XAMPPを使ってWindowsのローカル環境にWordPress MUをインストールする手順
ブログを手軽に、そして楽しく運営できる人気ソフトウェアとして、WordPressは広く知られています。その拡張版である「WordPress MU」は、1つのドメインで複数のブログを作成・運用できる機能を備えています。代表的な活用例としては、WordPress.comが挙げられます。
なお、WordPress MUは現在、WordPress本体(バージョン3.0以降)に「マルチサイト」機能として統合されています。本記事の手順は当時のWordPress MUを対象としたものですが、ローカル環境構築の基本的な流れは、現在のマルチサイト環境を構築する際にも十分参考になります。
本番サーバーに公開する前にWordPress MUを十分にテストしたい場合は、まず自分のパソコン上にローカルサーバーを構築し、そこでインストールを試すのが最も安全で確実な方法です。このチュートリアルでは、WindowsにXAMPPを使ってローカルサーバーを構築し、WordPress MUをインストールするまでの手順を解説します。
ローカルサーバーの構築
1. XAMPPのダウンロードとインストール
まず、「XAMPP for Windows」の配布ページからWindows用インストーラーをダウンロードします。
インストーラーを実行し、インストールオプションの画面が表示されたら、「Apache」と「MySQL」をサービスとしてインストールする項目にチェックを入れてください。
2. XAMPPコントロールパネルからサービスを起動
インストールが完了したら、「スタート → プログラム → Apache Friends → XAMPP → XAMPP コントロールパネル」を開きます。ApacheとMySQLの横にある「Start」ボタンを押して、両方のサービスを起動しましょう。
これでローカルサーバーが稼働状態になりました。ブラウザを開いて「https://localhost」にアクセスすると、XAMPPのウェルカムページが表示されるはずです。
WordPress MUのインストール
3. ファイルのダウンロードと配置
WordPress MUのzipファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを「C:\xampp\htdocs\」フォルダに展開します(XAMPPを別の場所にインストールしている場合は、XAMPPディレクトリ内のhtdocsフォルダにWordPress-MUフォルダを展開してください)。
4. データベースの作成
ブラウザで「https://localhost/phpmyadmin」にアクセスします。
「新規データベースを作成する」欄に任意のデータベース名を入力し、「作成」ボタンをクリックします。
5. バーチャルホストの設定
localhostにWordPress MUをインストールするには、Windows側でバーチャルホストの設定を行う必要があります。
「C:\WINDOWS\system32\drivers\etc」フォルダ内の「hosts」ファイルをメモ帳で開きます(このファイルの編集には管理者権限が必要です。スタートメニューのメモ帳を右クリックし、「管理者として実行」を選択してください)。
ファイルの末尾に以下の行を追加します。
127.0.0.1 localhost.localdomain
保存してファイルを閉じます。
6. インストールウィザードの実行
ブラウザに戻り、「https://localhost.localdomain/wordpress-mu」にアクセスすると、WordPress MUのインストール画面が表示されます。
「サブドメイン(Sub-domains)」か「サブディレクトリ(Sub-directories)」を選択する画面では、「サブディレクトリ」を選ぶことをおすすめします。こちらを選んでおくと、後々のトラブルを大幅に減らせます。
どうしてもサブドメイン方式を使いたい場合は、新しいテストブログ(例:test1というサブドメイン)を作成するたびに、hostsファイルに該当するサブドメインのエントリを追記する必要がある点に注意してください。
127.0.0.1 test1.localhost.localdomain
データベース設定のセクションでは、先ほど作成したデータベース名を入力します。ユーザー名には「root」を入力し、パスワード欄は空のままにしておきます。
残りの項目をすべて入力し終えたら、「送信(Submit)」ボタンをクリックしてインストールを完了させます。問題なく進めば、「Installation Finished(インストール完了)」のページが表示されます。
以上で作業は完了です。
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