Windowsパソコンで発生するCMOSチェックサムエラーの原因と直し方を徹底解説
パソコンの電源を入れると「CMOS Checksum Error(CMOSチェックサムエラー)」が表示され、正常に起動できない――こんなトラブルが発生した場合、その原因はBIOS(Basic Input/Output System)に関係している可能性が非常に高いです。このエラーが表示されると、画面には次の2つの選択肢が提示されます。
- F1キーを押して続行する
- F2キーを押してデフォルト値を読み込み、続行する
しかし、実際には何度再起動を試みても同じエラーが再発し、F1キーを押しても問題は一切解決しません。このような症状でお困りの方は、本記事で紹介する対処法をぜひお試しください。
CMOSチェックサムエラーとは何か?
CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)とは、マザーボード上に搭載されたボタン電池で駆動する半導体チップのことで、BIOSに関するすべての情報を保存しています。パソコンの電源投入時に最初に実行されるプログラムであり、CPU、メモリ、キーボード、マウスといったハードウェアの初期化とテストを担当しています。
チェックサムエラーは、CMOS内のデータがチェックサム検証に失敗したときに表示されます。主な原因としては、CMOSの不具合によってデータを保持できなくなっているケースや、CMOSバッテリーの消耗・寿命などが挙げられます。
以下に、問題を解決するために確認・実施すべき対処法を順番に紹介します。
1. CMOSバッテリーの確認・交換を行う
最初に行うべき対処は、「Delete」キーを押してBIOSセットアップ画面を開き、日付と時刻が正しく設定されているかを確認することです。もし設定がリセットされていたり、大きくずれていたりする場合は、バッテリーが寿命を迎えていることが原因です。この場合は、新しいCMOSバッテリー(一般的にはCR2032タイプ)に交換すれば、問題が解決する可能性が高いです。作業が完了したら、忘れずに設定を保存してBIOSセットアップを終了しましょう。
2. BIOSをデフォルト設定にリセットする
それでも問題が解決しない場合は、CMOSの値を初期状態に戻し、構成データ(Reset Configuration Data)をリセットする必要があります。手順は以下の通りです。
- チェックサムエラーが表示された黒い画面のまま、パソコンを起動します。
- 「Press F1 to continue, F2 to enter SETUP」というメッセージが表示されたら、「F2」キーを押してBIOS画面に入ります。(BIOSの種類によっては、「Delete」キーなど別のキーが必要な場合があります。)
- 画面上のキー操作ガイドを確認し、「Load Defaults(デフォルト値の読み込み)」を選択します。
- 「Load BIOS Defaults(Y/N)?」と表示されたら、「Y」キーを押してEnterキーを押します。
- 変更を保存してBIOSを終了します。
- Windowsが起動したら、一度パソコンをシャットダウンし、再度起動してエラーが消えたかどうかを確認します。
3. BIOSをアップデートする
BIOSのアップデートは、作業中にミスをしたり、必要な情報を事前に確認せずに進めたりすると、取り返しのつかない事態につながることもあります。アップデートを実行する前には、必ず以下の注意点を確認してください。
- BIOSアップデートファイルは、必ずパソコンメーカーまたはマザーボードメーカーの公式サイトから入手してください。
- BIOS側から指示があるまで、絶対に電源を切ったり再起動したりしないでください。
- ノートパソコンのBIOSを更新する場合は、作業中もACアダプターを必ず接続したままにしてください。
- 現在のBIOSバージョンを確認し、適用しようとしているアップデートが正しい次期バージョンであることを確かめてください。
- あらかじめウイルススキャンを実行し、パソコンが感染していないことを確認してください。ウイルスが原因でBIOSアップデートが中断・失敗することがあります。
4. 自動修復を実行する
上記の方法でも解決しない場合は、詳細起動オプション(Advanced Startup Options)から起動し、「自動修復」を実行してみましょう。自動修復機能は、パソコンが正常に起動できなくなる原因となっている問題を自動的に検出し、修復してくれます。
この記事が、あなたの問題解決の助けになれば幸いです!
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