Windows 11/10のクレデンシャルマネージャーから資格情報をすべて一括削除する方法
Windowsのパスワードが特定のデバイスでのみ認証エラーになることはありませんか?たとえば、Windows 10デバイスではパスワードが通らないのに、他のすべてのデバイスでは同じパスワードで問題なくログインできる——そんなケースです。これは、クレデンシャルマネージャーに保存された古い、あるいは誤った資格情報が原因であることがよくあります。
この記事では、バッチファイルを使ってWindows 11/10のクレデンシャルマネージャーから資格情報をすべて一括削除する方法を解説します。個別に削除する手間を省き、短時間で環境をリセットしたい場合に非常に便利なテクニックです。
クレデンシャルマネージャーとは?
クレデンシャルマネージャーは、ユーザー名やパスワードなどのログイン情報をデジタルライブラリとして保管し、必要に応じて自動入力してくれるWindowsの標準機能です。Webサイトやアプリのログイン情報のほか、ネットワーク接続用の資格情報もここに保存されます。
保存される資格情報は、以下の4つのカテゴリに分類されています。
1. Windows資格情報(Windows Credentials)
Windowsおよびそのサービスのみが使用する資格情報です。たとえば、ネットワーク上の別のPCの共有フォルダへの自動ログオンや、ホームグループ参加時のパスワード管理などに使われます。誤ったログイン情報を入力すると、Windowsはそれを記憶してしまい、アクセスに失敗し続けることがあります。その場合は、該当する資格情報を編集または削除すれば解決します。
2. 証明書ベースの資格情報(Certificate-Based Credentials)
スマートカードと組み合わせて使用される資格情報で、主に複雑な企業ネットワーク環境で利用されます。一般のユーザーが使うことはほとんどなく、このセクションは空になっているのが普通です。
3. 汎用の資格情報(Generic Credentials)
インストールしたアプリが定義・利用する資格情報で、特定のリソースへのアクセス許可を得るために使われます。OneDrive、Slack、Xbox Network(旧Xbox Live)などが代表例です。
4. Web資格情報(Web Credentials)
Windows、Skype、Internet Explorer、その他Microsoft製アプリによって保存されたWebサイトのログイン情報です。Windows 10および8.1に存在するカテゴリで、Windows 7にはありません。
バッチファイルで全資格情報を一括削除する手順
資格情報はコントロールパネルから個別に削除することもできますが、数が多い場合は面倒です。そこで、GitHubで公開されているバッチファイルを作成して実行すれば、すべての資格情報をまとめて消去できます。手順は以下の通りです。
- Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「notepad」と入力してEnterキーを押し、メモ帳を起動します。
- 以下のコードをコピーしてテキストエディタに貼り付けます。
@echo off cmdkey.exe /list > "%TEMP%\List.txt" findstr.exe Target "%TEMP%\List.txt" > "%TEMP%\tokensonly.txt" FOR /F "tokens=1,2 delims= " %%G IN (%TEMP%\tokensonly.txt) DO cmdkey.exe /delete:%%H del "%TEMP%\List.txt" /s /f /q del "%TEMP%\tokensonly.txt" /s /f /q echo All done pause
- ファイルに任意の名前を付け、拡張子を .bat として保存します(例:ClearCREDS.bat)。保存先はデスクトップがおすすめです。「ファイルの種類」ボックスで「すべてのファイル」を選択するのを忘れないようにしてください。
あとは、保存したバッチファイルを管理者権限で実行するだけです。ファイルを右クリックし、コンテキストメニューから「管理者として実行」を選択します。スクリプトが実行されると、クレデンシャルマネージャー内の資格情報がすべて削除されます。
補足:自動実行の設定も可能
タスクスケジューラを使えば、このバッチファイルをWindows 11/10で定期的に自動実行させることもできます。ただし、削除した資格情報は復元できないため、重要なパスワードを事前に控えておくか、ブラウザのパスワード管理機能などでバックアップしておくことをおすすめします。
以上で完了です!
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