Macのファイアウォールを有効化・設定する方法を徹底解説
Macはインターネット上でも安全だと考えられがちです。確かにmacOSはWindowsほど脆弱ではありませんが、それでもファイアウォールを活用して、意図しない侵入からMacを守ることをおすすめします。
セキュリティ対策の第一歩となるのがファイアウォールです。信頼できるアプリやサービス以外のアクセスをブロックし、コンピュータを保護します。以下の手順に従って、Macのファイアウォールを設定しましょう。
ファイアウォールとは?
ファイアウォールは、コンピュータとインターネット上の悪意あるソフトウェアとの間に立つ「防壁」のような役割を果たします。外部からのアクセスを遮断し、信頼できるアプリやサービスのみを通過させることで、Macを守ります。
macOSには標準でファイアウォール機能が搭載されており、サードパーティ製のファイアウォールやウイルス対策ソフトよりもこちらの利用をおすすめします。サードパーティ製ソフトはmacOS上で動作するため、システムの動作が遅くなる可能性があります。一方、macOS標準のファイアウォールはパフォーマンスへの影響が極めて小さく、バックグラウンドで静かに動作するため、存在を意識することさえありません。
Macのファイアウォールを有効にする方法
他のmacOSの設定と同様に、ファイアウォールの管理画面はシステム環境設定内にあります。有効化にはほんの数ステップしかかかりません。以下の手順でMacのファイアウォールをオンにし、必要に応じて設定を行いましょう。
※macOS Ventura以降では、「システム設定」→「ネットワーク」→「ファイアウォール」から同じ操作が行えます。
- 画面左上のAppleメニューを選択し、システム環境設定を開きます。
- セキュリティとプライバシーを選択します。
- ファイアウォールタブを選択します。
- 左下の鍵アイコンをクリックして、設定をロック解除します。
- 求められたら、管理者名とパスワードを入力します。
- ファイアウォールをオンにするを選択します。
これで、デフォルト設定のままMacのファイアウォールが有効になります。多くのアプリはブロックされますが、一部のシステムアプリ、サービス、プロセスはファイアウォールを通過できる場合があります。問題なく動作していれば、あとはファイアウォールが安全を守ってくれることを安心して、普段どおりMacを使用できます。
Macのファイアウォールを詳細に設定する方法
ファイアウォールをオンにしたら、重要なアプリがブロックされないよう設定を調整しましょう。逆に、脅威となりうるアプリやサービスをブロックすることも可能です。
- 画面左上のAppleメニューを選択し、システム環境設定を開きます。
- セキュリティとプライバシーを選択します。
- ファイアウォールタブを選択します。
- 左下の鍵アイコンをクリックして、設定をロック解除します。
- 求められたら、管理者名とパスワードを入力します。
- ファイアウォールオプションを選択して、ファイアウォールを構成します。
- ファイアウォールオプション内で変更できる設定はいくつかあります。まずはすべての着信接続をブロックです。この設定はすべての着信接続を遮断します。ファイル共有やリモートアクセスなど、着信接続に依存するアプリを一切使わないことが分かっている場合にのみ、有効にしてください。
- 次に変更できるのは追加(+)です。これによりアプリやサービスを登録し、着信接続を許可または着信接続を拒否に個別に設定できます。また、削除(-)を選択すれば、ファイアウォールからアプリやサービスの登録を取り消せます。
- その下にある内蔵ソフトウェアが着信接続を受信することを自動的に許可とダウンロードした署名済みソフトウェアが着信接続を受信することを自動的に許可の2項目は、デフォルトで有効になっています。これらの設定により、信頼できるアプリが自動的にファイアウォールの許可リストへ追加されます。
インストールしたアプリやサービスを一つひとつ承認しなくても済む、便利な機能です。インストールするアプリへのアクセス権限を細かく制御したいという特別な理由がない限り、有効のままにしておくことをおすすめします。
- 次はステルスモードを有効にするです。この設定により、Macは許可なく情報を要求してくるpingなどの着信を無視するようになります。ハッカーやマルウェアによる不正なリクエストをブロックしつつ、許可されたアプリやサービスからの通信は妨げません。
多くの家庭用ルーターが同様の保護機能を備えているため、自宅で使う分には通常、有効にする必要はありません。ただし、ルーターを経由せずインターネットに直接接続する場合や、安全性の低い公衆Wi-Fiを利用する場合には、有効にしておくとよいでしょう。
- 変更が完了したら、OKを選択します。
- 最後に紹介するのは詳細設定メニューです。ここからさらにセキュリティを強化できます。多くの場合、変更は不要ですが、アイドル状態のMacにユーザーがログインできる時間を制限したり、管理者レベルのパスワードなしではロックされたシステム環境設定を変更できないよう制限したりできます。
Macファイアウォールを上手に活用しよう
ホームネットワークのセキュリティを語るうえで、ファイアウォールは欠かせない存在です。外部からの攻撃に対する最初の防衛線として、不正なトラフィックをブロックし、マルウェアがコンピュータへ感染するのを防ぎます。しかも、Macのファイアウォールは無料で使えます。
Macのデータをしっかり保護しながら、パフォーマンスへの影響もごくわずかです。インターネットを頻繁に利用するなら、Macのファイアウォールを有効にすることを強くおすすめします。特に、ノート型のMacを持ち出して公共の場所で使う機会が多い方は、なおさら重要です。
macOSのファイアウォールはオン/オフの切り替えも簡単です。万が一、バックグラウンドでの常駐を望まなくなったら、1分とかからずにオフにできます。
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