MacのSpotlightをマスターして生産性の第一人者になる方法
macOSには複数のメジャーリリースにわたってSpotlightが搭載されてきましたが、その潜在能力を活かしきれているユーザーは意外と少ないのが実情です。これはSpotlight自体に問題があるわけではありません。むしろ、いつでもすぐに呼び出せる検索窓から、アプリの起動をはじめとするさまざまなタスクを高速かつ柔軟にこなせる優秀なツールです。
ただし、Spotlightには「存在を知られにくい」という課題があります。そもそもSpotlightのことを知らなければ、見つけることすら難しいでしょう。さらに、その機能の幅広さも驚きです。たまたま見つけたとしても、目の前のものが何なのか分からないかもしれません。多くのMacユーザーが誤ってCommand + Spaceキーを押してしまい、突然現れた入力ボックスに戸惑った経験があるのではないでしょうか。
この記事では、初心者から経験豊富なユーザーまで、誰でもSpotlightをマスターして日々の作業に役立てる方法を詳しく解説します。
Spotlightの呼び出し方
Spotlightの検索ウィンドウを開く方法は2つあります。
1. Command + スペースバーを同時に押す
または
2. 画面右上の虫眼鏡アイコンをクリックする

するとSpotlightウィンドウがポップアップ表示され、カーソルが自動的に入力欄に置かれるため、すぐに検索語を打ち込めます。
1. Spotlightでアプリを起動する
Spotlightの原点であり中核となる機能は、Mac内の検索です。ドキュメント、画像、動画、アプリケーションなど、あらゆるものを検索できます。探しているものを入力すれば、Spotlightが全力で見つけ出してくれます。

2. macOS上のファイルを検索する
アプリの起動にとどまらず、さまざまなファイルを検索することも可能です。ファイル名を入力すると、SpotlightがMacのファイルシステム全体を走査し、該当する名前のファイルを見つけ出します。
やや曖昧な検索語でも機能します。「Emilyからのメール」であれば(メールがMail.appと同期されていれば)該当メールが表示され、「Samからのメッセージ」ならその名の通りの結果が返されます。
3. 「kind」修飾子で検索を絞り込む
ファイル検索は、キーワードだけよりもっと具体的に行えます。kind:PDFという修飾子を使えば、検索結果をPDFだけに限定できます。
「kind」修飾子の完全な一覧については、Appleの公式ドキュメントを参照してください。
4. ブール演算子を使う
Spotlightはブール演算子のAND、NOT、ORをサポートしています。マイナス記号(-)はNOT演算子の代わりとして使えます。
AND:両方の条件に一致する結果のみを返します。通常、検索語を追加するだけでもANDに近い効果が得られるため、明示的に使う場面は多くありません。NOT:後続の検索語に一致する結果を除外します。たとえば「NOT kind:PDF」なら、PDF形式の結果がすべて除外されます。OR:いずれか一方の条件に一致する結果を返します。たとえば「author:sean OR author:shaun OR author:shawn」と入力すれば、Sean/Shaun/Shawnによるドキュメントが返されます。通常、「author」修飾子を2つ並べると結果ゼロになってしまいますが、ORを使えば連結できます。
5. 日付で検索する
created:mm/dd/yyyyやmodified:mm/dd/yyyyを使うと、作成日時や更新日時をもとにファイルを検索できます。他の演算子とブール演算子で組み合わせれば、より具体的な検索が可能です。
なお、日付検索はFinderの方が確実に動作する傾向がありますが、それでも覚えておくと役立つテクニックです。
6. 辞書の意味を調べる
Spotlightはポップアップ型のリファレンスツールとしても使えます。単語の定義を調べるには、その単語をSpotlightに入力し、キーボードの上下矢印キーで「辞書」の項目まで移動します。

7. 簡単な計算をする
Spotlightは検索バーから基本的な数学計算を実行できます。+、-、*、/の記号で計算式を組み立て、括弧で計算の順序を指定することもできます。

8. 単位を変換する
単位変換も同じ要領で行えます。一般的な単位はもちろん、あまり知られていない単位や慣習的な単位にも対応しています。変換したい数値と単位、そして変換先の単位を入力すれば、Spotlightが結果を表示してくれます。独自の測定システムを持つアメリカやイギリスのユーザーにとって特に便利な機能です。

9. Siriナレッジを活用する
Macにおいて、SpotlightとSiriは密接に連携しています。実際、Siriの音声認識は、本質的には音声でSpotlight検索を行う手段といえます。つまり、iOSで使えるSiriの多くのテクニックがMacでも使えるのです。
SpotlightはSiriナレッジとも連携しています。多くの場合、それは整った形で表示されたWikipediaの結果ですが、馴染みのない概念についてその場で背景情報を得ることができます。

10. Siriのナレッジグラフを活用する
Siriのナレッジグラフを使えば、スポーツのスコア、株価、天気、映画の上映時間などを取得できます。自然言語でのクエリでも呼び出せますが、以下のような構造化された表示に従うのが最も確実です。



11. 周辺の施設を探す
近くのカフェやレストランなど、地域の店舗情報を調べることもできます。探したいものをSpotlightに入力すれば、Appleマップからの結果がウィンドウに表示されます。

12. Safariの履歴とブックマークを検索する
Safariをメインブラウザとして使っているなら、Spotlightから履歴やブックマークを直接検索できます。これにより目的のウェブサイトへより素早くアクセスでき、まずSafariを開くという一手間を省けます。
まとめ
何年も前、Spotlightのもっさりとした中途半端な機能性は、QuicksilverやAlfredといったサードパーティ製アプリに簡単に凌駕されていました。拡張性や追加機能の面では今なおAlfredがSpotlightを上回りますが、アプリ起動とファイル検索に関しては、Spotlightはどのサードパーティ製ツールにも引けを取りません。
さらに拡張したいユーザーは、Spotlightに機能を追加できるオープンソースのプラグインフレームワーク「Flashlight」を試してみてください。キーボードショートカットがお好きなら、次にMacに向かったとき、ぜひSpotlightを活用してみてください。
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