Windows 10の大型アップデートに備える!失敗しないための事前準備チェックリスト
Windows 10のアップデートが失敗すると、原因も分からないまま何度も試すことになり、非常にストレスを感じるものです。しかし、実は「アップデート」ボタンを押す前に行ういくつかのメンテナンス作業だけで、ほとんどのアップデートエラーを未然に防ぐことができます。
ここで紹介するポイントを実践すれば、春に配信されるWindows 10の大型アップデート(バージョン21H1)も余裕をもって乗り切れるはずです。さらに、これらの対策は今後のアップデートにもそのまま活用できる基本的なものばかりです。
ディスクの空き容量を確認する
Windows 10のアップデートを効率よく完了させるには、十分なディスク空き容量の確保が不可欠です。必要な容量はアップデートの種類によって異なり、パッチやサービスパックなどの小規模なアップデートなら数百MB程度で済みますが、大型アップデートの場合はそれよりはるかに多くの空き容量が必要になります。
Microsoftによると、Windows 10の大型アップデートをインストールするには、最低でも32GBの空き容量が必要とされています。
空き容量が不足している場合は、アップデートのスケジュールを後日に変更し、その間に不要なファイルを削除してハードディスクを整理する絶好の機会としましょう。あわせて、必要なファイルだけを選んでバックアップを作成しておくのもおすすめです。バックアップ対象のファイルが明確になれば、ウイルススキャンもしやすくなります。感染したファイルを含むバックアップを作成しても意味がありませんからね。
また、ディスク自体に問題があるとアップデートが失敗することがあります。以下の手順でエラーチェックを行いましょう。
- Cドライブ(標準のインストールドライブ)を右クリックします。
- プロパティを選択します。
- ツールタブを開き、チェックボタンをクリックします。
「スキャンする必要はありません」というメッセージが表示されることがありますが、念のため必ずスキャンを実行してください。スキャン中もドライブは使用できるため、普段の作業が遅くなる心配はありません。
破損したシステムファイルを検出・修復する
ファイルが破損していると、OSのアップデート時に問題が発生したり、最悪の場合アップデート全体が中断されたりすることがあります。幸い、破損ファイルの特定と修復は簡単に行えます。手順は以下の通りです。
- スタートメニューで「コマンドプロンプト」を検索し、管理者として実行でコマンドプロンプトを起動します。
- コマンドプロンプトのウィンドウに「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押します。
このシステムファイルチェッカーのコマンドは、すべてのシステムファイルをスキャンし、破損が見つかったファイルをキャッシュされた正常なコピーと自動的に置き換えてくれます。
管理者権限を持っているか確認する
Windowsのユーザーアカウントには標準ユーザーと管理者の2種類があります。標準アカウントでも多くの操作は可能ですが、Windows 10のアップデートは実行できません。
自分がどちらのアカウントを使用しているか確認する方法は以下の通りです。
- スタートボタンをクリックします。
- 設定を開きます。
- 設定メニューからアカウントを選択します。
- あなたの情報をクリックします。

アカウント名の下に「管理者」と表示されていれば、アップデートの準備は万端です。表示されていない場合は、先に管理者権限を取得しておく必要があります。
重要なファイルをバックアップする
Windows 10のアップデートにおいては、「備えあれば憂いなし」が鉄則です。システムの復元機能で複数の復元ポイントを作成するよりも、クラウドストレージや外付けドライブを使って個別のフォルダやドキュメントをバックアップする方が手軽な場合もあります。
特に大切なファイルや書類については、両方の方法を組み合わせて100%の安全性を確保しましょう。外付けドライブは耐衝撃性のあるものを、クラウドストレージは暗号化対応のものを選ぶのがポイントです。
また、ログイン情報や各種設定をブラウザに記憶させている場合は要注意です。過去には、アップデート後にブラウザに保存されていた情報がすべて消えてしまった事例もあります。
パスワードマネージャーを利用すれば、認証情報を暗号化された保管庫に安全に保存でき、ログインIDとマスターパスワードだけでアクセスできます。Word文書やExcelシートにパスワードを保存するのは、ハッカーの格好の標的になるため避けましょう。どうしてもという場合は、紙に書いて安全な場所に保管する方がまだマシです。
システムの復元を有効にする
Windows 10のシステムの復元は、システム変更の前に現在の動作状態のスナップショットを撮影し、復元ポイントを作成する機能です。システム変更中に重大な問題が発生しても、復元ポイントを使えばファイルを失うことなく、デバイスを以前の正常な状態に戻せます。
Windows 10でシステムの復元を有効にする手順は以下の通りです。
- スタートボタンをクリックします。
- 「復元ポイントの作成」を検索し、復元ポイントの作成を選択します。
- 利用可能なドライブの一覧から、メインのシステムドライブを選びます。
- 構成をクリックして新しいウィンドウを開きます。

