Windows 11のパッケージマネージャー(Winget)をマスターしよう ― コマンド1つで実現する高速・確実なアプリ管理
Linuxシステムを使用したことがある方なら、コマンドラインインターフェース(CLI)からリポジトリにアクセスしてアプリをインストールする操作に馴染みがあるのではないでしょうか。実は、Windowsにもこれと同じ仕組みが搭載されていることをご存知でしたか?その名も「Windowsパッケージマネージャー」、通称Wingetです。
Wingetは、ターミナル操作に慣れた開発者やパワーユーザーのために設計された公式ツールです。わずか数行のコマンドを入力するだけで、MicrosoftのオンラインリポジトリやMicrosoft Storeからアプリを素早くインストールできます。Windows 11の環境を自分好みにカスタマイズしたい方にとって、非常に心強い味方となるでしょう。
本記事では、Windows 11におけるWindowsパッケージマネージャーの使い方を、導入から応用まで網羅的に解説します。この強力なツールが、日々のアプリ管理をどれほどシンプルにしてくれるのか、さっそく見ていきましょう。
まず最初に、お使いのPCでWingetを有効化(またはインストール)する方法から確認していきます。
Windowsパッケージマネージャーのインストール方法
Windowsパッケージマネージャー(Winget)は、Windows 10 バージョン1809以降の環境には標準でプリインストールされています。自分のPCにすでに導入済みかどうか不明な場合でも、以下の簡単な手順で確認・入手できますのでご安心ください。
- タスクバーの検索アイコンをクリックし、「command」と入力します。候補に表示されたコマンドプロンプトを「管理者として実行」で開きます。

- 「winget」と入力してEnterキーを押します。これでWingetがPCに存在するかどうかを確認できます。
- すでにインストールされている場合は、Wingetの各種サブコマンドの一覧が表示されます。これが表示されれば、すぐに利用を開始できる状態です。

もしPCにWingetが見つからない場合は、下記のダウンロードボタンから入手してください。
Download Windows Package Manager
Windows 11でのWindowsパッケージマネージャーの使い方
Windowsパッケージマネージャーを使えば、Microsoft StoreやMicrosoftのオンラインリポジトリからさまざまなアプリを手軽にダウンロード・インストールできます。さらに、アプリの更新やアンインストールもコマンド一つで完結します。ここからは、具体的な操作方法を順番に紹介します。
1. Wingetでアプリをインストールする
- タスクバーの検索アイコンをクリックし、「command」と入力して、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開きます。
- 「winget search (名前)」と入力してEnterキーを押すと、目的のアプリを検索できます。「(名前)」の部分は、インストールしたいアプリの名称に置き換えてください。ここでは例としてBraveブラウザを探してみます。

- 検索結果として表示されたアプリの一覧から、インストールしたいアプリのID(Id)を見つけてコピーします。
- 次に、「winget install (Id)」と入力してアプリをインストールします。「(Id)」の部分を先ほどコピーしたIDに置き換えてください。今回の例では「Brave」となります。

ここまでの手順を完了すると、Wingetによるインストール処理が自動的に開始されます。画面にユーザーアカウント制御(UAC)の確認ダイアログが表示された場合は、「はい」を選択して続行してください。
2. Wingetでアプリを更新する
Windowsパッケージマネージャーは、PC内の古くなったアプリを効率よく見つけ出して更新するための便利な手段も提供しています。ただし、この機能を利用するには、更新対象のソフトウェアがMicrosoftのリポジトリに登録されている必要がある点に注意してください。手順は以下の通りです。
- タスクバーの検索アイコンからコマンドプロンプトを「管理者として実行」で開きます。
- 「winget upgrade」と入力してEnterキーを押します。すると、WingetがPC内の更新可能なアプリを自動でスキャンしてくれます。

- 表示された一覧の中から更新したいアプリを見つけ、そのアプリのID(Id)をコピーします。
- 「winget upgrade (Id)」というコマンドを入力して、アプリを最新版へアップグレードします。
- 「(Id)」の部分には、先ほどコピーしたアプリのIDを忘れずに置き換えてください。
また、システムにインストール済みのすべてのアプリを一度にまとめて更新したい場合は、次のコマンドを実行するだけでOKです:winget upgrade --all
3. Wingetでアプリをアンインストール(削除)する
Windows 11のPCから不要なアプリを削除したい場合も、Windowsパッケージマネージャーを使えば短時間で処理できます。手順は以下の通りです。
- タスクバーの検索アイコンからコマンドプロンプトを「管理者として実行」で開きます。
- 「winget list」と入力してEnterキーを押します。これにより、PCにインストールされているすべてのアプリが一覧表示されます。

- 目的のアプリが一覧に見当たらない場合は、次のコマンドでインストール済みアプリを絞り込むことができます:winget list --name (名前)
- このコマンドを使用する際は、「(名前)」の部分を削除したいアプリ名に置き換えます。例としてBraveブラウザを削除する場合、コマンドは「winget list --name brave」となります。
- 対象アプリのIDをコピーします。
- 最後に「winget uninstall (Id)」と入力すれば、アプリのアンインストールが実行されます。「(Id)」の部分は、削除したいアプリのIDに置き換えてください。今回の例では「Brave」です。

まとめ
Windowsパッケージマネージャー(Winget)は、Windows 11 PCへのアプリのインストール、更新、アンインストールを迅速かつ簡単に行える非常に強力なツールです。開発者だけでなく、日常的にPCを活用するパワーユーザーにとっても、コマンドラインによる一元管理は作業効率を大きく向上させてくれるはずです。ぜひ本記事の手順を参考に、快適なアプリ管理体制を構築してみてください。
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