コマンドプロンプトでドライブパーティションを表示・非表示にする方法【Diskpart活用】
個人的なデータを他人に見られたくないと考えるのは自然なことです。フォルダにロックをかけたり、オンラインストレージにアップロードしたりする方法もありますが、実はパーティション(ドライブ)ごと完全に隠してしまうという手段があります。大げさに感じるかもしれませんが、アクセスされたくないファイルが大量にある場合には、これほど確実な方法はありません。
この記事では、Windowsのコマンドプロンプト(Diskpartツール)を使って、ドライブパーティションを非表示にしたり、再び表示させたりする手順を詳しく解説します。
コマンドプロンプトでパーティションを非表示・再表示する
パーティションを隠す方法はいくつかありますが、ここではコマンドプロンプトから操作する方法に絞って紹介します。使用するのは「Diskpart」というディスク管理ツールで、こちらもコマンドラインインターフェースを備えています。
注意:Diskpartは非常に強力なツールです。ドライブの完全な管理が可能で、パーティションの削除など取り返しのつかない操作も行えます。今回の「非表示」操作自体はデータを削除しないためいつでも元に戻せますが、入力するコマンドは慎重に確認してから実行してください。
基本となるDiskpartコマンド一覧
- diskpart – Diskpartコンソールを起動する
- list volume – コンピューター上のすべてのボリュームを表示する
- select volume #番号 – 非表示にしたいボリュームを選択する
- remove letter #ドライブ文字 – 選択したボリュームからドライブ文字を削除する
- assign letter #ドライブ文字 – 選択したボリュームにドライブ文字を割り当てる
手順1:管理者権限でコマンドプロンプトを開く
まず、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。「Win + R」キーで「ファイル名を指定して実行」を開き、「cmd」と入力します。その状態で Shift + Enter を同時に押すと、管理者として実行できます。UAC(ユーザーアカウント制御)のダイアログが表示されたら、「はい」を選択してください。

手順2:Diskpartを起動してボリューム一覧を表示する
次のコマンドを入力し、Enterキーを押してDiskpartコンソールを起動します。
diskpart
コマンドプロンプトに表示されていたパスの部分が「DISKPART>」に変われば成功です。続いて、以下のコマンドを入力して、エクスプローラーから見えるすべてのパーティションを一覧表示します。
list volume
エクスプローラーを開いて「PC」画面と見比べると分かりやすいでしょう。Diskpartの結果にある「ラベル」列は、実際のドライブ名と一致しています(文字数制限で途中までしか表示されない場合もあります)。ドライブ文字で判別することも可能です。

手順3:非表示にしたいボリュームを選択する
特定のドライブに対して操作を行うには、まず対象のボリュームを選択する必要があります。ここでは例として、「Backup」というラベルの付いたDドライブ(Volume 2)を非表示にしてみましょう。自分の環境に合わせて番号を読み替え、以下のように入力します。
select volume 2

手順4:ドライブ文字を削除して非表示にする
仕組みとしてはシンプルで、ドライブ文字が割り当てられていないパーティションはアクセスできなくなります。ドライブをフォーマットすると最後に必ずドライブ文字が割り当てられるのは、このためです。以下のコマンドでドライブ文字(ここではD)を削除します。
remove letter D
コマンドの実行が完了すると、成功を示すメッセージが表示されます。エクスプローラーを確認すると、どこからもそのドライブが見えなくなっているはずです。技術的には、パーティションが「マウント解除」された状態になっています。

手順5:パーティションを再表示する
隠したパーティションを元に戻すには、再度マウントしてドライブ文字を割り当てます。他のドライブで使われていないアルファベットであれば、どの文字でも自由に指定できます。時間が経ってから作業する場合は最初の手順からやり直し、直後であれば最後のコマンドだけで十分です。
list volume select volume 2 assign letter J

Diskpartを終了する
作業が完了したら「exit」と入力すれば、通常のコマンドプロンプト画面に戻ります。さらに終了する場合は、もう一度「exit」と入力するかウィンドウを閉じてください。
以上、コマンドプロンプトを使ってドライブパーティションを非表示にする方法でした。重要なデータの保護やプライバシー対策として、ぜひ活用してみてください。
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