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Windows 11/10でWinSxSフォルダーを安全にクリーンアップする3つの方法

意外と知られていないのですが、Windows 11/10/8.1/8ではWinSxSフォルダーを安全にクリーンアップすることができます。さらに、タスクスケジューラを使えば、このクリーンアップ処理を自動化することも可能です。

WinSxSとは「Windows Side By Side」の略で、複数のアプリケーションから共有されるライブラリが格納される、Windowsネイティブのアセンブリキャッシュです。いわばWindowsコンポーネントストアのファイルを保存しておく場所であり、システムの安定動作に欠かせない重要なフォルダーです。

Windowsユーザーからよく寄せられる質問として、「WinSxSフォルダーのサイズを減らす方法はあるのか?」「WinSxSフォルダーを削除してもいいのか?」「別のドライブに移動できるのか?」といったものがあります。結論から言えば、フォルダーの削除や移動はNGです。

WinSxSフォルダーのクリーンアップについて

Windows 11/10/8.1/8では状況が大きく改善されました。Windowsは自動的にWinSxSフォルダーのサイズを縮小するようになっています。具体的には、新しいコンポーネントに置き換えられた古いパッケージをアンインストール・削除するなどの内部プロセスが働きます。以前のバージョンのコンポーネントも一定期間保持された後、自動的に削除される仕組みです。

なお、Windows 8.1以降ではDISM.exeに新しいコマンドラインオプション「/AnalyzeComponentStore」が追加されました。このコマンドを実行すると、WinSxSフォルダーを分析し、「コンポーネントストアのクリーンアップが推奨されるかどうか」を判定してくれます。

Windows 11/10/8には、WinSxSフォルダー(Windowsコンポーネントストア含む)をクリーンアップする方法がいくつか用意されています。ファイルの圧縮やパッケージの削除などが行われますが、ここでは代表的な3つの方法を紹介します。

方法1:StartComponentCleanupタスクを使用する

StartComponentCleanupは、Windows 8で導入されたタスクで、システムが使用されていない時間帯にコンポーネントを定期的に自動クリーンアップします。OSによってトリガーされると自動的に実行され、その際は更新されたコンポーネントのインストール後、少なくとも30日間待ってから旧バージョンをアンインストールします。

手動で実行するには、タスクスケジューラを開き、以下のタスクへ移動します。

Task Scheduler Library\Microsoft\Windows\Servicing\StartComponentCleanup

右側のペインにある「選択した項目」の下に表示される[実行]をクリックすると、StartComponentCleanupタスクが開始されます。

実行すると、TiWorker.exe(Windows Modules Installer Worker)というプロセスが起動します。開始の確認ダイアログは表示されませんが、タスクマネージャーで確認できます。ノートPCの場合、排気口から熱気が吹き出すのも体感できるでしょう。デフォルト設定では、Windows 10/8においてこのタスクが1時間以上実行されると自動的に終了します。手動で終了したい場合は[終了]をクリックしてください。「このタスクのすべてのインスタンスを終了しますか?」という確認画面が表示されたら、[はい]を選択します。

このタスクは手動で実行してもよいですし、タスクスケジューラでトリガーを設定して、たとえば毎月自動的に実行されるようスケジュールすることもできます。

また、管理者権限のコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して、StartComponentCleanupタスクを実行することもできます。

schtasks.exe /Run /TN "\Microsoft\Windows\Servicing\StartComponentCleanup"

成功すれば、「SUCCESS」というメッセージが返されます。

方法2:DISM(展開イメージのサービスと管理)を使用する

DISMを使うと、Windowsの機能、パッケージ、ドライバーなどの構成や更新が可能です。Dism.exeの/Cleanup-Imageパラメーターを使用すると、WinSxSフォルダーのサイズを縮小するための高度なオプションが利用できます。

A) /StartComponentCleanupパラメーターを使う

稼働中のWindows上でDism.exeの/StartComponentCleanupパラメーターを使用すると、タスクスケジューラでStartComponentCleanupタスクを実行した場合と同様の結果が得られます。

管理者権限のコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。

Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup

B) /ResetBaseスイッチを組み合わせる

/StartComponentCleanupパラメーターに/ResetBaseスイッチを組み合わせると、コンポーネントストア内の全コンポーネントについて、置き換えられたすべての旧バージョンを削除できます。

Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup /ResetBase

C) /SPSupersededパラメーターを使う

Service Packが占有しているディスク容量を減らしたい場合は、/SPSupersededパラメーターを使用します。これにより、Service Packのアンインストールに必要なバックアップコンポーネントが削除されます。

Dism.exe /online /Cleanup-Image /SPSuperseded

注意:このコマンドを実行すると、既存のService Packや更新プログラムをアンインストールできなくなります。

方法3:ディスククリーンアップツールを使用する

一般のホームユーザーには、ディスククリーンアップツールの利用をおすすめします。ディスククリーンアップを開き、[システムファイルのクリーンアップ]ボタンをクリックします。[Windows Update のクリーンアップ]というオプションが表示されるので、チェックを入れてください。これにより、コンポーネントストアのサイズを縮小できます。

なお、Windows 7ユーザーも、ディスククリーンアップツールの「Windows Update のクリーンアップ」オプションを利用できるようになりました。

クリーンアップ時の注意点

最後に重要な注意事項です。WinSxSフォルダー内のファイルを直接削除したり、フォルダー自体を削除したりすると、システムが破損して起動できなくなる恐れがあります。また、Windowsコンポーネントのインストール・アンインストール・更新ができなくなる可能性もありますので、細心の注意を払ってください。

一般的なWindowsユーザーの方は、まずシステムの復元ポイントを作成してから、上記の方法1または方法3を試すことをおすすめします。方法2(DISM)は、上級者向けの手法です。

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