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Windowsユーザーアカウントをロックダウンする5つの方法【標準アカウントからファミリーグループまで】

自分のPCでは管理者アカウントを使っているものの、他の人にそのレベルのアクセス権を与えるのは不安――そんな経験はありませんか。

子どものPC利用を見守りたい場合や、家族のためにシンプルで安全な環境を作りたい場合など、Windowsの一部機能へのアクセスを制限することは非常に有効です。たとえPCの使用時にロックをかけていても、他のユーザーアカウントが持つ権限が問題になるケースは少なくありません。

この記事では、Windows 10でユーザーアカウントをロックダウンするさまざまな方法をご紹介します。

標準アカウントとUACを活用する

アカウントの権限を制限する最も簡単な方法は、そのアカウントを「標準ユーザー」に設定することです。標準アカウントでは、ソフトウェアの実行や他のユーザーに影響しない設定変更は可能ですが、システム全体を自由に操作することはできません。

たとえば、標準アカウントではソフトウェアのインストール、インターネット接続設定の変更、システム時刻の変更などは行えません。

アカウントの権限を変更するには、「設定」>「アカウント」を開きます。

「家族とその他のユーザー」タブで「その他のユーザー」以下にある対象アカウント名をクリックし、「アカウントの種類の変更」ボタンを押します。ここで「管理者」「標準ユーザー」を選択できます。

Windowsユーザーアカウントをロックダウンする5つの方法【標準アカウントからファミリーグループまで】

新しいアカウントを作成する必要がある場合は、「このPCに他のユーザーを追加する」をクリックします。Microsoftアカウントでのサインイン手順(任意)に従い、アカウントの種類を求められたら「標準ユーザー」を選びましょう。

ユーザーアカウントについて話す際、「UAC(ユーザーアカウント制御)」の存在も知っておくべきです。UACは、必要なときだけプログラムを管理者として実行できるようにするWindowsの機能です。標準アカウントの場合、UACによってソフトウェアのインストールやシステム全体の設定変更など管理者権限が必要な操作を行う際に、管理者のパスワード入力が求められます。

一方、管理者アカウントでは確認ダイアログで「はい」を選ぶだけで済みます。つまり、PCを使用していないときは必ずロックしておくことが重要です。UACと管理者権限の詳細については、関連記事もあわせてご覧ください。

Microsoftファミリーグループを活用する

標準アカウントは、他人にPCの設定を勝手にいじられたくない場合に便利ですが、子どもがPCを安全に使うための対策としては不十分です。そのような場合は、Windows 10の「Microsoftファミリーグループ」機能を試してみてください。

まず、「設定」>「アカウント」>「家族とその他のユーザー」に戻ります。PC上で新しい子ども用アカウントを作成することもできますが、「ファミリーの設定をオンラインで管理する」をクリックしてMicrosoft Family Safetyページを開いたほうが簡単です。Microsoftアカウントでサインインして続行します。

初めて設定する場合は、「ファミリーグループを作成する」ボタンをクリックします。すると、ファミリーにユーザーを追加するよう促す画面が表示されます。

「メンバー」を選択し、子どものMicrosoftアカウントに紐づくメールアドレスまたは電話番号を入力します。CAPTCHAを完了し、「招待状を送信」をクリックしましょう。

子どもがまだMicrosoftアカウントを持っていない場合は、下部の「新規作成する」リンクをクリックします。既存のメールアドレスを使って新しいMicrosoftアカウントを作ることも、新しい@outlook.comアカウントを作成することも可能です。

Windowsユーザーアカウントをロックダウンする5つの方法【標準アカウントからファミリーグループまで】

子どもにはファミリーグループへの招待メールが届きます。招待を承認しないとファミリー設定が有効にならないため、必ず承認してもらいましょう。承認後、子どもがMicrosoftアカウントでPCにサインインすれば、ファミリーグループの各機能を使えるようになります。

ファミリー機能はXbox OneやAndroid端末の子ども管理にも対応していますが、ここではWindows 10デバイスに焦点を当てて解説します。

ファミリーグループメンバーの管理方法

子どものアカウントがファミリーグループに追加されたら、アカウントの動作に関するさまざまなオプションを変更できます。設定はMicrosoft Family Safetyの管理ページから行います。

