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Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

複数人で共有しているパソコンでは、ハードディスクの容量が写真・動画・ゲームなどのデータですぐに埋まってしまうことがあります。たとえば、自宅の2TB HDDを4人で共有している場合、個人用の写真や動画、映画、ゲームなどであっという間に使用率80%に達してしまうことも珍しくありません。中には他のユーザーよりも大幅に多くの容量を使う人が現れ、公平性の面で問題になることもあるでしょう。

そんなときに役立つのがWindowsのディスククォータ機能です。パーティション(ボリューム)ごと、またはユーザーごとに保存できる容量の上限を設定でき、特定のユーザーがディスク容量を独占するのを防げます。

設定前の注意点

ディスククォータは思ったより簡単に設定できますが、有効化する前に以下の点を押さえておきましょう。

1. クォータを設定できるのは個別のパーティション(ボリューム)単位、およびユーザー単位のみです。特定のフォルダーやPC全体に対してクォータを設定することはできません。

2. すでにファイルを保存しているユーザーに対してクォータを作成した場合、Windowsが各ユーザーのストレージ使用量をスキャンして更新するまで、そのクォータは一時的に無効になります。通常、Windowsは約1時間ごとにシステムをスキャンして使用量を更新します。

Windowsでディスククォータを設定する手順

手順1: まず、クォータを設定したいパーティションまたはドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

手順2: プロパティウィンドウの「クォータ」タブを開き、「クォータ設定の表示」ボタンをクリックします。ここでディスククォータの作成と管理を行います。

Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

手順3: 「クォータ管理を有効にする」にチェックを入れると、詳細設定が表示されます。

手順4: パーティション全体に対して一律の上限を設けたい場合は、「ディスク領域の制限」を選択し、このボリューム上の全ユーザー共通の容量上限を入力します。その下の欄には警告レベルも設定できます。たとえば、全ユーザーの上限を50GBに設定し、40GBに達した時点で警告を表示する、といった構成が可能です。

手順5: 上限に達したユーザーにそれ以上の書き込みを許可しない(ハードリミットにする)場合は、「クォータ制限を超えるユーザーにディスク領域を与えない」にチェックを入れます。また、「このボリュームのクォータログオプションを選択する」の項目でチェックを入れると、クォータ関連のイベントをイベントログに記録することもできます。設定が完了したら「OK」をクリックして変更を保存します。

Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

特定のユーザーだけにクォータを設定する方法

すべてのユーザーではなく、特定のユーザーにのみ容量制限をかけたい場合は、次の手順で個別に設定できます。

手順1: クォータ設定画面の「クォータエントリ」ボタンをクリックします。

手順2: クォータエントリウィンドウで、メニューの「クォータ」から「新しいクォータエントリ」を選択します。

Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

手順3: ユーザー名を入力し、「名前の確認」ボタンをクリックすると、正しいユーザーオブジェクト名が自動補完されます。その後「OK」をクリックしてユーザー名を確定します。

Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

手順4: 次のウィンドウで「ディスク領域の制限」を選択し、対象ユーザーの容量上限と警告レベルを入力して「OK」をクリックすれば設定完了です。

Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

ユーザーのストレージクォータを削除する方法

ユーザーの容量制限を解除する前に、データ損失を避けるため、まず対象ユーザーのデータを別のフォルダーやドライブへ移動しておくことをおすすめします。その上で、安全にユーザー別のクォータを削除できます。

手順1: クォータエントリウィンドウを開き、対象ユーザーを右クリックして「削除」を選択します。

Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

手順2: 対象ユーザーがそのパーティション内にまだファイルやフォルダーを持っている場合、Windowsはそれらの一覧を表示します。クォータを削除する前に、これらのファイルを削除するか、所有権を取得するかを選べます。後から必要なファイルをじっくり選びたい場合は、所有権の取得がおすすめです。一覧からすべてのファイルとフォルダーを選択し、「所有権の取得」ボタンをクリックしてください。

Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

手順3: 一覧からファイルやフォルダーが消えたら、「閉じる」ボタンをクリックします。これでユーザーのストレージ制限の削除は完了です。

Windowsでユーザーがハードディスクの空き容量を使い切れないようにする方法(ディスククォータ設定)

なお、ディスククォータ機能はNTFS形式のボリュームでのみ利用可能です。FAT32やexFATでフォーマットされたドライブでは設定できないので注意しましょう。家族や職場でPCを共有している方は、ぜひこの機能を活用してストレージ容量を公平に管理してみてください。実際に試した感想や体験談があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください。

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