Windows 10が今もひそかにサポートしている4つの懐かしのレガシー機能
長い歴史を持つWindowsだからこそ、時代とともに数々の機能を採用しては廃止してきました。今なお使われている古いプログラムや、新機能に取って代わられた往年の定番ツールについて取り上げたこともあります。しかし、実はWindowsの中には、今も「隠れて」生き続けている旧式の機能がいくつもあることをご存じでしょうか?
今回は、ほとんどの人が何年も使っていないのに、Windows 10で今でも実行できる古風な機能をいくつかご紹介します。
1. フロッピーディスク
フロッピーディスクは、記録メディアの進化をよく物語る存在です。最も新しいタイプの3.5インチフロッピーディスクでも、容量はわずか1.44MB。MP3形式の楽曲1曲すら収まりません。
実際、スマートフォンのストレージがたとえ16GBしかなくても、それはフロッピーディスク約11,111枚分に相当します。ユーザーの大半はSSDやUSBフラッシュドライブ、さらにはCD-ROMへと移行しましたが、それでもWindows 10はフロッピーディスクを扱えるのです。
もちろん、フロッピードライブを内蔵した新品のパソコンはもう存在しません。代わりに、USBポートに接続する外付けリーダーを使えば読み書きが可能です。比較的新しいモデルなら、PCにつなぐだけでプラグアンドプレイ機能により自動認識されるはずです。古い機種の場合は、対応するドライバーを探してインストールする必要があるかもしれません。USB接続のフロッピーディスクリーダーはAmazonなどで手頃な価格で入手できます。
なぜわざわざそんなことをするのか? 昔のDOSゲームをフロッピーから遊びたいとか、「実際にやってみた」と言いたいだけかもしれません。飲み物のコースターに使うしかなかった古いフロッピーをお持ちなら、クリエイティブな再利用アイデアをチェックしてみてください。
2. ダイヤルアップインターネット接続
「自分のネット回線は遅い」と感じている方。ダイヤルアップ接続を使わずに済んでいることに感謝しましょう。実はWindows 10は今でもダイヤルアップをサポートしています。設定アプリを開いてネットワークとインターネットのセクションへ移動すると、ダイヤルアップ専用のタブが用意されています。利用には、電話ケーブルで壁のモジュラージャックに接続できるモデムが必要です。画面の案内に従って認証情報を入力すれば、ダイヤルアップで接続できます。
ご存じない方のために説明すると、この古式ゆかりの接続方式は、モデムが電話番号をダイヤルし、コンピュータをプロバイダ(ISP)につなぐ仕組みです。当時としては革命的なオンライン手段であり、America Online(現在のAOL)をプロバイダとして利用していた多くの人がその便利さを知っています。ただし、現代の基準では信じられないほど遅いのが難点です。ダイヤルアップの速度は約56Kbps。一方、今日まともな速さとされるブロードバンドは10Mbpsです。
比較ツールで試算すると、10MBのファイル(ソフトのインストーラー程度)のダウンロードに、ダイヤルアップでは約25分かかるのに対し、10Mbps回線ならわずか8秒で済みます。100MB(短い動画1本分)になると、ダイヤルアップでは4時間9分も待たされることになります。同じファイルを現代的な回線でダウンロードすれば、1分20秒ほどで完了します。
とはいえ、通信環境の整っていない地域では、ダイヤルアップが今も唯一のインターネット接続手段であるケースがあります。そのため、現在も数百万人がAOLの格安ダイヤルアップサービスを利用し続けているのです。あの絶望的な速度なしにダイヤルアップの栄光の日々を追体験したいなら、ブラウザを開くたびにあの有名なモデム接続音を鳴らしてくれるChrome拡張機能もあります。
3. Windows 95互換モード
新しいバージョンのWindowsが登場するたび、人々は古いデバイスやプログラムがそのまま動くことを期待します。そこでWindowsには、旧ソフトウェアを動作させるための特別なモードが用意されています。パソコンにインストール済みの任意のプログラムを右クリックしてプロパティを選択し、互換性タブを開くと、これらのオプションが見つかります。
互換モードでこのプログラムを実行する:にチェックを入れると、過去のWindowsのバージョンを選択できます。こうすることで、Windowsは指定したバージョン向けの設定を適用し、動作するよう試みます。最新のソフトは現在のWindowsで問題なく動きますが、例えば古いゲームが起動しないときなどに、この機能が役立つでしょう。
なんとも面白いのは(そして古さを痛感するのは)、Windows 95が選択肢に含まれている点です。四半世紀近く前のOS向けに作られたソフトを実行する必要がある人がいるという発想自体が笑えますが、業務アプリケーションではあり得る話かもしれません。それでも、Windows 10にこんな過去の名残が息づいているのは興味深いですね。ただし、さらに古い16ビットのWindows 3.1用プログラムは動作しません。Windows 95用ソフトですら32ビットだったからです。
4. Windowsのファックス機能
あなたが最後にファックスを送ったのはいつですか? 一部の業界や官公庁を除けば、ファックス機はほぼ姿を消しました。メールやクラウドストレージの手軽さに比べれば、ファックスでのファイル共有は非効率です。どうしても必要なときはパソコンから無料で送れるのですから、場所を取るファックス機を置いておく価値はほとんどありません。
しかし、万一にも物理的なファックス機と電話回線接続用モデムをお持ちなら、Windowsが標準でファックスをサポートしていることを知って喜べます。スタートメニューでFaxと入力すると、Windows ファックスとスキャンという項目が表示されます。画像や書類をパソコンに取り込むスキャンユーティリティとして使ったことがある人も多いはずですが、実はファックスツールとしての顔も持っています。
新しい Faxをクリックすると、ファックスモデムをパソコンに接続するよう促されます。接続が完了すれば、Windowsがファックス送信の手順を丁寧に案内してくれます。繰り返しますが、ほとんどの人にとってファックスは時代遅れの存在で、とうにメールに取って代わられました。それでも、この機能は幾世代にもわたってWindowsに残り続けているのです。
過去とのつながりを保ち続けるWindows
Windows 10は、もはや意味をなさない多くの機能を廃止し、ユーザーの反発を招いた新機能まで導入してきました。それでもMicrosoftがこの4つの古典的機能を保持し、復活のための面倒な作業を要求しなかったのは興味深いところです。もちろん、以前のWindowsで動いていた機能なら移植自体は難しくありませんが、果たしてこの機能たちがあとどれくらい生き残るのかは気になるところです。
次期バージョンのWindowsにも、Windows 95互換モードやファックス、ダイヤルアップ接続の内蔵サポートが引き継がれるのでしょうか? 答えは時が明らかにしてくれるでしょう。
Windows機能ネタをもっと楽しみたい方は、もう惜しくない過去の機能のまとめや、今なお現役で動いている忘れ去られたWindowsプログラムの記事もぜひチェックしてみてください。
Windows 10が今もサポートしている他の古典的機能をご存じですか? 上記4つのうちどれかを使ったことはありますか? ぜひコメント欄で教えてください!
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