Windows 10/11のブルースクリーンエラー(BSOD)を解決する11の対処法
ブルースクリーン(BSOD:Blue Screen of Death)エラーは、Windowsユーザーなら誰もが一度は遭遇するトラブルです。突然発生することが多く、原因の特定も難しいため、非常に厄介な問題として知られています。
この記事では、Windows 10(および11)で発生するブルースクリーンの基本的な直しかたをステップごとに解説します。さらに、代表的なエラーコードごとの対処法についてもご紹介します。
ブルースクリーンとは何か?
まず、「ブルースクリーン」とは何かを簡単におさらいしておきましょう。Windows 10や11などで一般的に「ブルースクリーン・オブ・デス(青い画面の死)」と呼ばれる現象は、技術的にはストップエラー(stop error)または致命的なシステムエラー(fatal system error)と呼ばれます。
これは、OSが安全に動作を継続できない問題に直面してクラッシュした際に発生します。このとき、Windowsは問題に関する情報を表示した青い画面を出し、その後自動的に再起動を行います。
ブルースクリーンの原因は多岐にわたります。主なものとしては、不具合のあるドライバー、ハードウェアの障害、OS自体のエラーなどが挙げられます。
Windows 10や11といった最近のバージョンは、以前のバージョンよりも安定性が高くなっています。また、一度だけブルースクリーンが発生した場合は、必ずしも深刻な問題とは限りません。再起動すれば正常に動作することも多いのです。そのため、頻繁にブルースクリーンが発生する場合にのみ、以下の対処法を試してみてください。
1. ストップコードを控えておく
ブルースクリーンのエラーには非常に多くの種類があるため、まずは自分がどのエラーに直面しているのかを把握することが出発点となります。
Windows 10/11では、BSODの画面に悲しい顔のマークと簡単なエラーメッセージが表示され、その下にはMicrosoftのトラブルシューティングページへのリンク、QRコード、そしてストップコード(Stop Code)欄が表示されます。スマートフォンのカメラでQRコードを読み取れば、サポートページへ直接アクセスすることもできます。
最も重要なのは、画面に表示されているストップコードをメモすることです。これにより、原因の切り分けが格段にしやすくなります。見逃してしまった場合は、Windows 10でストップコードを確認する方法を参考にしてください。
2. エラーコードに応じた個別の対処法を試す
具体的なエラー内容がわかったら、それに合わせた対処法を実践しましょう。よくあるエラーについては、以下のような個別ガイドが役立ちます。
- Critical Process Died(重大なプロセスが終了)エラーの修正方法
- System Service Exception(システムサービス例外)の解決法
- Memory Management(メモリ管理)BSODのトラブルシューティング
- Unexpected Store Exception(予期しないストア例外)の修正方法
- Inaccessible Boot Device(ブートデバイスにアクセスできません)エラーの解決法
- Bad System Config Info(不正なシステム構成情報)エラーの修正方法
- Windows 10のエラーコード 0xc00000e の対処法
これらはブルースクリーンエラーのごく一部ですが、特に発生頻度の高いものばかりです。自分のエラーコードを特定できない場合や、上記の対処でも解決しない場合は、次に挙げるより汎用的な解決策に進みましょう。
3. 最近のパソコンへの変更点を見直す
多くの場合、ブルースクリーンはシステムに何らかの変更を加えた後に発生し始めます。それまでは安定していた環境に、問題のある要素が持ち込まれた可能性があります。変更点を特定できれば、トラブルシューティングの大きな手がかりになります。
例えば、新しいプリンターを接続した直後からエラーが出るようなら、一度取り外して様子を見てください。最近Windows Updateを実行した場合は、[設定] > [更新とセキュリティ] > [Windows Update] > [更新履歴の表示] を開きましょう。
一覧ページで[更新プログラムのアンインストール]をクリックし、最新のアップデートを削除すると、問題が解消するかもしれません。
ソフトウェアも同様です。新しいアプリをインストールした後にブルースクリーンが発生するようになったなら、そのアプリをアンインストールして改善するかどうか確認してみてください。
4. Windowsとドライバーの更新を確認する
一方で、アップデートによって不具合が生じることもありますが、Microsoftやサードパーティ企業はこうした問題を修正するための更新プログラムも配信しています。[設定] > [更新とセキュリティ] > [Windows Update] を開き、保留中のアップデートがあればすべて適用しておきましょう。
ドライバーの確認も重要です。ドライバーはWindows 10のブルースクリーンの原因となることが多いからです。Win + Xキーを押すか、スタートボタンを右クリックしてパワーユーザーメニューを開き、[デバイスマネージャー]を選択します。
