Windows 11でローカルユーザーアカウントを作成する4つの方法【初心者向け完全ガイド】
Windowsで複数のユーザーアカウントを使い分けるのは、非常に便利な機能です。特に、家族や同僚と1台のPCを共有している場合や、オフィスで共用パソコンを使用している環境では、そのメリットを実感しやすいでしょう。
複数アカウントの活用は、セキュリティの向上だけでなく、設定やファイルをユーザーごとにきれいに分離できるため、作業効率の改善にもつながります。さらにWindowsの魅力は、Microsoftアカウントにサインインしなくても使える「ローカルアカウント(オフラインアカウント)」を選択できる点です。Microsoftアカウントの登録手続きなどを省きたい方には特におすすめの選択肢といえます。
この記事では、Windows 11でローカルユーザーアカウントを作成する具体的な方法を、4つのアプローチに分けてわかりやすく解説します。
1. Netplwizを使ってローカルユーザーアカウントを作成する
Netplwiz(ネットプルウィズ)は、Windowsのユーザーアカウント管理に特化した無料の標準ツールです。いわば「ユーザーアカウント専用のコントロールパネル」と考えるとよいでしょう。
新しいアカウントの追加や不要なアカウントの削除、パスワードの変更・解除、アカウントの種類(管理者/標準ユーザー)の変更など、さまざまな操作が可能です。
Netplwizでローカルアカウントを作成する手順は以下の通りです。
- スタートメニューの検索バーに「netplwiz」と入力し、表示された最適な結果を選択します。
- Netplwizウィンドウが開いたら、上部に現在の主要アカウントが表示されます。「追加」ボタンをクリックしてください。
- ダイアログボックスが表示されたら、「Microsoftアカウントなしでサインインする(推奨されません)」を選択します。
- 「ローカルアカウント」をクリックして、アカウント作成に進みます。
- 新しいユーザー名とパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックすれば、アカウント作成は完了です。
これらの手順が完了すると、アカウントが正常に作成され、「ユーザーアカウント」タブに戻ります。作成したアカウントはアカウント一覧に追加されているはずです。なお、後日アカウントを削除したくなった場合は、Windows 11でユーザーアカウントを削除する方法を解説したガイドも参考にしてみてください。
2. Windowsの設定アプリからローカルアカウントを作成する
もうひとつの簡単な方法が、標準搭載の設定アプリを使うやり方です。いくつかのステップだけでローカルアカウントを作成できます。手順は以下の通りです。
- Win + Iキーを同時に押して設定アプリを起動します。または、スタートメニューの検索バーに「設定」と入力して、最適な結果を選んでも構いません。
- 「アカウント」>「家族とその他のユーザー」へ移動し、「アカウントの追加」をクリックします。

- 新しいダイアログボックスが表示されたら、「このユーザーのサインイン情報がわかりません」というオプションを選択します。

- 続いて「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」をクリックし、「次へ」を選択します。
- 新しいアカウントの認証情報を設定する画面が表示されます。わかりやすいユーザー名を入力し、強固なパスワードを設定しましょう。続けて、パスワードを忘れた場合に備えてセキュリティの質問も登録しておきます。

- 最後にもう一度「次へ」をクリックすると、アカウントが作成されます。

上記の手順を正しく実行すれば、数秒でアカウントが作成され、設定画面に戻ります。そこで新しく作成したアカウントが他のアカウントと一緒に表示されていることを確認できます。
注意:後で思い出せるパスワードを設定することが重要です。そうしないと、アカウントにアクセスできなくなる恐れがあります。家庭用PCであれば、パスワードをメモして安全な場所に保管しておくことをおすすめします。パスワードを紛失した場合の復旧方法もありますが、事前に対策しておくに越したことはありません。
3. コマンドプロンプトを使ってローカルユーザーアカウントを作成する
コマンドプロンプトは、すべてのWindows OSに標準搭載されている無料のテキストベースのインタープリターです。キーボードから入力されたコマンドを受け取り、それに基づいて処理を実行します。
このコマンドプロンプトを使っても、ローカルユーザーアカウントを作成できます。手順は以下の通りです。
- スタートメニューの検索バーに「コマンドプロンプト(command prompt)」と入力します。アイコンが表示されたら、右クリックして「管理者として実行」を選択してください。

- 昇格されたコマンドプロンプトが起動したら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
net user username password /add
上記のコマンド内のusernameとpasswordの部分は、それぞれ任意のユーザー名とパスワードに置き換えてください。また、パスワードは必ず安全な場所に控えておきましょう。前述の設定アプリを使う方法とは異なり、コマンドプロンプトではセキュリティの質問を設定できないため、パスワードを忘れてしまうと再びアクセスする手段がなくなってしまうからです。
上記の手順に従えば、ローカルユーザーアカウントは即座に作成されます。「コマンドは正常に終了しました(The command completed successfully)」といったメッセージが表示されれば、新しいローカルアカウントが問題なく作成されたと安心してよいでしょう。アカウントを確認するには、スタートメニューを開いてプロフィールをクリックします。新しく作成したアカウントを含む、すべての追加アカウントがそこに表示されます。
関連記事:Windowsコマンドプロンプト初心者ガイド
4. コンピューターの管理を使ってローカルユーザーアカウントを作成する
一般的なHomeエディションではなく、Pro版のWindowsをお使いの場合は、「コンピューターの管理」を使ってローカルユーザーアカウントを追加できます。
「コンピューターの管理」は、ローカルまたはリモートのWindows PCを管理するための管理ツール群です。アプリケーションの管理や監視に加え、Windowsセッションの最適化やシステムプロパティの確認などにも活用できます。
このツールでローカルユーザーアカウントを作成するには、以下の手順に従ってください。
- スタートメニューの検索バーに「コンピューターの管理(computer management)」と入力し、最適な結果を選択します。
- 左側のペインから「システムツール」>「ローカルユーザーとグループ」セクションを選択します。
- 「ユーザー」を右クリックし、「新しいユーザー」をクリックします。
あとは新しいアカウントに必要な情報をすべて入力し、適切なユーザー名とパスワードを設定すれば、新しいアカウントがすぐに作成されます。
まとめ:Windows 11でのローカルユーザーアカウント作成について
以上が、Windows 11でローカルアカウントを作成する方法のすべてです。紹介した4つの方法はアプローチこそ異なりますが、最終的に得られるのは同じローカルユーザーアカウントです。ご自身の状況やスキルレベルに合った方法を選んで、さっそく新しいアカウントを作成してみてください。
また、ユーザーアカウントのもうひとつの利点として、後からアカウントの種類(管理者/標準ユーザーなど)を変更したくなった場合でも、Windowsに用意された類似の機能を使えば簡単に変更できる点も覚えておくとよいでしょう。
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