Macのトラックパッドを自分好みに!覚えておきたい6つのカスタマイズ設定
Appleは、あらゆるユーザーに合わせてトラックパッドを設計しています。強く押し込むのが好きな人もいれば、優しくタップする人もいるでしょう。以下で紹介する各種設定を活用すれば、Macのトラックパッドを自分の好みに合わせて最適化できます。
このガイドでは、トラックパッドの使い心地を向上させる6つの機能を紹介します。すべて「システム環境設定 > トラックパッド > ポイントとクリック」からアクセスできます。それでは始めましょう。
1. ルックアップ&データ検出
名前のとおり、「ルックアップ&データ検出」は「ルックアップ」と「データ検出」という2つのサブ機能で構成されています。どちらも単語や情報に対して強めにクリック(フォースクリック)するか、3本指でタップすることで動作するため、ひとつの機能にまとめられています(これらのオプションについては後述します)。
ルックアップを使えば、任意の単語を強めにクリックするだけで、ポップアップ表示される辞書からその定義を確認できます。この機能はブラウザ上で特に威力を発揮し、単語の意味を調べるために別のタブを開いて手動で検索する手間がなくなります。
データ検出も同様のスマート機能です。「メール」や「メッセージ」などのアプリ内にある日付、住所、電話番号といったインタラクティブなデータを自動的に認識し、関連するアプリ(「連絡先」など)で開けるようにします。検出されたデータにはグレーの枠が表示されるので、見分けやすくなっています。
下の画像では、Trelloの住所の周りに薄い枠が表示されているのがわかります。
検出されたデータの右側にあるドロップダウン矢印をクリックするか、データ自体を強めにクリックすると、連絡先カードがポップアップ表示されます。
そこから、地図アプリで場所を開いたり、情報を連絡先アプリに保存したりといった、さまざまなアクションを選択できます。
「ルックアップ&データ検出」を有効にするには、「システム環境設定 > トラックパッド > ポイントとクリック」を開き、リストの一番上にある機能をオンにします。
この機能には2つの操作方式があり、名称のすぐ下のドロップダウンメニューから選択できます。それぞれの動作は以下のとおりです。
- 1本指で強めにクリック: カチッという2度目のクリック感があるまでトラックパッドをしっかり押し込むと、機能が起動します。
- 3本指でタップ: 3本の指で同時にタップすると、機能が起動します。
ダイアログの下部には「強めのクリックと触覚フィードバック」オプションもあります。これを有効にすると、強めにクリックした際に2度目のクリック感を物理的に感じ取れるようになります。
2. 副ボタンのクリック
「副ボタンのクリック」機能を使うと、トラックパッドでコンテキストメニュー(いわゆる右クリックメニュー)を開く操作方法を細かく制御できます。有効にするには、「システム環境設定 > トラックパッド > ポイントとクリック」で「副ボタンのクリック」をオンにします。副ボタンクリックの操作方法は3種類あります。
- 2本指でクリックまたはタップ: 2本の指で同時にタップ(またはクリック)してメニューを開きます。
- 右下隅をクリック: トラックパッドの右端をクリックして副ボタンクリックを起動する、従来のWindows風の操作スタイルです。
- 左下隅をクリック: 前項と同じ仕組みですが、左側をクリックする方式になります。
これらのオプションは非常に便利です。WindowsやLinuxノートPCに慣れているユーザーなら、この機能のおかげでmacOSへの移行がぐっとスムーズになるでしょう。
3. タップでクリック
「タップでクリック」は「ポイントとクリック」タブの3番目の機能です。物理的に押し込む代わりに、トラックパッドを軽くタップするだけでクリックとして認識させたいユーザー向けの機能です。このオプションを有効にすると、タップでも物理クリックでも同じようにクリック操作が行えます。
無効にした場合は、物理的な押し込みによるクリックのみが利用できる状態になります。
4. クリックの強さ
「ポイントとクリック」タブの「クリック」セクションには、「弱い」「中間」「強い」の3段階から選べるスライダーがあります。これは、クリックとして認識させるためにどれほどの強さでトラックパッドを押す必要があるかを調整するものです。実際に何段階か試してみて、自分の手に合った設定を見つけましょう。
このオプションのすぐ下には「無音クリック」という項目があります。有効にするとクリック音が消え、クリック操作がより静かで控えめなものになります。ただし変化がごく小さいため、すぐには気づかないかもしれません。
5. 軌跡の速さ
「軌跡の速さ」は、トラックパッドを操作したときに画面上でカーソルがどれだけ速く移動するかを決定します。デフォルトでは中程度の速度に設定されていることが多いのですが、素早いカーソル移動に慣れている方は、スライダーを右にドラッグしてみてください。
カーソルのカスタマイズについてさらに詳しく知りたい方は、カーソルカスタマイズガイドも参考にしてください。
6. スクロールの方向
トラックパッドでは、2本の指を上下にスライドさせてスクロールできます。マウスを使ったことがない方なら、「スクロールとズーム」タブのスクロールの方向は「ナチュラル」に設定されているはずです。
しかし、マウスを長年使っていて「逆スクロール」に慣れている場合は、この設定を見直したくなるかもしれません。この機能をオンにすると、Mac上のページは指のスライド方向に合わせてスクロールします。オフにすると、ページは指のスライド方向とは逆に動きます(マウスのスクロールホイールと同じ挙動です)。
この機能は、マウスとトラックパッドを頻繁に行き来して使うユーザーにとって便利です。ただし、自動的に切り替わるわけではないため、デバイスを変更するたびに設定を手動で更新する必要がある点には注意しましょう。
Macのスクロール方向に関するガイドでは、この設定を自動化するちょっとしたテクニックも紹介しています。
トラックパッドこそ最高のポインティングデバイス
Appleのトラックパッドは、市販されている周辺機器の中でも屈指のインタラクティブ性を誇ります。しかし、その実力を最大限に引き出せるのは、自分の使い方に合わせてきちんと最適化した場合だけです。トラックパッドの設定を丁寧に見直せば、日々の作業がより快適で効率的になるはずです。
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