Windowsの春の大掃除で絶対に削除してはいけないファイルとは?

春の大掃除は、システムをきれいにし、空き容量を確保し、パソコンの動作を高速化できる絶好の機会です。不要なファイルや重複ファイルを見つけるのは難しくありませんが、稼働中のWindowsシステムから絶対に削除してはいけないファイルがいくつか存在します。重要なファイルを削除するとシステムの動作に支障をきたす可能性があり、中には問題こそ起きなくても不便が生じるファイルもあります。
システムファイルからブラウザのデータまで、安易に触らない方がよいファイルは複数あります。次回の大掃除の際には、以下のファイルは削除せずに残しておきましょう。
1. システムファイルは削除しない

これは当然のことですが、System32やWindowsなどのシステムフォルダ内にあるファイルは削除しないでください。
また、OSがインストールされているドライブ(通常はCドライブ)には、ページファイル(pagefile)と休止状態ファイル(hiberfil.sys)が存在します。これらにはそれぞれ重要な役割があり、システムが正常に機能するために必要なため、削除しないようにしましょう。
2. ブラウザのキャッシュは選択的に削除する

ブラウザのキャッシュ、Cookie、その他のセッション情報を削除すれば、ブラウザの動作が軽くなるのは事実です。しかし、キャッシュファイルをすべて消してしまうと、セッション情報も失われるため、すべてのアカウントに再ログインしなければならなくなる可能性があります。
より良い方法は、ブラウザのキャッシュを選択的に削除することです。一時ファイルや閲覧履歴などだけを削除し、ログイン状態はそのまま維持しましょう。
3. すべてのプログラムを削除してよいわけではない
使っていないアプリケーションをアンインストールするのも、空き容量を増やす有効な手段です。しかし、削除しようとしているソフトウェアについて本当に理解していますか?「プログラムと機能」の一覧に表示される項目の中には、ドライバモジュールなど、他のプログラムを何らかの形でサポートしているものが含まれています。
よくわからないファイルは、そのまま残しておくことをおすすめします。「Should I Remove It?」という無料ツールを使えば、特定のアプリケーションを削除しても問題ないかどうかを簡単に確認できます。
4. システムの復元ポイントをすべて削除しない

古いシステム復元ファイルの一部を削除するのは理にかなっています。新しい復元ポイントがすでに作成されていれば、トラブル発生時の復旧にはそれだけで十分だからです。しかし、すべての復元ポイントを削除すべきではありません。特に直近の2つ分のシステム復元ファイルは残しておくことをおすすめします。
また、「System Restore Explorer」というフリーツールを利用すれば、システムの復元ポイントに関する詳細なファイル情報を確認できます。
5. Prefetchフォルダを削除しない

ブラウザと同様に、Windowsシステムも「Prefetch」という名前のフォルダに情報を収集・保存しています。このフォルダはWindowsフォルダ内にあり、数十個のファイルを格納しており、その存在については賛否両論の議論が交わされてきました。
実際のところ、「Prefetch」フォルダには起動ファイルやプログラムの実行順序に関する情報が含まれています。削除してもパソコンがクラッシュすることはありませんが、電源を入れるたびにシステムがファイルを再度整理する処理を行うため、起動速度が低下します。削除しない方が賢明です。
おまけ:クリーニングアプリを使うときの注意点
CCleanerなどのシステムクリーニングアプリを使用する場合は、実行前に必ず削除対象のファイルを確認しましょう。キャッシュや設定ファイルのチェックを外しておけば、余計なトラブルを未然に防ぐことができます。
-
Windows 11で一時ファイルを削除する5つの方法|初心者向けに徹底解説
Windows 11における一時ファイル(テンポラリファイル)とは、アプリやオペレーティングシステムが動作の安定性と一貫性を保つために保存するデータのことです。ログファイル、システムキャッシュ、その他の非永続的なデータが含まれており、通常はPCの正常な動作に悪影響を与えるものではありません。しかし、PCを長期間使用していると、一時ファイルは徐々に大量に蓄積されていきます。使わなくなったサードパーティ製アプリがTempフォルダに数GBものデータを残していることもあれば、プログラムがタスク完了後にTempフォルダを正しくクリアしないケースもあります。こうした状況では、Windows 11から一時フ
-
Windows 10で破損したシステムファイルを修復する方法|SFC・DISM・システムの復元を徹底解説
PCの不調の原因は、システムファイルの欠落や破損である可能性があります。この問題により、パソコンが頻繁にフリーズしたりクラッシュを繰り返したり、ブルースクリーン(BSoD)やその他のエラーメッセージが表示されることがあります。しかし、心配はいりません。強力なツールを活用すれば、ご自身でも簡単にこの問題を解決できます。本記事では、Windows 10で破損したファイルをチェックし、システムファイルを修復する方法を詳しくご紹介します。 Windows 10で破損したシステムファイルを修復する方法 方法1:システム ファイル チェッカー(SFC)を使用する SFC(System File Check