MacでThunderbolt 3を最大限に活用する方法|知っておきたい便利な使い方
USB-Cばかりが注目を集めがちですが、比較的新しいMacBook AirやMacBook Proのユーザーには、もう一つ知っておいてほしい接続規格があります。それが「Thunderbolt 3」です。Thunderbolt 3は、接続したデバイス間で超高速な通信を実現するテクノロジーで、充電、映像出力、データ転送の一元化など、多彩な用途に対応できます。2015年に初めて発表され、2016年にはAppleのMacBook Proに搭載されました。従来の接続規格の最大4倍のパフォーマンスを発揮できることから、Appleが積極的に互換性を確保しているのも納得です。この記事では、MacコンピュータにおけるThunderbolt 3のおすすめの活用方法をご紹介します。
Thunderbolt 3とは?
Thunderboltは2011年にIntelによって世界に初めて導入され、USB 3.0と真っ向から競合する接続規格の一つでした。約10Gbpsの転送速度を実現し、ほぼあらゆる種類のデータを扱える点が特徴でした。そして進化したThunderbolt 3では、他のデバイスとは異なる専用コネクタを使う必要がなくなっています。
代わりに採用されたのが、USB-Cと同じ形状のコネクタです。現在のThunderbolt 3は最大40Gbpsの接続速度に対応し、さらに最大10GbpsのUSB速度もサポートしています。また、4Kディスプレイを2台同時に接続し、音声と映像を同時に出力することも可能です。Appleが早期からThunderboltを採用してきた経緯を考えれば、Thunderbolt 3への継続的なサポートも自然な流れといえます。USB-C方式への移行により、Thunderbolt 3は幅広いWindows PCやノートパソコン、その他のデバイスとも接続できるようになった点も大きなメリットです。
複数ディスプレイの接続
MacでThunderbolt 3を活用する大きなメリットの一つが、複数のディスプレイを接続できることです。前述のとおり、Thunderbolt 3は60fps駆動の4Kディスプレイを2台、120fps駆動の4Kディスプレイを1台、あるいは60fps駆動の5Kディスプレイ1台を接続できます。非常に高いスペックであり、一部の特殊な用途を除けば、ほとんどのMacユーザーのニーズを十分に満たせるでしょう。実際にこれを実現するには、Thunderbolt 3対応のモニターか、Thunderbolt 3ドックが必要になります。
データ転送の高速化
Thunderbolt 3でデータ転送を行えば、その速さにすぐに驚かされるはずです。最大40Gbpsという速度は、データを保存するストレージシステムとの組み合わせにおいて非常に魅力的な選択肢となります。動画編集(特に4K動画)をされる方、大量の写真ライブラリを扱う方、あるいは大容量ファイルを日常的に扱う方にとっては朗報です。
では、これはMacユーザーにどのようなメリットをもたらすのでしょうか?外付けハードドライブ、バスパワー駆動のデバイス、RAID構成のストレージを使用している方は、驚くほど高速な転送速度を体感できます。特にRAIDやSSDデバイスはThunderbolt 3の恩恵を大きく受けられ、写真家や動画編集者の要求を余裕で上回るパフォーマンスを発揮します。
外付けグラフィックス(eGPU)
もしMacのグラフィック性能に不満があるなら、Thunderbolt 3が救世主となってくれるかもしれません。近年のMacはゲーム向けには設計されていない傾向にありますが、少しの補助があれば十分に戦力になります。PC内部のGPUは、各種コンポーネントの接続に広く使われるPCIeシステムを利用しており、この内部接続と同じ仕組みをThunderbolt 3経由で外部に拡張できるのです。
外付けグラフィックカードは、パソコンを買い替えることなく必要なゲーム性能を手に入れられる優れた手段です。ノートパソコンユーザーにとって、Thunderbolt 3接続に対応したPCIe拡張シャーシを追加することは、Macの可能性を大きく広げてくれる選択肢となるでしょう。ゲームはもちろん、3Dモデリングや3Dプリント、動画編集などにも役立ちます。
ネットワーク構築
2台のコンピュータを直接つないでピアツーピア接続を構築する必要があったことはありますか?個人で行うことはあまりないかもしれませんが、業務の場面では必要になることがあります。そんなときにもThunderbolt 3が活躍します。
10Gbpsのピアツーピア接続速度により、2台のコンピュータ間でファイルを素早くやり取りできます。同様に、古いパソコンから新しいパソコンへのデータ移行にも利用可能です。また、同じ外付けストレージを共有する少人数のワークグループを構築したい場合にも、Thunderbolt 3は十分に対応してくれます。
2020年モデルのMacBook Airや近年のMacBook Proの購入を検討しているなら、Thunderbolt 3がすでに使える環境にある可能性は高いです。高速なデータ転送、USB-Cとの互換性、そしてAppleによる周辺機器への注力などを踏まえると、充電・ネットワーキング・モニター接続といったニーズに対する有力な解決策として、Thunderbolt 3を選ぶ価値は十分にあります。
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