Windows 10でIExpressを使用してPowerShellスクリプト(PS1)ファイルをEXEに変換する方法
PowerShellスクリプト(PS1)ファイルを実行可能ファイルでラップすれば、スクリプトを「生」の状態で配布する代わりに、.exeファイルとして配布できるようになります。これにより、技術に詳しくないユーザーへ「PowerShellやコマンドプロンプトからどうやってスクリプトを実行するのか」といった説明をする手間が省けます。
以前、IExpressを使った自己解凍アーカイブの作成方法をご紹介しました。今回は、Windows 10でIExpressを使用して、PowerShellスクリプトファイルをEXEファイルに変換する方法を詳しく解説します。
IExpressでPowerShellスクリプト(PS1)ファイルをEXEに変換する手順
IExpressは、Visual BasicスクリプトやPowerShellスクリプトなど、そのままでは実行できないスクリプトファイルを、ワンクリックで実行できるEXEファイルに変換できる非常に便利なツールです。
それでは始めましょう。すでにPowerShellスクリプトが作成済みであることを前提として、以下の手順に従ってください。
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
ダイアログボックスに iexpress と入力し、Enterキーを押します。
新しい自己抽出指示(SED)ファイルを作成する オプションのラジオボタンを選択し、「次へ」をクリックします。

ファイルを抽出してインストールコマンドを実行する オプションを選択し、「次へ」をクリックします。

作成する実行可能ファイルの名前を入力し、「次へ」をクリックします。

次に、ユーザーにパッケージのインストール確認を求めるかどうかを尋ねられます。このチュートリアルでは プロンプトを表示しない を選択して「次へ」をクリックします。ユーザーにメッセージを表示したい場合は「メッセージを表示する」を選択し、下のボックスに任意のメッセージを入力してください。

同様に、使用許諾契約書(EULA)を表示するかどうかも尋ねられます。ここでは ライセンス契約を表示しない を選択して「次へ」をクリックします。

「パッケージファイル」画面で「追加」ボタンをクリックし、変換したいPowerShellスクリプトを必ず追加してください。追加できたら「次へ」をクリックします。

追加したスクリプトが「インストールプログラム」のドロップダウンリストに表示されます。
対象のファイルを選択し、「インストール後のコマンド」は <なし> のままにして「次へ」をクリックします。

「ウィンドウの表示」画面では、初期設定のまま デフォルト(推奨) を選択して「次へ」をクリックします。

「完了メッセージ」画面では メッセージなし のままにします。スクリプトの実行後にメッセージを表示したい場合は「メッセージを表示する」を選択し、ボックスに表示したい内容を入力します。設定できたら「次へ」をクリックします。

「パッケージ名とオプション」ダイアログで「参照」をクリックし、保存先の場所を選択してファイル名を入力し、「保存」をクリックします。「オプション」セクションはデフォルトのままでも、両方の項目にチェックを入れても問題ありません。「次へ」をクリックします。

「再起動の構成」ダイアログでは 必要な場合のみ再起動する を選択し、「次へ」をクリックします。

後で設定を見直して編集したい場合に備えて、IExpressの構成を保存することもできます。このチュートリアルでは 保存しない を選択して「次へ」をクリックします。

これですべての設定が完了し、実行可能ファイルを作成する準備が整いました。「次へ」をクリックして作成処理を開始します。

実行可能ファイルの作成が始まります。完了したら「完了」をクリックしてIExpressウィザードを閉じましょう。

作成されたEXEファイルは、先ほど指定した保存先フォルダ内にあります。

以上で作業は完了です!
サードパーティ製ツールでPS1をEXEに変換する
おまけ:IExpress以外にも、以下のようなサードパーティ製ツールを使えば、PowerShell(PS1)ファイルを.exeファイルに変換できます。
- PS2EXE – Microsoftが提供するPowerShellスクリプト。
- F2KO Ps1 To Exe – 多言語対応の無料デスクトップアプリケーション。Windows OS上で動作します。
- F2KO Online Converter – ポータブル版スタンドアロンアプリ「Ps1 To Exe」に付属するWebアプリケーション版。
- PowerGUI Script Editor – デスクトップアプリケーション。
- PowerShell Studio – PowerShell GUIツールの視覚的な作成、マルチファイル・単一ファイルのデバッグ、MSIインストーラーの作成、スクリプトパフォーマンスの監視など、多彩な機能を備えたソフトウェア。
- ISE Steroids 2.0 Enterprise – デスクトップアプリケーション。標準のPowerShellエディターに搭載されているISE機能を拡張します。
これらのツールはいずれも比較的簡単に扱えます。たとえばPS2EXEを使う場合、まずダウンロードしてzipファイルの内容を展開します。あとはPS2EXEを実行し、変換したいスクリプトを指定して、出力するEXEファイルの名前を決めるだけで変換が完了します。
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