Windows 11/10でWin+Xパワーユーザーメニューに項目を追加する方法
この記事では、Windows 11/10のWin+Xメニュー(パワーユーザーメニュー)に項目を追加する方法を詳しく解説します。例として、WinXパワーユーザーメニューに「シャットダウン」と「再起動」のオプションを追加する手順をご紹介します。
更新情報:最新のWindowsでは、WinXパワーメニューからシャットダウン、再起動、スリープ、休止状態を直接実行できるようになっています。
パワーユーザーメニューは「WinXメニュー」「Win+Xメニュー」「Windowsツールメニュー」とも呼ばれています。Winキー+Xキーを押すか、スタートボタンを右クリックすることで表示できます。頻繁に使うショートカットを自由に追加できますが、ここではシャットダウンと再起動のオプションを追加する方法に焦点を当てて解説します。同じ手法は他のアプリのショートカット追加にも応用可能です。パワーユーザーメニューへのショートカット追加は一般的な操作ではないため、その仕組みから順を追って理解していきましょう。
Win-Xメニューに項目を追加する方法
作業を始める前に、万一のトラブルに備えてシステムの復元ポイントを作成しておくことを強くおすすめします。
パワーユーザーメニュー(WinXメニュー)の構造
パワーユーザーメニューを注意深く観察すると、区切り線で3つのグループに分かれていることがわかります。各グループのショートカットは専用フォルダに保存されています。まず、エクスプローラーで隠しファイルを表示できるように設定しましょう。エクスプローラーのツールバーから「表示」タブをクリックし、「隠しファイル」にチェックを入れます。

次に、エクスプローラーで C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows\WinX へ移動します。「ユーザー名」の部分はご自身のアカウント名に置き換えてください。

または、エクスプローラーのアドレスバーに %LOCALAPPDATA%\Microsoft\Windows\WinX\ と入力してEnterキーを押せば、WinXフォルダへ直接アクセスできます。

フォルダ内には「Group1」「Group2」「Group3」という3つのサブフォルダがあります。それぞれの内容を見てみましょう。
Group 1 の内容:

Group 2 の内容:

Group 3 の内容:

パワーユーザーメニューの項目と、各グループフォルダ内のショートカットの対応関係がお分かりいただけるでしょう。メニュー上の3つのセクションは、区切り線で分けられた3つのグループに対応しています。メニューの各項目は、各グループフォルダ内のショートカット(.lnk)ファイルによって実行されています。

ショートカットを別のグループへ移動して並べ替えることもできますし、「Group4」という新しいフォルダを作成して一部のショートカットを移すことも可能です。
関連記事:WinXメニューにコントロールパネルを表示する方法
WinXメニューにシャットダウン・再起動オプションを追加する
ここで重要な注意点があります。新しいグループにシャットダウンや再起動のショートカットを置けば表示されると思いがちですが、実はそう簡単にはいきません。新しいショートカットの追加や既存項目の編集は、そのままでは行えません。Microsoftは、ユーザーがこのメニューにショートカットを詰め込んだり、スタートメニューの代わりにしたりすることを想定していないようです。新しいグループにショートカットを追加しても、そのままでは表示されません。Microsoftは承認済みのショートカットのみを表示する仕組みを採用しており、ハッシュアルゴリズムによって承認を判定しています。この承認を通すためにシステムの核心ファイルを改変することも技術的には可能ですが、推奨されません。
Hashlnkツールをダウンロードする
そこで役立つのが、「Within Windows」ブログが公開しているツールです。このツールを使えば、ショートカットに「承認済み」の印を付けることができます。HashlnkツールはGitHubからダウンロードできます。
それでは、シャットダウンと再起動のショートカットを作成する手順を始めましょう。ここでは、C:\Windows\System32 フォルダにある Shutdown.exe を使用します。Shutdown.exe を右クリックして「ショートカットの作成」を選択します。

Windowsがデスクトップへのショートカット作成を提案してくるので、「はい」を選択します。

デスクトップに作成されたショートカットを右クリックし、「プロパティ」を選択してプロパティ画面を開きます。「リンク先」の末尾に「/s /t 0」を追加します。そしてショートカット名を「Shutdown」に変更します。

同様に、もうひとつShutdown.exeのショートカットを作成し、「リンク先」の末尾に「/r /t 0」を追加して、ショートカット名を「Restart」に変更します。

実際に行っているのは、shutdownコマンドの各種オプションに合わせたパラメータの指定です。コマンドプロンプトで「shutdown /?」と入力すれば、利用可能なオプションの一覧を確認できます。

これでシャットダウン用と再起動用の2つのショートカットが完成しました。拡張子は .lnk です。次に、Hashlnkツールを使ってこれらのショートカットを「承認済み」にします。2つのショートカットを、Hashlnkツールを展開したフォルダへ移動してください。

次に、そのフォルダ内でShiftキーを押しながら右クリックし、コンテキストメニューからコマンドウィンドウを開くオプションを選択して、そのフォルダでコマンドプロンプトを開きます。(最近のWindows 10/11では「PowerShellウィンドウをここで開く」と表示される場合がありますが、以降のコマンドは同じように実行できます。)

続いて「hashlnk ショートカット名.lnk」というコマンドを実行します(「ショートカット名」は実際のファイル名に置き換えてください。ここではShutdown.lnkとRestart.lnkです)。正常に処理されると、以下のようなメッセージが表示されます。

最後に、WinXフォルダ内に「Group4」という新しいフォルダを作成し、そこへ2つのショートカットを移動します。これでGroup1〜3に加えてGroup4ができあがり、Group4には作成・承認済みのシャットダウンと再起動のショートカットが格納されます。

この時点でWinXメニューを開いても、新しいショートカットはまだ表示されません。PCを再起動すると表示されるようになります。再起動後、作成したGroup4の内容と、シャットダウン・再起動のショートカットが確認できるはずです。(ヒント:PC全体を再起動しなくても、タスクマネージャーを開いて「Windowsエクスプローラー」のプロセスを右クリックし、「再起動」を選択すれば反映されます。)
これで、パワーユーザーメニューのショートカットを使ってWindowsをシャットダウン・再起動できるようになりました。
任意のショートカットをWin+Xパワーユーザーメニューに追加する
以上が、WinXパワーユーザーメニューに項目を追加する方法です。この手法を使えば、よく使うアプリのショートカットも同じ要領で追加できます。前述のとおり、作業の前に必ずシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
ちなみに、WindowsのWin+Xメニューの項目名を変更することもできるのをご存じでしたか?
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