Windows SandboxでPS1・EXE・MSIインストーラーを安全にテストする方法
Windows Sandbox(Windowsサンドボックス)は、Windows 10に搭載されたセキュリティ機能の一つで、アプリケーションやスクリプトを安全にテストするための環境を提供します。信頼性の不明なアプリケーションを、隔離された安全な環境内で実行できるのが大きな特徴です。サンドボックス内で動作するアプリケーションは、実際のハードウェア、メモリ、ストレージにはアクセスできません。本記事では、PS1スクリプト、EXE、MSIインストーラーをWindows Sandbox上でテストする具体的な手順を解説します。
Windows SandboxでPS1・EXE・MSIインストーラーをテストする手順
この手法は、個人利用のPCだけでなく、Deployment Toolkitなどのツールを使ってビジネス環境へアプリケーションを展開する前の検証にも活用できます。作業を始める前に、以下の準備が必要です。
- 「Windowsの機能」からWindows Sandboxを有効化する
- Sandbox用のコンテキストメニューを追加する(サードパーティ製ツール)
- Sandbox上でスクリプトやアプリケーションをテストする
今回紹介するサードパーティ製のコンテキストメニューは、Damien Van Robaeys氏によって開発されたもので、安定して動作します。
1. 「Windowsの機能」からWindows Sandboxを有効化する
Windows Sandboxの有効化については、すでに詳しいガイド記事を公開しています。また、Windows 10 Homeをお使いの場合でも、工夫次第でこの機能を有効化することが可能です。さらに、VMwareやVirtualBoxといった仮想化ソフトウェアでも同様の機能がサポートされています。加えて、「Sandbox Configuration Manager」を利用すれば、この機能をより簡単に管理できます。
2. Sandbox用のコンテキストメニューを追加する(サードパーティ製)
このコンテキストメニューを導入すると、右クリックメニューから直接、アプリケーションやスクリプトをSandbox上で開けるようになります。対応OSはWindows 10 バージョン1903以降です。ダウンロード後、スクリプトを実行すれば、Sandbox用のコンテキストメニューがすぐに使えるようになります。

コンテキストメニューには、次の2つのオプションが追加されます。
- Run in Sandbox(Sandboxで実行)
- Run in Sandbox with parameters(パラメーターを指定してSandboxで実行)
3. Sandbox上でスクリプトやインストーラーをテストする
「パラメーター付きで実行」オプションを使えば、Sandbox内でのサイレントインストールも可能になります。インストール時にパラメーターが必要なカスタムアプリケーションの導入テストにも便利です。
右クリックするファイルの種類によって、表示されるオプションは変化します。PowerShellスクリプト(.ps1)を右クリックすれば「Run PS1 in Sandbox」が表示され、MSIファイルを右クリックすれば「Run MSI in Sandbox」や、オプション付きの「Run MSI in Sandbox with options」が表示されます。

アプリケーションをサイレントインストールしたい場合は、スイッチとして/Sを使用します。実行するとパラメーターを入力するためのダイアログが表示され、そこに必要な引数を入力します。「with options(オプション付き)」で実行すると、デスクトップ上にサンドボックス構成ファイル(WSBファイル)が自動生成されます。このファイルには、対象ファイルを実行するためのスタートアップコマンドが含まれており、Sandboxはその構成に従って自動的に起動します。
Windows Sandboxでの作業を効率化できる優れたツールです。詳細については、systanddeploy.comをご覧ください。
-
Windows 10のStartMenuExperienceHost.exeとは?正体とエラー対処・無効化の方法を徹底解説
「StartMenuExperienceHost.exe」は、Windowsオペレーティングシステムの中核を担うプログラムファイルの一つです。Windows 10のビルド1903で初めて導入され、その後リリースされたWindows 10バージョン2004にも引き継がれました。この実行ファイルは、タスクマネージャー上で常時稼働しているプロセスとして確認でき、スタートメニューを独立したプロセスとして安定して動作させる役割を果たしています。これにより、スタートメニューに関連するエラーやクラッシュの発生リスクが大幅に軽減されます。 ただし、まれにこのプロセスが応答しなくなるトラブルが発生することもあり
-
【Windows 10】AccelerometerSt.exeエラーの原因と5つの対処法を徹底解説
Windows 10ユーザーの間でよく報告されるのが、厄介な「AccelerometerSt.exe」エラーです。Windows 10 Creators Update(クリエーターズアップデート)へのアップグレード後にこのエラーに遭遇し、ログインするたびに表示されて困っている方は、本記事が役立ちます。ここでは、このシステムエラーの原因と効果的な解決方法を詳しく解説します。 AccelerometerSt.exeとは? AccelerometerSt.exeは、HPがデータ保護機能のために開発した実行ファイルです。通常、HP 3D DriveGuardプログラムが欠落していたり破損していたりする