EasyCAPでMacにVHSやゲーム機の映像を取り込む方法【設定から録画まで完全解説】
EasyCAPは安価でどこでも入手でき、パソコンにとても便利な機能を追加してくれる映像キャプチャデバイスです。さらに嬉しいことに、OS X Yosemite上でも問題なく動作し、ゲーム機の映像、VHSビデオ、DVテープなどをMP4形式でMacに直接取り込むことができます。
EasyCAP DC60は低価格ながら、懐かしい映像ソースの取り込みに最適なキャプチャデバイスです。古いビデオテープが大量にある方や、レトロゲーム機のプレイ映像を記録したい方にとって、コストパフォーマンスの高い選択肢の一つと言えるでしょう。
この記事では、初期セットアップの手順と、音声・映像をベストな状態で設定するためのコツをご紹介します。検証には、引き出しから見つけた往年のアーケードゲーム「Ms. Pac-Man」を使用しました。

キャプチャの基本
EasyCAPは映像・音声入力端子を備えたUSBデバイスで、動画をパソコンに取り込んで保存できます。まずはMac OS X用のドライバーを入手しましょう。以下のリンクからダウンロード可能です。
ハードウェアの設置は簡単で、空いているUSBポートに差し込むだけです。ただし、電源供給のあるポートが必要なため、バスパワー非対応のUSB 1.0ハブ経由では使用できません。ダウンロードしたファイルからドライバーをインストールして起動すると、EasyCAPをまだ接続していない場合は接続を促すメッセージが表示されます。
あとは、機器側の黄色いコンポジット映像出力を、EasyCAPの黄色い映像入力プラグに接続すればOKです。

EasyCAPの設定
これだけで録画できれば話は早いのですが、再生・録画を始める前にいくつか追加の設定が必要です。まずは映像方式(ビデオ規格)の設定を行います。今回の検証はPAL方式を採用しているイギリスで実施しましたが、お住まいの地域によって適切な方式は異なります。

白黒っぽかったり、ノイズが多く位置がずれたような奇妙な画面が表示される場合は、映像方式が合っていない可能性が高いです。地域の規格を知らなくても心配ありません。各方式を順番に選んでいけば、正しいものを選んだ瞬間に画面がカラーで表示されます。


次に設定するのはインターレース解除(デインターレース)です。かつての映像信号はインターレース方式で、2つのフレームを交互に高速表示することで走査線数を実質的に倍増させていました。その反面、画面がちらつくという欠点がありました。現代の主流であるプログレッシブ(順次走査)方式に近づけるには、デインターレース設定で2枚の画像を合成し、滑らかな映像に変換します。こちらはケースごとの試行錯誤が必要なので、それぞれのオプションを実際に試してみて、最も自然に見えるものを選びましょう。

映像側の設定の最後は、入力ソースの選択です。これは実質的に「コンポジット」と「S-VHS(S-Video)」のどちらかを選ぶことになります。S-Videoは小型の4ピンDINコネクタで、特定のビデオカードやS-VHSレコーダーにしか搭載されていないため、ほとんどの場合は黄色いコンポジット映像入力を使用することになるでしょう。

音声は別の課題です。モノラルなら白ケーブル、ステレオなら白と赤のケーブルに接続しますが、なぜかMs. Pac-Manではうまく動作しませんでした。そこで最終的には、小型のUSBサウンドカードと、RCAピン→3.5mmミニジャック変換プラグを組み合わせたところ、完璧に機能しました。Ms. Pac-Manの安価な内蔵スピーカーからの出力音量が非常に大きかったため、Macのシステム設定アプリ内の「設定 → サウンド」セクションでオーディオ入力レベルを調整する必要がありました。
録画する
音量レベルが適切になり、正しいTV方式で映像が鮮明に取り込めたら、いよいよ録画開始です。
メニューから「ファイル → 録画開始(Command + S)」を選択すると、保存先と録画フォーマットを尋ねられます。MacではMP4形式が扱いやすいので、今回はこれを選択しました。録画を停止するには「ファイル → 録画停止」を選んでください。

メニューには、フルスクリーンやアスペクト比など、他にも表示オプションがあります。どうしても画像を引き伸ばして16:9のフルスクリーンで再生したい場合は自由に設定できますが、以前お伝えしたアスペクト比に関する記事の内容も思い出しながら設定しましょう。

まとめ
標準画質(SD)の映像をMacに取り込む方法としては、これが最も安価かつ手軽な手段です。ゲーム機からHD映像を取り込むには、より多くの機材が必要になりますが、それについてはまた別の機会にお伝えしたいと思います。
SD映像のキャプチャに関するコツやアイデアをお持ちの方は、ぜひ下のコメント欄で共有してください。
-
Grabユーティリティを使ってmacOS・Mac OS Xでスクリーンショットを撮る方法【完全ガイド】
Apple製コンピュータには、非常に便利なツールや機能が数多く搭載されています。その中には、インターフェースの表面に見えているものもあれば、macOSやMac OS Xの中に埋もれていて気づきにくいものもあります。Appleが「宝箱」として隠している場所の一つが、アプリケーションフォルダ内のユーティリティフォルダです。ここには、Macのメインステージにはほとんど登場しない、信頼性の高い純正アプリが揃っています。ターミナル、ディスクユーティリティ、アクティビティモニタ、キーチェーンアクセス、コンソールなどがあり、その中でも強力なツールの一つがGrab(グラブ)というMacアプリです。Grabとは
-
Macの「プレビュー」アプリで写真を編集する方法|切り抜き・リサイズ・色調整を徹底解説
Macに標準搭載されている「プレビュー(Preview)」アプリは、さまざまなファイルを素早く確認できる便利なツールです。対応アプリで開かなくてもファイルの中身をチェックできるため、日々の作業効率が大きく向上します。しかし、プレビューアプリにはもう一つ見落とされがちな隠れた機能があります。それが「写真の編集」です。閲覧中の写真に基本的な編集を加えたい場合、PhotoshopやApple純正の「写真」アプリを使わなくても、プレビューアプリだけで完結できます。 この記事では、プレビューアプリを使って写真を切り抜き(クロップ)、サイズ変更、色調整などを行う具体的な方法を詳しく解説します。 なお、プレ