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Windows 10のログオン時に「run.vbsスクリプトファイルが見つかりません」エラーが出る原因と対処法

本記事では、Windows 10へのログオン時に表示される「スクリプトファイル C:\WINDOWS\run.vbs が見つかりません(Can not find script file)」というエラーメッセージの解決方法を解説します。このWindows Script Hostのエラーは、背景が真っ黒な空白画面に表示されるのが特徴です。この問題は、マルウェアがUserinitレジストリ値を書き換え、Windowsの既定の値データをVBScriptファイル名に置き換えてしまったことが原因で発生します。

Userinit.exeは、ログオンスクリプトの実行、ネットワーク接続の再確立、そしてExplorer.exeの起動を担当するファイルであり、PCにとって安全なシステムファイルです。Winlogonは、Windows系OSにおいてログイン時にユーザープロファイルを安全に読み込む処理を担う不可欠なコンポーネントです。

「run.vbsが見つかりません」エラーの原因

PCにログオンしようとした際に黒い画面が表示されることがあります。これは、悪意のあるプログラムがUserinitレジストリ値を操作し、Windowsの既定値データをVBSスクリプトのファイル名に変更したために起こります。このウイルスはSystem32フォルダから.vbsファイルを削除または移動させるため、ユーザーは上記のようなエラーを受け取ることになります。

この種のマルウェアは、通常、迷惑メールの添付ファイル、P2P(ピアツーピア)ネットワーク、マルバタイジング(悪意ある広告)などを通じて拡散します。違法に音楽や映画をダウンロードする、怪しいオンライン広告をクリックする、スパムメールを開くといった行為を行うユーザーのPCに感染します。

注目すべきは、「Can not find script file C:\Windows\run.vbs」エラーを引き起こすマルウェアが、次のような他の悪意ある動作をするようプログラムされている可能性がある点です。

  • キーストロークの記録(キーロガー機能)
  • 望ましくない可能性のあるプログラム(PUP)やマルウェアの侵入
  • PCをリモートサーバーに接続することによるバックドアの作成

run.vbsエラーの解決方法

Windows 10で「Can not find script file C:\Windows\run.vbs」エラーを修正するには、主に次の2つの方法があります。

  1. Userinitレジストリ値を編集する
  2. .vbsキーのレジストリ値を変更する

この2つの方法により、run.vbsエラーを修正し、ユーザープロファイルへのアクセスを取り戻すことができます。

作業前の準備

作業を始める前に、Windows Defenderまたは信頼できるサードパーティ製ウイルス対策ソフトで、システム全体のウイルススキャンを実行することをおすすめします。

また、レジストリを編集する前に、手順が失敗した場合に備えてレジストリのバックアップを取得するか、システムの復元ポイントを作成しておきましょう。準備ができたら、以下の手順に進みます。

方法1:Userinitレジストリ値を編集する

ログイン資格情報を入力した後、システムが「準備中(Preparing to log in)」画面で止まることがあります。CTRL + ALT + DELキーを押し、タスクマネージャーをクリックしてください(マルウェアによってDisableTaskMgrポリシーが有効化され、タスクマネージャーが開かない場合は、Windows回復環境からオフラインでレジストリを編集する必要があります)。

エラーメッセージのダイアログが表示されたら、それを閉じてタスクマネージャーのウィンドウに切り替えます。Userinitレジストリ値で参照されているファイルは、ユーザーインターフェイスが読み込まれる前に実行されます。Explorerシェルを起動するには、タスクマネージャーで「ファイル」→「新しいタスクの実行」を選択し、explorer.exeと入力してEnterキーを押します。

次に、レジストリエディターを起動し、以下のレジストリキーに移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon

Userinit項目をダブルクリックし、値のデータを以下のように変更します。

変更前:

wscript C:\WINDOWS\run.vbs

変更後:

C:\Windows\system32\userinit.exe,

OKをクリックして確定します。

入力時には特に注意が必要です。wscriptの部分を必ず削除し、上記のように末尾のカンマ(,)も含めてください。誤ったファイル名やパスを入力すると、どのユーザーアカウントにもログオンできなくなる恐れがあります。

その後、一度サインアウトして再度サインインし、run.vbsの問題が解決したかどうかを確認してください。

方法2:.vbsキーのレジストリ値を変更する

レジストリエディターを起動し、以下のレジストリキーに移動します。

Computer\HKEY_CLASSES_ROOT\.vbs

既定(Default)の値をダブルクリックし、値のデータをVBSFileに設定します。

OKをクリックしたら、一度サインアウトして再度サインインし、run.vbsの問題が解決したかどうかを確認してください。

以上で作業完了です!

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