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Windows 10の標準ユーザーと管理者アカウントの違いとは?アカウント種類の変更方法も解説

Windows 10における「標準ユーザーアカウント」と「管理者アカウント」の違いについて疑問を持ったことはありませんか?「管理者アカウントではなく、普段の作業は標準アカウントで行うべきなのか」「Windows 10のユーザーアカウントの種類を変更する方法は?」といった疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではすべての質問にお答えします。

Microsoftは、すべてのWindows OSにおいて「標準ユーザー」と「管理者」という2種類のユーザーアカウントを提供しています。それぞれのアカウントには、以下のような役割と意味があります。

  • 管理者アカウント:コンピュータへの完全な制御権とフルアクセスが必要なユーザー向け
  • 標準ユーザーアカウント:複数のプログラムを実行する必要はあるものの、管理機能へのアクセスは制限されているユーザー向け

Windows 10を新規インストールすると、デフォルトで3つのユーザーアカウントが作成されます。「管理者」「初期ユーザー」「ゲスト」の3つです。ただし、初期段階では管理者アカウントとゲストアカウントは無効になっており、ユーザーは初期アカウントでインストール作業などを行うことになります。

Windows 10の標準ユーザーと管理者アカウントの違いとは?アカウント種類の変更方法も解説

標準ユーザーと管理者アカウントの比較

標準ユーザーアカウントでは、コンピュータを通常どおり使用し、OfficeアプリやWebブラウザを開くなど、基本的なタスクをすべて実行できます。しかし、システムファイルに変更を加える場合には管理者権限が必要です。管理者ユーザーには、コンピュータ上ですべての変更を行うための追加権限が与えられています。

標準ユーザーは、システムファイルの作成・編集・表示・削除を行うことができません。システムファイルとは、Windows OS自体の動作に不可欠なファイルのことです。これらを変更するには、管理者アカウントに付随する特権が必要になります。ここからは、両者の違いを詳しく見ていきましょう。

標準ユーザーアカウントでできること

Windows 10の標準ユーザーと管理者アカウントの違いとは?アカウント種類の変更方法も解説

標準ユーザーアカウントでは、コンピュータにアクセスすることはできますが、大きな変更を加えることはできません。たとえば、新しいプログラムのインストールはできませんが、既存のプログラムは実行できます。つまり、標準アカウントは、コンピュータの動作に必要なファイルの削除など、そのPCを使う全員に影響する変更を防ぐことで、コンピュータを保護する役割を果たします。標準ユーザー(非管理者)として、Windows 10で以下の操作が可能です。

  1. ディスプレイ設定を自分の好みに合わせて変更できる(ただし、フォントサイズなどの重要な調整は不可)
  2. インストール済みのアプリケーションを設定なしですべて実行できる
  3. Bluetoothや赤外線接続などのワイヤレスネットワークに接続できる
  4. CDやDVDへのデータ書き込みが簡単に行える
  5. アクセス権限のあるネットワーク共有へファイルをコピーできる

以上が標準ユーザーの基本機能ですが、Windowsのバージョンが進化するにつれ、標準ユーザーにもより多くの権限が付与されるようになりました。新しく追加された機能はシンプルでリスクの低いタスクばかりです。Windows 7以降では、標準ユーザーでも次の操作が可能になっています。

  1. システムクロックやカレンダーの確認
  2. タイムゾーン(時間帯)の変更
  3. 電源管理設定の調整
  4. Windowsガジェット(サイドバー)の有効化と構成
  5. Windows Updateの適用
  6. IT管理者が承認したWebサイトからのActiveXコントロールのインストール
  7. システムドライバへのアクセスが必要なプリンタやその他のデバイスの追加
  8. VPN(仮想プライベートネットワーク)接続の作成と構成
  9. WEP、WPA、WPA2などのワイヤレスセキュリティの設定により、安全なWi-Fiネットワークへの接続

