Windows 10 PC間でファイルと設定を移行する方法を徹底解説
新しいWindows 10 PCを購入したばかりで、旧パソコンからすべてのファイルを移したいとお考えなら、ハードウェアやソフトウェアを活用することで、素早く簡単にデータ移行ができます。
移行方法の選択は、移すべきファイルの数やサイズといった要因によって変わります。設定やプログラムの移行も必要になるため、事前の準備と整理が重要です。このガイドでは、Windows 10 PC間でファイルと設定を転送するための代表的な方法を詳しく紹介します。
Windows 10 PC間でファイルと設定を転送する主な方法
新しいWindows 10 PCに旧PCからすべてのデータを移すには、いくつかの方法があります。具体的には、外付けドライブ、クラウドストレージ、ファイル転送ソフト、バックアップと復元、ハードディスクのクローン作成ソフトなどが挙げられます。さらに、Wi-FiやLAN経由での共有、Bluetooth、近距離共有(Nearby Sharing)を利用することも可能です。
USBメモリや外付けHDDを使って転送する
最も手軽で確実なのが外付けハードディスクを使う方法です。コピーするファイルがそれほど多くない、あるいは大きくない場合は、USBメモリでも十分対応できます。
外付けHDDの価格は読み書き速度、容量、メーカーによって異なります。長期的なバックアップ手段としても便利で、フラッシュドライブよりも多くのデータを保存できるのが強みです。ただし、大量のファイルや大容量ファイルを移す場合は時間がかかるというデメリットがあります。
手順はシンプルです。まず外付けHDDを旧PCに接続し、必要なファイルをコピーします。次にドライブを安全に取り外し、新しいPCに接続して、任意の場所へドラッグ&ドロップすれば完了です。
補足:両方のPCにUSB 3.0ポート、eSATAポート、SATAスロットがある場合も同様に移行できます。USB 3.0ポートを使うなら、高速かつ大容量ファイルを保存できる優れたUSBフラッシュドライブへの投資も検討しましょう。新PCにSATAスロットやeSATAポートがある場合は、旧PCのHDDを取り外して接続することで、USB経由よりも高速にデータを移動できます。
ブラウザのブックマークなど重要な設定を移す際は、主要ブラウザ間でブックマークを移行するガイドを参考にしてください。また、旧PCを譲渡・売却・処分する予定があるなら、古いデータや機密情報が悪用されないよう、ドライブを完全消去しておきましょう。
移行完了後は、盗難、自然災害、ウイルスやマルウェアによる損失に備えて、新しいドライブのバックアップを必ず取ってください。法的文書については、紙のコピーを安全な場所に保管しておくこともおすすめします。
クラウドストレージを使って転送する
クラウドストレージを利用すれば、ファイルの送信とダウンロードだけでPC間の移行が可能です。代表的なサービスとしては、Dropbox、Google Drive、Microsoft OneDriveなどが挙げられます。
いずれのサービスも無料枠を提供していますが、ファイルサイズが無料容量を超える場合は、有料プランへのアップグレードや、無料クラウドストレージ容量を最大化する方法を検討するとよいでしょう。
外付けHDDと違い、クラウドストレージは盗難や自然災害による破損の心配がなく、どのデバイスからでも、どこからでもデータにアクセスできるのが大きな魅力です。一方で、セキュリティ侵害が発生した場合にハッカーへファイルが露出するリスクもある点には注意が必要です。
転送ケーブルを使って転送する
やや古い方法に思えますが、インターネット接続がなくても確実に使えるのが転送ケーブルです。ドライブを使うよりも高速で、付属の内蔵ソフトを使えば異なるWindows OS間でもファイルを移動できます。
両方のPCをUSBポートで接続すると、転送ケーブル付属のソフトウェアがファイルと設定の転送手順を案内してくれます。両方のPCがUSB 3.0ポートを搭載していれば、さらに高速に転送できます。
市場にはBelkin Easy Transfer F5U279など多くの転送ケーブルが販売されており、Windows 10 PC間のファイルや設定の移行に活用できます。
使い方は以下の通りです。まず両方のPCの電源を入れ、Windowsが正常に動作していることを確認します。次に新しいPCのUSBポートにケーブルを接続し、認識されるまで待ってから旧PC側にも接続します。あとは旧PC上のウィザードに従うだけで、転送プロセスが完了します。
Wi-FiまたはLAN経由で共有して転送する
2台のWindows 10 PCが物理的に近い場所にあるなら、Wi-Fiやローカルエリアネットワーク(LAN)でのファイル共有が便利です。
LANを設定すれば、片方のPCからもう片方のハードディスクを閲覧し、移したいファイルを選択できるようになります。D-LANのようなLANファイル共有アプリを使って、双方向にファイルをやり取りするのもよいでしょう。
Windows 10にはホームネットワークを構築できる標準機能があり、ネットワーク上のすべてのデバイスが互いを認識できるようになります。両方のPCの電源が入っていれば、ファイル転送のたびに新しい接続を設定し直す必要はありません。
両方のPCが同じWi-Fiネットワークに接続されているなら、Send AnywhereやLaplinkのPCMoverなどのファイル転送ツールも利用できます。特にPCMoverなら、ファイル、設定、アプリ、ユーザープロファイルをまとめて移行できるのが便利です。
その他の移行方法
上記以外にも、ハードディスクのクローン作成と近距離共有(Nearby Sharing)という有効な選択肢があります。
クローン作成では、旧ドライブの内容を新しい内蔵または外付けドライブに丸ごと複製し、新PCでそのまま起動できます。Macrium Reflectなどのクローンツールを利用したり、Windows 10でハードディスクをクローン化する完全ガイドを参考にしたりするとよいでしょう。
近距離共有(Nearby Sharing)は、Windows 10 April 2018 Update(バージョン1803)でHomeGroupに代わって登場した機能です。Bluetoothを利用して、近くにあるデバイス間でファイルを転送できます。
この機能は既定で有効になっていますが、好みに合わせて設定を変更することも可能です。[スタート] > [設定] > [システム] > [共有エクスペリエンス] の順に開き、「近距離共有」のスイッチをオンにしましょう。
手軽に素早くファイルを移行しよう
ファイルと設定の移行は、決して複雑な作業ではありません。今回紹介したどの方法を使っても、PC間のデータ移行を簡単に行えます。
あなたにとってどの方法が役立ちましたか?ぜひコメント欄で体験談を共有してください。
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