WindowsのPATH環境変数にパスを追加する方法をわかりやすく解説
プログラマーや開発者の方なら、コマンドプロンプトを使ってプログラムを実行したりコードをコンパイルしたりする機会が多いはずです。その際、システムにインストールされたPythonなどのライブラリやソフトウェアパッケージに含まれるコマンドを利用することがほとんどでしょう。
実は、これらのプログラムの多くは、インストール時に自動的にWindowsの環境変数へ独自のパスを登録してくれます。Windowsで最もよく使われる環境変数がPATHです。PATH変数に登録されたフォルダ内の実行ファイルは、コマンドプロンプトでフルパスを指定しなくても、コマンド名だけで実行できるようになります。
この記事では、独自のフォルダにある実行ファイルをコマンドプロンプトから手軽に実行できるよう、WindowsのPATH変数に新しいパスを追加する方法を解説します。なお、手順はWindows 10を基準としていますが、Windows 7でもほぼ同じ操作で行えます。
PATH変数にディレクトリを追加する手順
まず、デスクトップ上の「PC」または「コンピューター」アイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。デスクトップにアイコンが表示されていない場合は、デスクトップアイコンの設定から簡単に追加できます。

「システム」画面が開いたら、左側にある「システムの詳細設定」をクリックします。

「システムのプロパティ」ダイアログが表示され、「詳細設定」タブが開いた状態になっているはずです。画面下部の「環境変数」ボタンをクリックしましょう。

「環境変数」ダイアログには、「ユーザー環境変数」と「システム環境変数」の2つのリストが表示されます。どちらにも「Path」変数が存在するため、どちらを編集するかを決める必要があります。

自分のユーザーアカウントだけでコマンドを使えればよい場合はユーザー変数を、PCにログインするすべてのユーザーで使えるようにしたい場合はシステム変数を編集します。「Path」を選択して「編集」をクリックしてください。

「環境変数名の編集」ダイアログには、現在PATH変数に登録されているすべてのパスが一覧表示されます。たとえばNode.jsやGitをインストール済みなら、それらのパスがすでに登録されており、コマンドプロンプトのどこからでもGitコマンドやNode.jsコマンドを実行できる状態になっています。
新しいパスを追加するには、「新規」をクリックします。リストの末尾に新しい行が追加されるので、パスを直接入力するか、コピー&ペーストしてください。「参照」ボタンを使えば、フォルダを辿って目的のパスを指定することもできます。
既存のパスを修正したい場合は、対象を選択して「編集」をクリックします。不要になったパスは「削除」ボタンで取り除けます。
また、リスト内の項目は上下に移動できます。コマンドプロンプトでコマンドを入力すると、WindowsはPATH変数に登録された各ディレクトリを順番に検索して実行ファイルを探します。目的の実行ファイルを素早く見つけたい場合は、そのパスをリストの上位へ移動しておきましょう。
この順序は、同じコマンド名の異なるバージョンが複数のパスに存在する場合にも役立ちます。リストで上にある方のパスに含まれるコマンドが優先的に実行されるためです。
さらに、「テキストの編集」をクリックすると、旧式のインターフェースで、すべてのパスが1つのテキストボックスにまとめられた状態で編集することも可能です。

以上で作業は完了です。環境変数についてさらに詳しく知りたい方は、独自のカスタム環境変数を作成する方法を解説した記事もぜひ参考にしてみてください。
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