Windowsでユーザーにパスワードルールを適用する方法(グループポリシー設定ガイド)
複数のユーザーアカウントやPCを管理しているWindows管理者なら、弱いパスワードによるリスクからコンピューターを守るために、「パスワードの複雑さ」や「有効期限」といったパスワードルールを強制したいと考えることがあるでしょう。強力なパスワードを使用し、定期的に変更することは、システムの整合性を保つための基本的な対策の一つです。実際、多くのオンライン・オフラインサービスでも同様のパスワードルールが採用され、ユーザーと情報の安全が守られています。
Windowsでも、システムの奥深くにある構成設定を使えば、同じようなパスワードルールを適用できます。この記事では、Windowsのユーザーに対してパスワードルールを強制する方法を詳しく解説します。
ユーザーにパスワードルールを適用する手順
Windowsユーザーにパスワードルールを適用するには、「ローカルグループポリシーエディター」を使用します。まず、キーボードの「Win + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、gpedit.mscと入力してEnterキーを押しましょう。これでグループポリシーエディターが起動します。

パスワードポリシー画面を開く
グループポリシーエディターが開いたら、以下のポリシーへ移動します。
コンピューターの構成 -> Windowsの設定 -> セキュリティの設定 -> アカウントポリシー -> パスワードのポリシー

この画面では、パスワードの複雑さ、有効期限、保存に関する履歴など、さまざまなパスワードルールを設定できます。
パスワードの複雑さの要件を有効にする
ユーザーのパスワードに複雑さの要件を満たさせたい場合は、「パスワードは、複雑さの要件を満たす必要がある」というポリシーを見つけてダブルクリックします。

設定ウィンドウが開いたら、「有効」のラジオボタンを選択し、「OK」ボタンをクリックして変更を保存します。

どのような複雑さのルールが適用されるのかを確認したい場合は、「説明」タブをクリックすると詳細を確認できます。なお、残念ながら独自の複雑さルールを自由に定義することはできません。

パスワードの最小文字数を設定する
複雑さの要件を有効にした場合、デフォルトではパスワードは最低6文字以上であることが求められます。より長いパスワードを義務付けたい場合は、同じ画面内にある「パスワードの最小文字数」ポリシーをダブルクリックし、必要な文字数を入力して「OK」をクリックします。推奨されるパスワードの長さは最低12文字です(筆者自身はすべてのパスワードで最低20文字を使用していますが、多くのユーザーには長すぎると感じられるかもしれません)。

パスワードの有効期限を設定する
複雑さや最小文字数の設定に加えて、事前に定めた日数が経過したらユーザーにパスワードの変更を強制するよう設定することもできます。その場合は、「パスワードの有効期限」ポリシーをダブルクリックし、最大日数を入力して「OK」をクリックします。推奨されるパスワードの有効期限は30日〜90日の間です。

パスワードの使い回しを防ぐ
ユーザーが以前使ったパスワードを再利用できないようにしたい場合は、Windowsに古いパスワードを一定数記憶させるよう設定できます。「パスワードの履歴を保存する」ポリシーをダブルクリックし、Windowsに記憶させておきたいパスワードの数を入力して「OK」をクリックしてください。
なお、入力できる値は0〜24の範囲です。つまり、Windowsが履歴として保存できるパスワードは最大24個までとなります。

まとめ
以上で設定は完了です。このように、Windowsシステムにパスワードルールを適用するのは非常に簡単です。上記のシンプルなルールを組み合わせることで、弱いパスワードによるリスクを減らし、Windowsコンピューターのセキュリティを大幅に向上させることができます。
この記事がお役に立てば幸いです。Windowsシステムでパスワードの複雑さルールを設定・運用した際の感想や経験があれば、ぜひコメント欄で共有してください。
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