Windows 10のタスクマネージャー「スタートアップ」タブに表示される「Program」とは?安全性と削除・修正方法を解説
Windows 10でタスクマネージャーを開き、「スタートアップ」タブを確認すると、サインイン時に自動的に起動するよう登録されているプログラムの一覧が表示されます。しかし、その一覧の中に、アイコンが空白で発行元情報もない、単に「Program(プログラム)」という名前だけの不明な項目が表示されることがあります。この記事では、この「Program」という項目が何を意味するのか、そして安全に取り扱えるのかについて詳しく解説します。

タスクマネージャーの「Program」という項目の正体は?
スタートアップタブに表示される正体不明の「Program」という項目は、多くの場合、以下の2つの条件が同時に満たされていることで発生します。
- スタートアップ項目が参照しているファイルが、「Program Files」フォルダ内に存在しない、または無効である。
- そのスタートアップ項目に対応するレジストリ値のデータが、二重引用符(ダブルクォーテーション)で囲まれていない。
つまり、Windowsが起動すべき実行ファイルのパスを正しく認識できず、ファイル名の代わりに「Program」という汎用的な名前で表示されてしまうのです。
「Program」項目の正体を特定する方法
スタートアップタブにある「Program」項目を特定し、不要なエントリを取り除くには、以下の手順に従ってください。
- タスクマネージャーを開きます(Ctrl + Shift + Escキー)。
- 「スタートアップ」タブを選択します。
- 列見出し(「名前」など)を右クリックします。
- 表示されたコンテキストメニューから、「スタートアップの種類」と「コマンド ライン」の2つのオプションを有効にします。
これら2つの列を有効にすると、「Program」と表示されている項目の完全なパスとコマンドラインが確認でき、その項目の出所を把握できるようになります。
無効なスタートアップ項目を削除する場合
確認した結果、指定されたフォルダ内に対象のプログラム(.exe)ファイルが存在しない場合は、それは無効または孤立したスタートアップエントリですので、タスクマネージャーから安全に削除して問題ありません。
スタートアップエントリは、以下のいずれかのレジストリ場所に登録されています。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
また、タスクマネージャーで「無効」に設定したスタートアップ項目は、以下のレジストリ場所に保存されます。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\StartupApproved\Run
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\StartupApproved\Run
ファイルが存在する場合の修正方法
一方、指定されたフォルダ内にプログラム(.exe)ファイルが実際に存在する場合(これはまれです)は、以下の手順でレジストリ値を修正します。
レジストリ操作を行うため、事前にレジストリのバックアップを取るか、システムの復元ポイントを作成しておくことを強くおすすめします。準備ができたら、以下の手順に進んでください。
- Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログボックスに regedit と入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。
- 上記で紹介した各Runレジストリキーへ移動します。
- それぞれの場所で、右側のペインから該当するスタートアップエントリを探します。
- エントリをダブルクリックして、プロパティを編集します。
- プロパティダイアログの「値のデータ」欄で、ファイルパスの両端に二重引用符(")を追加します。
- 「OK」をクリックするかEnterキーを押して、変更を保存します。
- レジストリエディターを終了します。
これらの手順を完了すると、スタートアップ項目は「Program」ではなく、実際の.exeファイル名で表示されるようになります。
以上で作業は完了です!
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