MacでAndroidファイル転送ができないときの対処法:実証済み6つの解決策
macOSとAndroidデバイスの間でファイルを転送するのは、ネイティブサポートがない分、意外と面倒な作業です。しかし、GoogleのAndroidチームは、MacとAndroid間のスムーズなファイル転送を実現するため、専用ツール「Android File Transfer」を提供してきました。
Android File Transferは比較的使いやすいツールですが、動かなくなることもあります。「Could not connect to the device. Try reconnecting or restarting your device.(デバイスに接続できませんでした。再接続するかデバイスを再起動してください)」といったエラーに遭遇することもあるでしょう。ここでは、MacでのAndroid File Transferの問題を解決するために試したい対処法を紹介します。
なお、2024年をもってGoogleはmacOS向けAndroid File Transferアプリの提供を終了しています。問題が解決しない場合は、記事の最後で紹介する代替手段もあわせて検討してください。
1. スマホのUSB設定(USB Preferences)を変更する
USBケーブルをAndroidスマホとMacの両方に接続したら、まずUSB設定を確認しましょう。これはAndroidとWindowsだけの話と思われがちですが、Macでも同じことが当てはまります。Androidはデータ転送ケーブルで接続しても、デフォルトではファイル転送モードにならないからです。
そのため、自分で設定を変更する必要があります。「Can't access device storage.(デバイスのストレージにアクセスできません)」というエラーが表示される場合は、USB設定が原因である可能性が高いです。
ケーブルを接続したら、Android端末の画面上部から下にスワイプして通知バーを開きます。通知リストの中にある「このデバイスをUSBで充電しています」を探して2回タップすると、設定アプリの「USB設定」画面が開きます。そこで「USBの使用方法」から「ファイル転送 / Android Auto」(端末によっては「MTP」と表示されます) を選択してください。
USB設定の変更手順は機種によって異なりますが、基本的な流れは同じです。このオプションを選択すると、Androidスマホの内部ストレージがUSBケーブル経由でアクセス可能になり、MacからAndroid端末のファイルやフォルダを閲覧できるようになります。転送中にトラブルが発生しないよう、Androidスマホのロックは解除したままにしておきましょう。
2. Mac上でUSBデバイスにアクセスしているアプリを終了する
USB設定を変更しても問題が解決しない場合は、別のアプリがすでに接続中のUSBデバイスを読み込んでいる可能性があります。この場合、Android File Transferは接続されたデバイスにアクセスできないため、ファイルを表示できません。
これを回避するには、Mac上でUSBデバイスにアクセスしているすべてのアプリを閉じましょう。例としては、Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなどのクラウドバックアップアプリのほか、macOS Ventura以降に搭載されている「プレビュー」などの内蔵アプリも該当します。通常の終了で効果がない場合は、Macでアプリを強制終了してみてください。
この方法の難点は、起動中のどのアプリがUSBデバイスを読み取れるのか判断しにくいことです。よくある犯人はクラウドバックアップアプリですが、それらを閉じても問題が解決しない場合は、試行錯誤するしかありません。Macで起動中のアプリを一つずつ閉じて、その都度Android File Transferを使ってみて、問題が解決するかどうか確認しましょう。
3. 別のポートまたはUSBケーブルを試す
Android File Transferの問題に対するもう一つの対処法は、別のUSBケーブルを試すか、Macの別のポートに接続することです。まずはケーブルの切り分けから始めましょう。ご存知の通り、すべてのUSBケーブルがファイル転送に対応しているわけではなく、充電専用のケーブルも存在します。
ケーブルを別のデバイスに接続してテストしたり、別のケーブルに差し替えて動作するか確認したりできます。まずはAndroid端末に付属していた純正ケーブルを使うことを強くおすすめします。スマートフォンメーカーは、ファイル転送にも充電にも対応した高品質なUSBケーブルを同梱しています。
ケーブル以外に考えられる問題の原因は、Mac側またはAndroidスマホ側のポートです。どちらかのポートが故障していれば、ファイル転送は行えません。Macには複数のポートがあるため、別のポートを試してみてください。ほとんどのAndroidデバイスには複数ポートがないため、スマホを別のパソコンに接続して、USBポートが正常に機能しているか確認しましょう。
4. Android File Transferをアンインストールして再インストールする
Android File TransferでAndroidとMacの間のファイル移動を行う際、キャッシュの問題やリソースの競合などに見舞われることがあります。これらは発見しづらいものの、以前は正常に動いていたのに明確な理由もなく動かなくなった場合の原因になり得ます。
ここまでの方法をすべて試しても問題が解決しない場合は、アプリを一度アンインストールしてから再インストールしてみてください。単にゴミ箱へドラッグするのではなく、AppCleanerなどのアンインストーラーを使ってシステムから完全に削除することをおすすめします。これにより、転送トラブルのないクリーンな状態でやり直せるかもしれません。
5. AndroidスマホとMacを再起動する
ありきたりに聞こえるかもしれませんが、再起動が多くのスマートフォンの問題を解決するのには理由があります。スマホだけでなく、他のデバイスやソフトウェアプログラムにも同じことが言えます。簡単に言えば、システムのメモリをクリアし、リソースをリフレッシュすることで問題を解消します。
問題の原因が、蓄積された一時ファイルやキャッシュデータの競合によってAndroid File Transferが正常に動作しなくなっていることなら、再起動でリセットできます。まずAndroidスマホを再起動して再度試してください。それでも改善しない場合は、今度はMacを再起動して、もう一度ファイル転送を試みましょう。
6. ソフトウェアを最新バージョンに更新する
Android File Transferの開発チームによると、このツールはmacOS 10.7以降をサポートしています。公式サポート外の古いバージョンを使用している場合、それがツールが動作しない原因かもしれません。まずはMacのソフトウェアを更新し、最新バージョンが動作していることを確認しましょう。
また、公式サイトからAndroid File Transferをダウンロードしてインストールし直し、ツールの最新バージョンを入手していることも確認してください。最後のピースは、Androidスマホ自体の更新です。
一般的に、ソフトウェアは常に最新の状態に保つことをおすすめします。ソフトウェアのアップデートは、セキュリティの強化、既存バグの修正、新機能の追加による快適性の向上など、多くのメリットをもたらします。
MacとAndroid間のファイル転送には他の方法も検討しよう
何を試してもうまくいかない場合は、別のファイル転送方法に切り替えるタイミングかもしれません。Android File Transferは現在積極的にメンテナンスされていないため、問題が続くようなら他のツールを試してみましょう。
おすすめは、オープンソースで無料の「OpenMTP」です。また、安定したインターネット接続環境があるなら、GoogleドライブやDropboxなどのクロスプラットフォーム対応クラウドストレージサービスを利用するのも有力な選択肢となります。
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