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Windows 10のキオスクモードが進化!ウィザード形式のセットアップとMicrosoft Edge連携機能を徹底解説

キオスクモード自体はWindows 10の新機能ではありません。空港や鉄道駅の案内ディスプレイ、搭乗券の自動発券機などで目にするWindowsデスクトップは、すべてこのモードで動作しています。キオスクモードの目的は、単一のアプリケーションまたはWebページのみを実行することです。しかし、Windows 10ではMicrosoft Edgeとの連携強化により、キオスクモードにいくつかの改良が加えられました。本記事では、その内容を詳しく見ていきましょう。

キオスクモードのウィザード形式セットアップ

Windows 10のキオスクモードが進化!ウィザード形式のセットアップとMicrosoft Edge連携機能を徹底解説

Windows 10 バージョン1809以降では、キオスクモードにウィザード形式のセットアップフローが導入されました。このウィザードでは、以下のような項目を順番に設定できます。

  • キオスク用アカウントの作成
  • デバイス起動時の自動サインイン設定
  • 実行するアプリケーションの選択

自動サインインを有効にしておけば、コンピューターの電源を入れるだけで自動的にキオスクモードが起動するため、現場での運用負担が大幅に軽減されます。

Microsoft Edgeを選んだ場合の2つの動作モード

次にMicrosoft Edgeについてです。キオスクモードでEdgeを選択した場合、ウィザードは「シングルアプリの割り当てられたアクセス」で実行するための2つのオプションを提示します。

  1. デジタル/インタラクティブサイネージ:全画面のInPrivateモードで、単一のWebサイトのみを表示します。店舗や施設向けの情報表示に最適です。
  2. パブリックブラウズ(公共ブラウジング):複数タブでの閲覧をサポートします。ただし利用できる機能には制限があり、常にInPrivateモードで動作します。

キオスクモードにおけるEdgeの制限事項

キオスクモードのEdgeでは、ユーザーはウィンドウの最小化や終了、新しいEdgeセッションの起動を行うことができません。設定画面にもアクセスできない仕組みですが、以下の操作は許可されています。

  • 閲覧データの消去
  • ダウンロード履歴の消去
  • 「セッションの終了」ボタンによるMicrosoft Edgeの再起動

さらに管理者は、一定時間操作がない場合にEdgeブラウザーを自動的に再起動するよう設定することも可能です。これにより、前の利用者が残したセッション情報が次の利用者に露出するリスクを防げます。

マルチアプリ構成で使える追加のキオスクタイプ

実は、Edge使用時にはさらに2つのキオスクタイプが用意されています。これらは「マルチアプリの割り当てられたアクセス」でキオスクモードを実行するシナリオ向けのものです。Windowsの標準設定UIからは選択できませんが、Microsoftが公開しているドキュメント「Microsoft Edgeキオスクモードの展開」の手順に従うことで実装できます。

InPrivateモード(マルチアプリ)

このモードでは、Edgeはキオスクモードで利用できる多数のアプリのうちのひとつとして動作します。先述のパブリックブラウズとほぼ同じ挙動ですが、ユーザーが複数のInPrivateウィンドウを自由に開閉できる点が異なります。
Windows 10のキオスクモードが進化!ウィザード形式のセットアップとMicrosoft Edge連携機能を徹底解説

通常モード(Normal mode)

通常モードでは、フルバージョンのMicrosoft Edgeが実行されますが、一部の機能には制限がかかります。制限の内容は、割り当てられたアクセスに他にどのアプリが構成されているかに依存します。たとえば、Microsoft Storeがセットアップされていない環境では、ユーザーは電子書籍を入手できません。

IE11との互換性(エンタープライズモード)

割り当てられたアクセスでIE11が構成されている場合、管理者はエンタープライズモードを有効化できます。これにより、後方互換性が必要なレガシーサイトへアクセスした際に、自動的にIE11へ切り替わるため、古い社内システムでも問題なく動作させられます。

展開に必要な要件

これらの拡張モードを展開するには、管理者側で以下の環境が必要です。

  • Windows 10 バージョン1809以降(Professional、Enterprise、Educationエディション)
  • Microsoft Edge
  • Microsoft IntuneなどのMDM(モバイルデバイス管理)サービスによる構成・展開環境

まとめ:企業用途で存在感を増すEdge

一般消費者向けのブラウザーシェアでは首位こそ取れていないものの、Edgeはこれらのエンタープライズ向け機能によって、企業市場での地位を着実に固めつつあります。キオスクモードは「ユーザーの操作を1つのサイト・1つのアプリに限定する」という目的で業界全体で広く採用されており、Windows Defender Application Guard(WDAG)といった内蔵セキュリティ機能との組み合わせにより、安全性と利便性を両立できるのが大きな魅力です。公共端末や展示用デバイスの運用を検討している場合は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

  1. Windows 10のキオスクモードを有効にする方法【設定手順を徹底解説】

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