Windows 10でWindows XPモードの仮想マシン(VM)からデータを取り出す方法
Windows 7からWindows 8やWindows 10へアップグレードすると、Windows XPモード自体はマシンに残っているものの、Windows Virtual PCは利用できなくなります。これは、Windows Virtual PCがWindows 8以降ではサポートされていないためです。本記事では、Windows 10/8環境でWindows XPモードの仮想マシン(VM)からデータを取り出す方法を詳しく解説します。
Windows XPモードとは
XPモードは、Service Pack 3適用済みの完全なライセンス版Windows XPを仮想ハードディスク(VHD)に格納したもので、Windows Virtual PC上で動作します。これにより、Windows 7の中でWindows XPを実行でき、USB機器の追加やホスト側ドライブへのシームレスなアクセスも可能です。最大のメリットは、Windows 7を使い続けながら、Windows 7と互換性のないレガシー(旧世代)ハードウェアを動かすためのプラットフォームを確保できる点にあります。
Windows 10でXPモードのVMからデータを取得する手順
2014年4月にWindows XPの延長サポートが終了したことに伴い、マイクロソフトはWindows 8以降向けのWindows XPモードの開発を打ち切りました。そのため、Windows XPモードを活用していたWindows 7ユーザーがWindows 10へ移行する際は、以下のいずれかの方法でデータを救出する必要があります。
方法1:仮想ハードディスクをマウントしてデータを抽出する
Windows XPモードの仮想マシンに接続されていた仮想ハードディスク(VHD)をマウントし、マウントしたドライブから直接データを取り出します。
- Windows 10マシン上で、Windows XPモードの仮想ハードディスクを探します。既定の保存場所は以下の通りです。
%LocalAppData%\Microsoft\Windows Virtual PC\Virtual Machines\Windows XP Mode.vhd
- 仮想ハードディスクを右クリックし、「マウント」を選択します。
- VHDの内容が、ローカルドライブ(例:G:\)としてWindows 10/8のPC上に表示されます。
- 取り出したいデータを特定し、別の場所へコピーします。
- アンマウントするには、新しいローカルドライブ(例:G:\)を右クリックして「取り出し」を選択します。
- すべてのデータを取り出したら、Windows XPモードをアンインストールしましょう。
方法2:別のWindows 7マシンで仮想マシンを起動してデータを抽出する
Windows XPモードの仮想ハードディスクを別のWindows 7マシンへコピーし、Windows Virtual PCで仮想マシンを起動してデータを取り出す方法です。
- Windows XPモードの仮想ハードディスク(既定の場所:%LocalAppData%\Microsoft\Windows Virtual PC\Virtual Machines\Windows XP Mode.vhd)と、ベースとなる仮想ハードディスク(既定の場所:%ProgramFiles%\Windows XP Mode\Windows XP Mode base.vhd)を、Windows 10/8のPCから別のWindows 7 PCへコピーします。
- ベースディスクは、以前のWindows 7 PCと完全に同じ場所へ配置してください(例:C:\Program Files\Windows XP Mode\Windows XP Mode base.vhd)。場所が異なると仮想マシンが正しく起動しない場合があります。
- Windows Virtual PCで新しい仮想マシンを作成し、Windows XPモードの仮想ハードディスクをそのディスクとして指定します。
- 仮想マシンを起動してログインし、必要なデータを別の場所へコピーします。
- すべてのデータを取り出したら、仮想マシンを削除し、Windows XPモードをアンインストールします。
どちらの方法でも、VHDファイルさえ残っていればOSの再セットアップなしにデータを救出できます。Windows 10への移行時に古いファイルや設定を失いたくない方は、ぜひ参考にしてください。
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