デバイスマネージャーでは、黄色い三角形の警告アイコンが付いた項目がないかチェックしてください。これはドライバーに問題があることを示しています。該当するデバイスが見つかったら、ドライバーの再インストールやデバイスの削除が必要になる場合があります。
項目を右クリックして[ドライバーの更新]を選べば更新を確認できますが、この方法は必ずしも確実ではありません。
代わりに、各ハードウェアメーカーの公式サイトから最新のドライバーを入手するのがおすすめです。詳しくは、Windowsドライバーの更新方法ガイドをご参照ください。
5. システムの復元を実行する
Windowsの「システムの復元」機能を使うと、システムを過去の状態に戻すことができます。操作がシンプルで、問題がソフトウェア由来かどうかを切り分けるのに便利なツールです。
スタートメニューに「回復」と入力し、表示されたコントロールパネルの[回復]を開きます。次に[システムの復元を開く]をクリックしてツールを起動しましょう。[次へ]を押すと、復元ポイントの一覧が表示されます。任意のものを選択し、[影響を受けるプログラムのスキャン]をクリックすれば、どのソフトウェアに影響が出るかを事前に確認できます。
システムの復元では個人ファイルは削除されませんが、復元ポイント作成以降にインストールしたドライバーやソフトウェアはアンインストールされます。逆に、その間に削除したものは復元されます。
内容を確認してシステムの復元を実行すると、処理には数分かかります。完了後、ブルースクリーンが発生しなくなれば、原因はソフトウェア関連だったと考えられます。
6. マルウェアをスキャンする
マルウェア(悪意のあるソフトウェア)がWindowsのシステムファイルを破損させ、ブルースクリーンを引き起こすこともあります。感染の可能性を排除するために、ウイルススキャンを実行しましょう。
おすすめはMalwarebytesなどの定評あるセキュリティツールを使ったスキャンです。さまざまな不正ソフトを検出・除去してくれます。何かが見つかった場合は、駆除後にPCを再起動し、ブルースクリーンが解消されたかどうかを確認してください。
7. パソコンのハードウェアをテストする
ここまでの対処で原因が特定できない場合は、物理的なパーツのチェックに移りましょう。故障したメモリ(RAM)やその他の不良コンポーネントが、ブルースクリーンの原因になることがあります。
PCのハードウェア障害をテストする専用ツールを使ってシステムを診断し、不良が見つかった部品は交換してください。
8. SFCスキャンを実行する
WindowsにはSFC(System File Checker)というコマンドラインツールが標準搭載されています。これを実行すると、破損したWindowsシステムファイルを検出し、修復を試みてくれるので、ブルースクリーンの解決につながる可能性があります。
Win + Xキーを押すか、スタートボタンを右クリックしてパワーユーザーメニューを開き、[コマンドプロンプト(管理者)]、[Windows PowerShell(管理者)]、または[Windowsターミナル(管理者)]を選択して、以下のコマンドを入力します。
sfc /scannow
スキャンには時間がかかりますが、完了すると結果が表示されます。修復が適用された場合は再起動し、ブルースクリーンが止まったかどうかを確認しましょう。
9. セーフモードで起動する
症状が軽度であれば、これまでのトラブルシューティングは通常のWindows環境で実行できます。しかし、問題が深刻な場合は、ブルースクリーンが頻発して正常に作業できないことがあります。そんなときは、セーフモードで起動しましょう。
セーフモードでは、Windowsの動作に最低限必要な要素だけを読み込むため、サードパーティ製アプリの干渉を受けません。セーフモード中にブルースクリーンが発生しなければ、インストール済みのアプリやサービスが原因である可能性が高いと言えます。
セーフモード中でも、マルウェアスキャンやシステムの復元など、これまで説明したトラブルシューティングを実行できます。
10. 高度なブルースクリーン解析ツールを使う
さらに深く調査したい場合は、クラッシュ時にWindowsが生成するダンプ情報(メモリダンプ)を解析するツールを活用する方法もあります。ただし、これらは主に上級者向けのツールです。
WinDbgやBlueScreenViewなどを使ったブルースクリーンエラーの解析手順については、専用の解説記事を参考にするとよいでしょう。
11. Windowsを再インストールする
すべての手段が失敗に終わった場合は、Windowsを再インストールする必要があります。ここまでで、ドライバー、ハードウェア、マルウェア、ソフトウェアの問題は排除できているはずなので、システムの奥深くに根本的な問題があると考えられます。
Windows 10のリセット(初期化)方法ガイドを参考に、データを残す方法と完全に消去する方法のどちらが適しているか判断して進めましょう。
まとめ:ブルースクリーンエラーは正しい手順で解決できる
ブルースクリーンエラーは、トラブルシューティングの妨げにもなるため、とてもストレスの溜まる問題です。しかし、本記事の手順を実践すれば、ブルースクリーンが何であるのか、そしてどう解決すればよいのかがわかるはずです。
今後は、PCがクラッシュ寸前に示す兆候(異常な動作の遅さ、頻繁なフリーズなど)に注意を払い、問題が起こる前に対処することをおすすめします。
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