Windows 10のアップデートを延期・一時停止する方法【設定アプリで簡単に】
Windows 10を使用している方ならご存じの通り、OSは機能更新プログラムもセキュリティ更新プログラムも、すべて自動的にダウンロード・インストールします。これにより、常に最新のWindows 10ビルドを維持できるのがメリットです。
しかし、互換性の問題やアップデートに含まれるバグ、低速なインターネット回線など、さまざまな理由から、更新プログラムを延期したり、一定期間完全に一時停止したいケースもあります。理由が何であれ、Creators Update以降のWindows 10なら、標準機能だけで更新プログラムの延期や一時停止が可能です。本記事では、その具体的な手順を詳しく解説します。
はじめに確認しておきたい注意点
1. 更新プログラムの一時停止・延期機能を利用するには、Windows 10 Creators Update(バージョン1703)以降がインストールされている必要があります。また、この機能はWindows 10 Homeエディションでは利用できませんのでご注意ください。
2. 操作には管理者権限を持つユーザーアカウントが必要です。標準ユーザーアカウントでログインしている場合は、あらかじめ管理者アカウントに切り替えておきましょう。
Windows 10でアップデートを延期・一時停止する手順
更新プログラムの延期や一時停止には、コマンドプロンプト、PowerShell、レジストリエディター、グループポリシーエディターなどの専門ツールは一切不要です。設定アプリでボタンを数か所切り替えるだけで完了します。
1. 設定アプリを開く
まず、「Win + I」キーを同時に押してWindows 10の設定アプリを起動します。あるいは、アクションセンターを開き、「すべての設定」をクリックしても同じ画面にアクセスできます。

2. 「更新とセキュリティ」を選択
設定アプリを下方向へスクロールし、「更新とセキュリティ」をクリックします。ここには、Windows Update関連のトラブルシューティングやセキュリティ設定がまとめられています。

3. 「詳細オプション」を開く
左側のパネルで「Windows Update」を選択し、右側のパネルにある「詳細オプション」というリンクをクリックします。

「更新プログラムをインストールする時期を選択する」の各項目について
詳細オプション画面の「更新プログラムをインストールする時期を選択する」セクションには、次の3つの設定項目が用意されています。
ブランチの選択(Branch Selection)
Current Branch(半期チャネル)を選ぶと、大多数のユーザーがインストールする一般的な更新プログラムを受け取れます。一方、Current Branch for Business(半期チャネル(ターゲット))はより保守的なチャネルで、入念な検証を経た更新プログラムのみを配信します。安定性を最優先したい企業や教育機関の環境では特に有用な選択肢です。筆者の場合は、デフォルト設定のまま使用しています。
機能更新プログラム(Feature Updates)
機能更新プログラムには、Windowsの新機能や性能向上、各種改善が含まれます。この更新は最大365日まで延期可能です。最初のドロップダウンメニューから希望の日数を選択するだけで設定できます。筆者は45日に設定しており、期限を過ぎると自動的にダウンロード・インストールされます。
品質更新プログラム(Quality Updates)
品質更新プログラムには、セキュリティ修正やパッチが含まれています。重要度が高いため、延期できるのは最大30日までとなっています。こちらも同様に、ドロップダウンメニューから日数を選ぶだけです。筆者は10日に設定しましたが、セキュリティ更新プログラムはできるだけ早く適用することを強くおすすめします。

アップデートを完全に一時停止する方法
更新プログラムを一時的に完全停止したい場合は、画面を下にスクロールし、「更新を一時停止する(Pause Updates)」セクションのスイッチをオンにします。この機能では最大35日間、すべての更新を停止できます。なお、一度一時停止すると、停止中の更新プログラムをインストールするまで、このオプションを再び使うことはできない点に注意してください。

以上で設定は完了です。更新プログラムの延期や一時停止は、業務環境での互換性確認や、通信量を抑えたい場合などに役立つ便利な機能です。実際に試してみた感想や体験談があれば、ぜひコメント欄で共有してください。
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