Androidでテキストの「元に戻す・やり直し」を実現!無料アプリInputting+の使い方と徹底解説
Androidに足りなかった「元に戻す」機能
Androidは非常に優れたモバイルOSですが、決して完璧ではありません。誤って削除したテキストを復元したり、書き直した文章を元の状態に戻したりする機能が、長年にわたり標準で用意されてこなかったのです。そんな長年の課題を解決してくれるのが、シンプルなアプリ「Inputting+」です。
PCならCtrl+Z(元に戻す)やCtrl+Y(やり直し)は欠かせない定番ショートカットですよね。ところがAndroidには、うっかり消してしまったテキストを取り戻す方法も、書き換えた文章を前のバージョンに戻す方法も組み込まれていませんでした。
Inputting+は、まさにこの空白を埋めるために登場した無料アプリです。有料版へアップグレードすれば、さらに便利な機能を利用できます。
Inputting+は安全なのか?
Google Playストアからダウンロードしてインストールしたら、まずAndroidの「ユーザー補助(アクセシビリティ)設定」でアプリに権限を付与する必要があります。「入力内容が遠隔サーバーに送られてしまうのでは?」と不安になるかもしれませんが、心配無用です。Inputting+はネットワークにアクセスしないローカルアプリのため、データが外部に送信されることはありません。
また、デフォルトではパスワードの入力を監視しないよう設計されているため、重要な情報が勝手に保存される心配もありません。どうしてもパスワードも記録したい場合は、設定のトグルで切り替えられます。
さらに、ブラックリストにアプリを登録すれば、登録したアプリでは入力内容を一切記録しなくなります。
プロのコツ:安全のため、Google Playストアへのアクセスはオフにしておくのがおすすめです。Playストアではクレジットカード情報やパスワードなど、機微な個人情報を入力する場面が多いためです。
加えて、後述するタイムラインをPINコードでロックすることも可能。保存されたテキストを第三者に見られるリスクも抑えられます。
もう一つ嬉しいポイントがあります。Inputting+は既存のキーボードアプリとそのまま併用できるのです。どのサードパーティ製キーボードを使っていても、入力したテキストをローカルに保存してくれるため、あとから自由に呼び戻せます。
Inputting+の仕組み
Inputting+が起動すると、キーボードの近くに小さな青いフローティングアイコンが表示されます。アプリはバックグラウンドで入力・編集のすべてを静かに記録しており、普段は何も意識する必要がありません。元に戻したい・やり直したい場面でこのアイコンをタップすると、ポップアップウィンドウが開きます。
元に戻す・やり直し:矢印ボタンをタップすると、最近入力したテキストの履歴をたどれます。履歴は大きな編集単位で保存されるため、目的の状態に戻るには数回タップが必要なこともありますが、それでも長文メールを一から打ち直すよりはるかにマシですよね。しかもアプリをまたいで動作するので、Gmailで書いて消した文章を、SMSメッセージで再利用することまで可能です。
検索と置換:現在編集中のテキスト内で、特定の単語やフレーズを検索・置換する機能も内蔵しています。Windowsアプリのように複数ファイルを一括処理できるほど強力ではありませんが、ないよりは断然便利です。操作感も期待どおり、直感的です。
クリップボードから貼り付け:有料版のInputting+ Pro(アプリ内課金1.49ドル、期間限定で0.99ドル)は、クリップボード管理アプリ「Clip Stack」と連携し、コピー&ペースト機能を大幅に強化します。Clip Stackは複数のテキスト断片をコピーして保存しておける優秀なツールです。
1ドルを払う価値がある理由
Inputting+ Proはわずか1ドルですが、追加される機能はその価格以上の価値があります。Pro版で解放される主な機能は以下のとおりです。
タイムライン:入力したほぼすべてのテキストが、日付順に整理され、どこで書いたか一目で分かるようにアプリアイコン付きで保存されます。このタイムラインだけでも1ドルの価値は十分にあります。筆者の場合、使い始めてわずか2時間で2回も大きな手間から救われました。まさに「Android全体を覆うLazarus」(PCでフォーム入力を自動保存していた伝説的ツール)と言えます。
Clip Stack連携:前述のとおり、Clip Stackとの連携はPro版の特典です。Clip Stack自体も通知領域に常駐し、コピーした内容をすべて自動記録してくれる優れものなので、セットでインストールする価値があります。
Inputting+の弱点
とはいえ、Inputting+が完璧というわけではありません。1ドルを払う前に、いくつかの不満点は把握しておきましょう。
まず、WebViewを利用するアプリでは動作しません。具体的にはGoogle Chromeのほか、Androidの二大オフィススイートであるGoogleドキュメントやMicrosoft Officeなどが該当します。開発者によると、Playストア上でこの問題の修正に取り組んでいるとのことです。
また、フローティングアイコンはテキストフィールドでキーボードが起動したときだけ表示されるものの、配置によっては邪魔になることがあります。例えば一部のチャットアプリでは、「送信」ボタンの真上に重なってしまうケースもあります。設定画面でアイコンの透明度を調整でき、長押しすれば好きな位置へ移動させることが可能です。
プロのコツ:Swypeキーボードを使っているなら、アイコンをSwypeの設定キーの上に置きましょう。あまり使わないキーなので、他の操作の妨げになりません。
個人的には、Clip Stackのように通知領域で動作するオプションがあれば、常時表示のアイコンに悩まされずに済むのに、と感じています。
Inputting+を入手しよう
まとめると、Androidで「元に戻す・やり直し」「検索と置換」「高機能クリップボード管理」をこのひとつのアプリだけで実現できるのは、現状Inputting+だけです。まずは広告なしの無料版で元に戻す/やり直しと検索・置換を試してみて、気に入ったら有料版へのアップグレードを検討するのがおすすめです。
Androidに欠けている基本機能は、まだ他にもある?
元に戻す/やり直し機能の不在は、Androidにとってかなり大きな痛手です。iOSやWindowsには標準搭載されていることを考えれば、なおさらです。あなたはAndroidに、他にどんな基本機能が足りないと感じますか?コメントで教えてください。
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