一方で、標準ユーザーはデフォルトではほとんどのプログラムやドライバをインストールすることが禁止されており、システム設定の変更や管理機能の操作も一切行えません。

注意: 標準ユーザーは、同じPC上の他のユーザーが所有するファイルにもアクセスできません。

管理者アカウントでできること

Windows 10の標準ユーザーと管理者アカウントの違いとは?アカウント種類の変更方法も解説

管理者ユーザーアカウントでは、コンピュータ全体へのアクセスと制御が可能です。アプリケーションの追加・削除、ユーザーアカウントの作成・削除、アカウント権限の変更など、あらゆる設定関連タスクを実行できます。管理者以外で最も強力な存在は、OSのカーネルだけです。カーネルは、システムパーティションやブートパーティションの削除といった管理者の操作すら無効化できます。管理者アカウントでは、次のような変更が自由に行えます。

  1. アプリケーションのインストール
  2. ユーザーアカウントの追加・削除
  3. ファイル共有、プリンタ共有、メディア共有、リモートデスクトップなどのファイアウォール設定の変更
  4. 保護者による制限(ペアレンタルコントロール)の構成
  5. メディアの年齢制限の変更
  6. ファイルのバックアップと復元
  7. システムパフォーマンスに影響する視覚効果の変更

管理者が管理できる権限は他にも多数あります。初めて管理者アカウントを使う場合は、設定画面を数分間いろいろと触ってみると、他に何を調整できるのかが把握できるでしょう。

ただし、管理者アカウントでPCを操作すると、マルウェアやハッカーによる攻撃のリスクが高まります。この脅威を最小限に抑えるため、管理者アカウント使用時は「ユーザーアカウント制御(UAC)」を活用してセキュリティを強化しましょう。さらに、管理者アカウントでログインしていても、ほとんどのプログラムは標準ユーザーの権限で実行されます。

この仕組みのおかげで、アプリケーションや各種タスクの実行中にマルウェアに感染するリスクを軽減できます。セキュリティの観点からは、標準ユーザーアカウントの制限されたアクセス権が非常に有用だといえます。

Windows 10でユーザーアカウントを作成する方法

  • Windowsキー + I を押して「設定」を開き、「アカウント」をクリックします。
  • 左側のメニューから「家族とその他のユーザー」を選択し、「このPCに別のユーザーを追加する」をクリックします。
  • 「このユーザーのサインイン情報がありません」をクリックし、「次へ」を選択します。

Windows 10の標準ユーザーと管理者アカウントの違いとは?アカウント種類の変更方法も解説

ここから、メールアドレスまたは電話番号で新しいMicrosoftアカウントを作成するか、「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選択できます。

Windows 10の標準ユーザーと管理者アカウントの違いとは?アカウント種類の変更方法も解説

新しいユーザー名とパスワードを入力して続行すれば完了です。これで標準ユーザーアカウントの作成は終了です。

隠し管理者アカウントを有効化する

さらに、多くのタスクを実行するための追加権限を持つ「隠し管理者アカウント」を有効化することもできます。手順はとてもシンプルです。

  • コマンドプロンプトを管理者として起動します。
  • net user administrator /active:yes と入力してEnterキーを押します。
  • 成功すると「コマンドは正常に終了しました」と表示されます。

Windows 10の標準ユーザーと管理者アカウントの違いとは?アカウント種類の変更方法も解説

逆に無効化したい場合は、net user administrator /active:no コマンドを実行してください。

ユーザーアカウントの種類を変更する方法

「Windows 10でユーザーアカウントの種類を変更すべきか?」と悩んでいる方もいるでしょう。答えはイエスです。以下の手順で簡単に変更できます。

  • ショートカット「Windows + I」で「設定」アプリを開きます。
  • 「アカウント」→「家族とその他のユーザー」の順にクリックします。
  • 対象のユーザーアカウントを選択し、「アカウントの種類の変更」ボタンをクリックします。
  • 用途に応じて「管理者」または「標準ユーザー」を選択します。

Windows 10の標準ユーザーと管理者アカウントの違いとは?アカウント種類の変更方法も解説

まとめ

日常的な作業は標準ユーザーアカウントで行い、ソフトウェアのインストールやシステム設定の変更が必要なときだけ管理者アカウントを使うのが安全な運用の基本です。アカウントの使い分けを正しく理解することで、マルウェアや誤操作からPCを守り、快適かつセキュアなWindows 10環境を実現しましょう。


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