ページにはファミリーの全メンバーが表示されます。メンバー名の下にある「アクティビティ」を選択すると、子どもが使用したアプリ、閲覧したウェブサイト、検索履歴、スクリーンタイムなどを確認できます。

上部には、以下のような管理項目が並んでいます。

  • スクリーンタイム: PCを利用できる時間帯や使用時間を設定できます。時間制限は30分から12時間まで指定可能で、曜日ごとの個別設定にも対応しています。たとえば「金曜日は2時間まで」「平日は午前7時から午後10時の間のみ利用可」といった細かな運用が可能です。
  • アプリとゲームの制限: より具体的な制限をかけたい場合は、このパネルで特定のアプリやゲームを選んで制限できます。子どもがアプリを平均的にどれくらい使っているかを確認した上で、上記と同様の設定で利用時間や利用可能な時間帯を決められます。
  • コンテンツの制限: 子どもの年齢を設定すると、年齢に適したコンテンツのみ自動的に許可されます。たとえば14歳なら、PG-13指定の映画や「ティーン」以下のレーティングのビデオゲームが視聴・プレイできます。
    • 特定のアプリやゲーム(代替ブラウザなど)を常に許可または常にブロックすることもできます。
    • さらに、Microsoft Edgeで不適切なウェブサイトをスライダーでブロックできます。この設定をオンにすると他のブラウザもブロックされ、必要に応じて特定サイトだけを許可することも可能です。より厳しく管理したい場合は、承認済みサイトのリストのみアクセスを許可する設定も選べます。
  • 支出: Microsoft Storeでの購入に保護者の承認を必須にしたり、購入時にメール通知を受け取ったりできます。また、子どものアカウントにお金をチャージし、好きなコンテンツを購入できるようにすることも可能です。
  • お子様の現在地: 子どもがAndroid端末を持っている場合、Microsoft Launcherアプリをインストールすると、ここから位置情報を確認できます。

グループポリシーを活用する

グループポリシーは、WindowsのProエディションに搭載されているツールで、アカウントに関するあらゆる側面を細かく制御できます。企業向けのツールですが、個人でも多くの便利な調整を行えます。

Homeエディションには公式には搭載されていませんが、回避策を使ってWindows Homeにグループポリシーエディターを導入することも可能です。

グループポリシーエディターを開くには、Win + Rキーで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、gpedit.mscと入力します。次に、変更したい項目へ移動し、ダブルクリックで状態を「未構成」から「有効」または「無効」に変更します。Windowsをロックダウンするのに役立つ主な設定例は以下の通りです。

  • コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windowsコンポーネント > Windows インストーラー「Windows インストーラーを無効にする」を有効にすると、誰もソフトウェアをインストールできなくなります。
  • ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > コントロール パネルでは、「指定されたコントロール パネル項目を表示しない」で一部の項目を非表示にしたり、「指定されたコントロール パネル項目だけを表示する」で制限付きリストを作成したり、「コントロール パネルと PC 設定へのアクセスを禁止する」で完全にアクセス不能にしたりできます。
  • ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > システムには、「コマンド プロンプトへのアクセスを禁止する」「レジストリ編集ツールへのアクセスを禁止する」があり、詳しいユーザーによる回避策を防げます。また、「指定された Windows アプリケーションを実行しない / 実行する」を使えば、ユーザーが実行できるソフトウェアを制御できます。
  • ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > システム > Ctrl + Alt + Del オプションでは、パスワードの変更、タスク マネージャーの起動、ログオフ、PCのロックといった操作を禁止できます。
  • ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > Windowsコンポーネント > エクスプローラー「マイ コンピューターからのドライブへのアクセスを禁止する」を使えば、ファイルシステムを勝手に探索されるのを防げます。
  • コンピューターの構成 > Windowsの設定 > セキュリティの設定 > アカウント ポリシー > パスワード ポリシーには、パスワードを制限する複数のオプションがあります。「パスワードの有効期間」で定期的なパスワード変更を強制したり、「パスワードの長さ」で短いパスワードを禁止したりできます。さらに「複雑さの要件を満たす必要があるパスワード」を有効にすると、最低6文字以上で英字・数字・記号を組み合わせたパスワードが必須になります。

