Windows 10の最悪の失敗ポイント――発売1年の問題点とその後の改善を検証
MicrosoftはWindows 10で数々の成功を収め、優れた新機能を多数搭載しました。しかし、失敗した部分があったことも否めません。この記事では、Windows 10がつまずいたポイントを振り返り、それらが現在解決されているのかどうかを見ていきます。
Windows 10は絶えず進化し続けるOSです。そのため、不足している機能や不満の多い仕様は、今後のアップデートで修正される可能性もあります。しかし、無料アップグレードの強引な推進など、一部の決定はすでに過去のものとなっています。
Windows 10への強引なアップグレードの推進
登場から最初の1年間、MicrosoftはWindows 7および8.1ユーザー全員にWindows 10を無償で提供していました。ある時期から、Windows Updateを通じて「Get Windows 10」というアプリケーションが対象システムにひそかにインストールされるようになりました。このアプリを使えば、システムがアップグレードに対応しているかを簡単にチェックでき、希望すればアップグレードに申し込むことができたのです。
ところが問題が発生しました。自分の意思に反してWindows 10へアップグレードされてしまうユーザーが現れたのです。Microsoftは少しでも多くの人をWindows 10へ移行させたいという思惑から、過度に攻撃的な手法を用いていました。
おそらく最も悪質だったのは、「Get Windows 10」アプリの×(閉じる)ボタンを押してもウィンドウが閉じなくなり、代わりにバックグラウンドでアップグレードの準備が始まるようになったことでしょう。
批判は即座に巻き起こりましたが、Microsoftがこの動作を撤回するまでには数週間を要しました。いわゆる「#upgradegate(アップグレードゲート)」騒動です。
Microsoftのチーフ・マーケティング・オフィサーであるクリス・カポセラ氏は、Windows Weeklyのインタビューでこの失態を認め、状況を「非常に苦痛で、明らかに暗い出来事」であり、「そこから多くを学んだ」と述べています。
Windows Updateの柔軟性の欠如
以前のバージョンのWindowsでは、Windows Updateを細かくコントロールでき、インストールする項目を自由に選択できました。しかし、Windows 10ではそれが一変しました。セキュリティパッチ、バグ修正、新機能などが、ユーザーの意向にかかわらずすべて自動的にインストールされます。Microsoftの考えとしては、全ユーザーが同じバージョンを使う状態を保証するためなのでしょうが、今なおWindows 10に対する最大の不満の一つであり続けています。
Windows 10の登場当初、私たちは強制アップデートの長所と短所について取り上げました。その後、Windows Updateにはいくつかの小さな改良が加えられています。最も注目すべきは「アクティブ時間」の導入です。12時間の時間帯を設定すると、その間は更新プログラムのインストールのためにデバイスが自動的に再起動しなくなります。設定するには、Windowsキー + I を押して「更新とセキュリティ」>「Windows Update」>「アクティブ時間の変更」へと進みます。
さらに、公開予定のCreators Updateでは、重要度の低い更新プログラムのインストールを最大35日間一時停止できるようになるかもしれないとのことです。Microsoftはユーザーの不満を十分に認識しており、状況を完全に解消するには至っていないものの、徐々に改善へと歩み始めているようです。
疑問の残るプライバシー設定
プライバシーが失われつつある現代において、Windows 10に疑問の残るプライバシーポリシーがあることは驚きではありません。最大の問題は、多くのユーザーが気づかないうちにデフォルトで同意してしまっている点です。
Windows 10のインストール中、多くのユーザーはMicrosoftが「最高のエクスペリエンス」と称する理由から「高速設定」を選択します。しかしその選択が実際に何を有効にしているのか、正しく理解しているユーザーはごくわずかです。セットアップ中に「設定をカスタマイズ」をクリックすれば、プライバシー設定を手動で構成することも可能です。
デフォルト設定では、Microsoftによる体験に合わせた広告のパーソナライズ、インターネット閲覧データの受信、位置情報データの信頼できるパートナーへの送信が許可されます。Microsoftの説明を信じるなら、見た目ほど悪質ではないのかもしれません。一部のアプリケーションは機能の一部として特定のデータを使用する必要がありますし、Windowsも使いやすさの向上を目的に情報を収集しているのですから。
これらの設定の大半は、Windowsキー + I を押して「プライバシー」を開き、各カテゴリーを順番に確認しながら好みに合わせて調整できます。
当サイトでは、Windows 10のプライバシーに関する完全ガイドも公開しています。しかし、デフォルトでWindows 10がどれほど多くの情報を収集しているのか、多くのユーザーが依然として無自覚であるという事実は変わりません。そのうえ、Microsoftはプライバシーに関して曖昧な表現を使い続けており、この分野にはまだ大きな改善の余地が残されています。
失われた機能と一貫性のないインターフェース
Windows 10はCortanaのような仮想アシスタントなど、興味深い新機能をもたらしました。しかし同時に、Windows Media Center、デスクトップガジェット、標準搭載ゲームなど、いくつかの機能が削除されました。特に標準ゲームの廃止は多くのユーザーの不満の種となっています。ストアから代替品をダウンロードできるものの、広告だらけなのが実情です。
これらの機能が恋しい方は、失われたWindows 10の機能を復活させる方法を解説したガイドをぜひご覧ください。
仮想デスクトップの導入は長年待ち望まれたものでしたが、デスクトップの名前変更やそれぞれに異なる壁紙を設定するといったシンプルな機能すら備えていません。また、システム上のすべてのユーザーにメールアドレスの関連付けが必要な点や、包括的なルールでアプリをブロックできない点は、Windows 8からの後退と言えます。
さらに、一貫性のないユーザーインターフェースも問題です。Microsoftはリリース後、特に右クリックメニューなどで改良を重ねてきましたが、モダンアプリと従来型のWindowsアプリの間には、見た目にも機能面でも明確なデザインの差が残っています。
「設定」アプリと「コントロールパネル」が別々に存在し、両方が独自の機能と類似した機能を同時に抱えているという現状は、まったくもって不可解です。この点については、「Windows 10にあってほしかった機能」のリストでより詳しく取り上げています。
すべてが悪いわけではない
Windows 10がすべて悪いわけでは決してありません。アップグレードすべき説得力のある理由は数多くありますが、だからといって改善の余地がないわけでもありません。このOSは今やサービスのような存在であり、進化を続けていくため、Microsoftが私たちの不満の多くを解決してくれることに期待できます。
ただし、どこまで変わるかは別問題です。特にアップデートとプライバシーに関する方針については、Microsoftが自らの立場を頑なに守ろうとしているように見えます。Windows 7や8を使い続けている方には、アップグレードせずにWindows 10風の機能を手に入れる方法を紹介した記事が役立つでしょう。
あなたはWindows 10について、Microsoftのどこが間違っていたと思いますか? リリース時には不満だったのに、改善された点はありますか?
画像クレジット: beeboys via Shutterstock
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