼んでいます)からポリシー情報を読み込むため、ログオンにかかる時間を大幅に短縮できるのです。

グループポリシーのキャッシュは、次の4種類のプロセスを扱います。

  1. フォアグラウンド(Foreground)
  2. バックグラウンド(Background)
  3. 同期処理(Synchronous)
  4. 非同期処理(Asynchronous)

バックグラウンド処理はユーザーがログオン中に行われ、フォアグラウンド処理はユーザーがログオフしている間に行われます。また、同期処理とは他のプロセスとの相対的な順序が固定された形でポリシーが処理されることを意味し、非同期処理はその対照的な動作となります。

Windows 10/8.1でグループポリシーのキャッシュを設定する方法

前述のとおり、キャッシュ機能は既定で有効になっていますが、何らかの理由で無効化されている場合があります。そのようなときは、以下の手順で再度有効にしましょう。

1. Windowsキー + Rを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、gpedit.mscと入力してEnterキーを押します。これにより、ローカルグループポリシーエディターが起動します。

2. 次の場所へ移動します。

コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > システム > グループポリシー

Windows 10のログオンを高速化!グループポリシーキャッシュの活用方法

3. 右側のペインにある「グループポリシーのキャッシュを構成する(Configure Group Policy Caching)」という設定項目を探します。通常は「未構成(Not Configured)」と表示されており、これはキャッシュが有効であることを示しています。もし異なる状態になっている場合は、ダブルクリックして設定画面を開きます。

Windows 10のログオンを高速化!グループポリシーキャッシュの活用方法

4. 開いたウィンドウで「有効(Enabled)」または「未構成(Not Configured)」を選択すれば、グループポリシーのキャッシュによるシステムの最適化が有効になります。逆にこの機能を停止したい場合は「無効(Disabled)」を選択してください。

最後に「適用」をクリックし、「OK」を押せば設定完了です。あとは必要に応じてローカルグループポリシーエディターを閉じましょう。

ドメイン環境でログオンが遅いと感じている方は、ぜひこの設定を見直してみてください。ローカルキャッシュの活用によって、体感的なログオン速度の向上が期待できます。

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