- システムの保護を有効にするにチェックを入れます。スライダーで復元機能に割り当てるストレージ容量を調整できます。
- 適用をクリックします。
注意: 削除ボタンを押すと、すべての復元ポイントが削除されます。新しい復元ポイントを作成する前に既存のものを消さないよう注意してください。空き容量が必要になった場合は、古い復元ポイントだけを削除しましょう。
これ以降、Windows 10は新しいアップデートの完了時や特定のシステム変更の際に、自動的に復元ポイントを作成するようになります。もちろん、システム変更の前に手動で復元ポイントを作成することも可能です。
ドライバーを最新の状態に更新する
ドライバーはWindows 10のアップデートごとに更新されますが、サードパーティ製のドライバーが原因で、0xC1900101で始まるエラーが発生し、アップデートのインストールに失敗することがあります。サードパーティ製ドライバーをすべて確認し、必要に応じて更新しておきましょう。
ドライバーの更新手順は以下の通りです。
- エクスプローラーのアイコンをクリックします。
- PCを右クリックし、管理を選択します。
- デバイスマネージャーの一覧からシステムツールを選択すると、インストール済みの全ドライバーが表示されます。

- 対象のドライバーを選択して右クリックし、ドライバーの更新を選びます。
スタートアッププログラムを整理する
Windows 10の起動時に実行されるタスクが多いほど、アップデートにかかる時間は長くなります。スタートアッププログラムを無効化すれば、アップデートを高速化できます。手順は以下の通りです。
- タスクマネージャーを開きます。Ctrl + Alt + Deleteを押すか、タスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを選択してください。
- スタートアップタブを選択します。
- 一覧から不要なプログラムを選択し、無効化をクリックします。

不要な周辺機器を取り外す
アップデート中は、マウスとキーボード以外の機器は取り外しておきましょう。外付けストレージやドライブなど、必須ではないデバイスがPCやノートパソコンに接続されていると、アップデートのインストールが遅くなることがあります。
これは、Windows 10が接続されたデバイスを検出し、適切なドライバーを探そうとするためです。USBメモリのようなストレージデバイスや、ドッキングステーションなどの周辺機器もアップデートの妨げになり得ます。
これらの対策でWindows 10アップデートをスムーズに
今回は、Windows 10のアップデートに関するベストプラクティスをまとめました。デバイスの準備方法、ファイルの保護方法、アップデートを遅らせる要因などを理解しておけば、いざという時も慌てずに対応できるでしょう。とはいえ、どんなに準備をしていても、予期せぬ理由でアップデートが止まってしまう可能性はゼロではありません。そんなときのトラブルシューティング方法も知っておけば、アップデート作業はぐっと安心なものになります。
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Windows 10のアップデートを確認・インストールする方法【2022年版】
Windows Updateの確認とインストールは、Windowsを快適に動作させ続けるための最も効果的な方法の一つです。Microsoftは不具合の修正やセキュリティ脆弱性への対応などを目的として、定期的にWindowsアップデートをリリースしており、セキュリティ専門家からもその適用が推奨されています。また、ランサムウェア攻撃やマルウェア、ウイルス感染などの脅威からPCを守るためにも、Windowsを最新の状態に保つことが重要です。では、具体的にどのようにアップデートを確認し、適用すればよいのでしょうか?この記事では、Windowsのアップデートを手動で確認・実行する方法を詳しく解説します。
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Windows 10でWindows Updateの帯域幅を制限する2つの方法【設定・グループポリシー】
Windows 10には、必要なアップデートやダウンロードに応じて帯域幅を制限し、最適化する仕組みが標準で備わっています。Windows Updateの帯域幅を制限することで、データ通信量の上限を気にせずに済み、アップデートだけで回線を占有される心配もありません。アップデートが進行中でも、その範囲内であれば、Webブラウジング、ファイルのダウンロード、動画視聴、オンラインゲームなどを快適に続けられます。 ただし、この設定は自分のPCに対してのみ適用されるものであり、同じローカルネットワーク上にある他のPCの通信状況までは管理できません。そのため、アップデート中は他のデバイスで通信速度が低下する