グループポリシーエディターにはこれ以外にも多数の設定がありますが、上記の項目だけでWindowsの主要機能をしっかりロックダウンできます。

Microsoft Storeアプリのみ許可する

PC上のアプリの大半は、Microsoft Store以外から入手したものでしょう。しかし、ソフトウェアのインストールをブロックしてアカウントをロックダウンしたい場合は、Microsoft Storeからのインストールのみ許可するWindowsの設定を有効にできます。

この設定は、「設定」>「アプリ」>「アプリと機能」にあります。上部のドロップダウンボックスを「Microsoft Store のみ」に変更すると、他のソースからのアプリインストールを防止できます。前述のグループポリシーで設定アプリへのアクセスをブロックする設定と組み合わせれば、望ましくないソフトウェアからPCを守れるでしょう。

Windowsユーザーアカウントをロックダウンする5つの方法【標準アカウントからファミリーグループまで】

従来のデスクトップアプリと比較して、Storeアプリは要求される権限が少なく、PCにとって安全性が高いというメリットもあります。詳細は、Storeアプリとデスクトップアプリの比較記事をご参照ください。

ロックダウン専用ソフトウェアを試す

上記の方法で十分な効果が得られない場合は、Windows PCをさらに強固にロックダウンするソフトウェアの出番です。再起動のたびにPCを初期状態のスナップショットに戻す「Deep Freeze」系ツールも選択肢の一つです。

FrontFace Lockdown

Windowsユーザーアカウントをロックダウンする5つの方法【標準アカウントからファミリーグループまで】

このアプリは、キオスク端末として使うPCをロックダウンする目的で開発されていますが、一般的なロックダウン設定が一箇所にまとめられているため、自宅のPCを保護する用途にも活用できます。

左側の「Welcome」タブでは、「Digital Signage Player PC」「Interactive Kiosk Terminal」という2つのプリセットプロファイルから選択可能です。これらの設定を使えば、公共の場にPCを置いても、他人に勝手に触られる心配がありません。

自分で細かくカスタマイズしたい場合は、左側の「Startup & Shutdown」(起動とシャットダウン)、「Continuous Operation」(連続稼働)、「Protection & Security」(保護とセキュリティ)タブを確認してください。

アカウントのログオン時に特定プログラムを自動起動させたり、指定時刻にPCをシャットダウンしたり、タスク マネージャーへのアクセスを無効化したり、システムトレイのアイコンを非表示にしたりすることも可能です。変更内容には、マシン全体に影響するものと、単一のユーザーアカウントにのみ適用されるものがあります。

FrontFaceは、制限付きプロファイルを強化する優れた手段であり、特に各設定を個別に探す手間を省きたい方におすすめです。

ダウンロード: FrontFace Lockdown(無料)

Install-Block

Windowsユーザーアカウントをロックダウンする5つの方法【標準アカウントからファミリーグループまで】

このツールを使うと、指定したアプリの実行にパスワードを要求できます。さらに「install」「setup」などのキーワードを登録しておけば、それらの言葉を含むウィンドウを自動検出してブロックします。グループポリシーエディターと同様に、特定のWindows機能を簡単にブロックすることもできます。

無料体験版は汎用パスワードで動作するため、実際のセキュリティ効果は期待できません。製品版の価格は19.95ドルです。

ダウンロード: Install-Block(無料体験版あり、製品版19.95ドル)

あなたのPCはどうやって守っていますか?

今回ご紹介した方法を使えば、好みのレベルに合わせてPCを柔軟に制限できます。初心者による誤操作や不要なソフトウェアのインストールを防ぎたい場合も、子どもが安心してPCを使える環境を作りたい場合も、これらのツールで実現可能です。

多くの場合、上述の方法で十分対応できるはずです。保護者の方は、Windows向けのおすすめペアレンタルコントロールアプリもぜひチェックしてみてください。

画像クレジット: Rawpixel.com/Shutterstock

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