【Windows 11/10】「自動更新がオフになっています」エラーの原因と解決方法
管理者によってWindows Updateが無効化されている場合や、自動更新の設定に何らかの不具合が生じている場合、Windowsの設定画面で「自動更新がオフになっています」というエラーメッセージが表示されることがあります。更新プログラムの確認時にこのメッセージが表示される場合は、本記事で紹介する対処法をお試しください。
Windows 11/10では、通常、更新プログラムがバックグラウンドで自動的に検索・インストールされます。これにより、ユーザーは日常業務を妨げられることなく、常に最新の状態を保てます。しかし、このメッセージが表示されている間は、Windowsが更新プログラムを自動的にダウンロードしなくなります。
この問題が発生している場合、以下のような関連メッセージも同時に表示されることがあります。
- 一部の設定は組織によって管理されています
- お使いのデバイスには、重要なセキュリティおよび品質の修正プログラムがありません
- 自動更新がオフになっています
- 所属組織が更新を管理するポリシーを設定しています
「自動更新がオフになっています」エラーが発生する主な原因
このメッセージが表示される原因としては、主に以下の4つが考えられます。
- システム管理者がポリシーを設定している
- グループポリシーで誤った自動更新設定が選択されている
- レジストリエディターでAUOptionsの値が正しく設定されていない
- マルウェアに感染している可能性がある
Windows 10でこのエラーを解決するには、以下の手順を実行してください。
- ローカルグループポリシーエディターで「自動更新の構成」を既定値に戻す
- レジストリエディターでAUOptionsの値データを変更する
- Background Intelligent Transfer Service(BITS)を開始する
- サービスからWindows Updateを有効化する
それぞれの手順について詳しく解説します。なお、作業には管理者アカウントでのサインインが必要です。
1. グループポリシーで「自動更新の構成」を既定値に戻す
Windows 10 Homeエディションを使用している場合、ローカルグループポリシーエディターは標準では搭載されていません。必要に応じて、別途追加する必要があります。
その他のエディションを使用している場合は、この手順が特に重要です。グループポリシーの設定ミスは、Windows Updateの動作を妨げる最も一般的な原因の一つだからです。
Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。その後、以下のパスへ移動してください。
コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Windows Update
右側のペインにある「自動更新の構成」という設定項目を探します。
該当項目をダブルクリックし、「未構成」を選択して変更を保存します。
その後、更新プログラムを正常に取得できるかどうかを確認してください。
2. レジストリでAUOptionsの値データを変更する
AUOptions(Automatic Updates Options)は、Windows Updateの動作を管理する重要なレジストリキーです。これは前述のグループポリシー設定と同等の役割を持ちます。ローカルグループポリシーエディターが利用できない環境では、レジストリエディターを開いて必要な変更を行います。作業前に、必ずシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
Win + Rキーを押し、「regedit」と入力してEnterキーを押します。UAC(ユーザーアカウント制御)の画面が表示されたら「はい」をクリックします。レジストリエディターを開いたら、以下のパスへ移動してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU
右側のペインに「AUOptions」というREG_DWORD値があるので、その値データを変更します。設定可能な値は以下のとおりです。
- 2:ダウンロードの通知後に自動インストール
- 3:自動ダウンロード後にインストールの通知
- 4:自動ダウンロード後にスケジュールしてインストール
- 5:ローカル管理者による設定選択を許可
AUOptionsをダブルクリックし、値を0に変更してみてください。これで問題が解決する場合があります。
改善しない場合は、左側のツリーからWindowsUpdateキー自体を削除してから、更新プログラムの確認を試みてください。
補足として、WindowsUpdateキーはシステムがWindows Updateの既定設定を変更した際に作成されます。つまり、このキーを削除することで、更新設定を初期状態へ復元できるということです。
3. Background Intelligent Transfer Service(BITS)を開始する
BITS(Background Intelligent Transfer Service)は、Windows Updateなどが正常に動作するために不可欠なコンポーネントです。このサービスがバックグラウンドで実行されていないと、システムはアイドル時のネットワーク帯域幅を使ってデータを転送できません。その結果、設定画面で更新プログラムの検索中にエラーが表示されます。BITSが実行中であることを確認し、停止している場合は開始してください。
まず「サービス」管理画面(services.msc)を開き、名前列から「Background Intelligent Transfer Service」を探してダブルクリックします。「サービスの状態」が「実行中」になっていることを確認してください。停止している場合は、「スタートアップの種類」のドロップダウンリストから「自動」または「自動(遅延開始)」を選択し、「開始」ボタンをクリックします。
その後、「適用」と「OK」ボタンをクリックして変更を保存します。
4. サービスからWindows Updateを有効化する
多くの方にとってWindows Updateは煩わしい存在かもしれませんが、セキュリティ修正を定期的に適用することは非常に重要な習慣です。Windows 10で自動更新を無効化する方法やツールは複数あり、「サービス」管理画面を使って無効化したケースも少なくありません。その場合は、Windows Updateサービスがバックグラウンドで実行されているかどうかを確認する必要があります。
先ほどと同じ手順で「サービス」ウィンドウを開き、「Windows Update」サービスをダブルクリックします。「サービスの状態」が「実行中」になっているか確認し、停止している場合は「開始」ボタンをクリックして起動してください。
以上の方法でも問題が解決しない場合は、Windows Updateのトラブルシューティングツールを実行したり、信頼できるウイルス対策ソフトでPC全体をスキャンしてマルウェア感染の有無を確認したりすることをおすすめします。
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