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RAM故障の主な兆候とは?故障したメモリをチェック・診断する方法を解説

RAM(メインメモリ)はパソコンに不可欠な部品です。アプリやソフトウェアを実行するためにCPUが必要とする計算データを一時的に保存する揮発性メモリであり、RAMが故障するとパソコンは正常に動作しなくなります。実は、システムのRAMが寿命を迎えつつあることを示す兆候がいくつか存在します。この記事では、RAM故障の代表的な症状と、そのチェック方法について詳しく解説します。

RAM故障の主な兆候とは?故障したメモリをチェック・診断する方法を解説

RAM故障の兆候とは?

以下のような症状が見られたら、パソコンのRAMに異常が起きている可能性があります。

  1. パフォーマンスの低下
  2. 不定期な再起動(ランダムな再起動)
  3. 頻繁なBSODエラー(ブルースクリーン)
  4. 搭載RAM容量が正しく表示されない
  5. ビデオカードが認識されない

1. パフォーマンスの低下

システムの動作が徐々に遅くなるのは、最もよく見られるRAM故障の症状の一つです。電源を入れた直後は快適に動作するのに、使用を続けるうちに動きが鈍くなってきた場合は、RAMの故障が疑われます。ただし、動作の遅さには他の要因も考えられます。例えば、不具合を起こしているプログラムの存在や、大量のRAMを消費する重いソフトウェアを複数同時に起動しているケースなどです。

では、RAMが正常かどうかを見分けるにはどうすればよいのでしょうか。インストール済みのほとんどのアプリやソフトウェアが頻繁にクラッシュしたり、起動や読み込みに通常より長い時間がかかったりする場合は、RAM不良が原因である可能性が高いといえます。加えて、その他の不具合も併発することが多いのが特徴です。

2. 不定期な再起動

警告メッセージも表示されずにパソコンが突然再起動する場合、RAMの故障が疑われます。ただし、ハードディスク(HDD/SSD)が破損している場合にもランダムな再起動は発生します。ハードディスクに問題がないことが分かっているのに再起動が頻発する場合、特にデスクトップ画面が表示された直後に再起動するようなケースでは、不良RAMのサインと判断できます。

3. 頻繁なBSODエラー

BSOD(ブルースクリーン)エラーは、ソフトウェアの破損やハードウェアの故障など、さまざまな原因で発生するため、必ずしもRAM不良を意味するわけではありません。例を挙げてみましょう。特定のソフトウェアを起動するたびに毎回BSODエラーが表示されるなら、ハードウェアではなくそのソフトウェア自体が原因である可能性が高いです。一方、新しいアプリやソフトウェアのインストール時などにシステムが頻繁にクラッシュする場合は、RAMが損傷している可能性を疑いましょう。

4. 搭載RAM容量が正しく表示されない

RAM故障の典型的な症状の一つが、実際の搭載量よりも少ないメモリ容量がシステムに表示される現象です。搭載されているRAMの容量は簡単に確認できますが、確認手順はWindowsのバージョンによって多少異なります。RAMに不具合があると、システムは本来の容量より少ないメモリ量を表示します。

5. ビデオカードが認識されない

パソコンの電源投入時に「ピッ」というビープ音を聞いたことがある方も多いでしょう。起動時にビープ音が1回鳴るのは、ビデオカードが正常に認識されたことを示す合図です。しかし、ビデオカードの読み込みに失敗している場合は、このビープ音が鳴らず、代わりに警告メッセージが表示されます。この問題の原因は、システムのRAMまたはビデオカードのいずれかに欠陥があることです。

関連記事:Windows 10のメモリダンプ設定について

RAMが故障しているか確認する方法

上記のような問題が発生している場合、システムのRAMに不具合が生じている可能性があります。しかし、適切な診断を行わずに断定することはできません。以下の2つの方法で問題を切り分けましょう。

  1. RAMを掃除して再度挿し直す
  2. Windowsメモリ診断ツールを実行する

1. RAMを掃除して挿し直す

汚れや腐食が付着したRAMも、パソコンにさまざまなエラーを引き起こします。不良RAMの兆候が見られる場合は、まずRAMをスロットから取り外し、表面の状態を確認しましょう。汚れや腐食が見つかったら、清掃を行います。腐食の除去にはイソプロピルアルコール(IPA)が効果的です。

清掃後、RAMをスロットに確実に挿し直し、前述の問題が再発するかどうかを確認してください。

2. Windowsメモリ診断ツールを実行する

Windows 10には、Windowsメモリ診断というツールが標準搭載されており、システムのRAMのエラーを自動的にチェックできます。

ツールを起動するには、「コントロールパネル > システムとセキュリティ > 管理ツール > Windowsメモリ診断」の順に移動し、ダブルクリックして実行します。画面にプロンプトが表示されたら、「今すぐ再起動し、問題を検出する」を選択してください。

診断処理にはある程度の時間がかかります。完了するとシステムは自動的に再起動され、メモリ診断の結果はWindowsイベントビューアーから確認できます。そのため、テスト中に画面を見守る必要はなく、並行して別の作業を進めても問題ありません。

イベントビューアーでRAMチェックの結果を確認する手順は以下の通りです。

RAM故障の主な兆候とは?故障したメモリをチェック・診断する方法を解説

  1. Windowsの検索ボックスに「イベントビューアー」と入力し、表示されたアプリをクリックして起動します。
  2. 左側ペインの「Windowsログ」を展開し、「システム」をクリックします。すべてのWindowsログが読み込まれるまで待ちます。
  3. 右側ペインの「検索」をクリックすると、ポップアップウィンドウが開きます。
  4. ウィンドウに「MemoryDiagnostic」と入力し、「次を検索」をクリックします。メモリ診断の結果が表示されます。

以上で確認作業は完了です。ご不明な点があれば、ぜひお知らせください。

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