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Chrome OSのウィンドウアニメーションを無効化する方法

Chrome OSは登場から長い年月が経ち、ユーザーの好みに合うかどうかは別として、絶えず改良が加えられてきました。Chromebookの売上拡大に伴い、GoogleはOSの機能面・デザイン面のどちらにおいても手を抜かない姿勢を見せており、その一環としてChrome OSには比較的軽量なウィンドウアニメーションが数多く搭載されています。しかし中には、アニメーションに処理能力を浪費させず、シンプルに快適に動作してほしいと考えるユーザーもいるでしょう。特に、スペックが低めの安価なChromebookでは、アニメーションの負荷が気になることもあります。本記事では、Chrome OSでウィンドウアニメーションを無効化する方法を詳しく解説します。

Chrome OSのアニメーション設定を変更するには、OS本体のファイルを編集する必要があります。そのためには、Chromebookを開発者モード(Developer Mode)に切り替えなければなりません。これはChrome OSの堅牢なセキュリティを犠牲にすることを意味するため、ある程度知識のある愛好者向けの方法であり、Chromebookに常時「買ったらそのまま使える」状態を求める人にはおすすめできません。

バックアップと復元イメージの作成

開発者モードを有効にするとChromebookは初期化され、ローカルに保存されたファイル(ダウンロードフォルダ内のデータなど)はすべて消去されます。そのため、大切なファイルは事前にUSBメモリや外付けHDDへバックアップしておきましょう。また、開発者モードでの操作はOSを壊してしまうリスクも伴うため、万一のトラブル時に元のChrome OSへ戻せるよう、復元イメージを作成しておくことを強くおすすめします。

復元イメージの作成には、容量4GB以上のUSBメモリが必要です。Chromeウェブストアから「Chromebook Recovery Utility」をダウンロードし、アプリを起動してモデル名を入力してください。モデル名は入力欄のすぐ上に表示されています。

Chrome OSのウィンドウアニメーションを無効化する方法

続いてUSBメモリを挿入し、画面の指示に従って復元イメージを作成します。完了したら、いよいよ開発者モードの有効化に進みましょう。

開発者モードを有効にする

旧型のChromebookには開発者モードを切り替える物理スイッチが搭載されています。一方、近年の機種では「Esc+更新(Refresh)キー+電源ボタン」を同時に押すことで切り替えられます。実行するとChromebookが再起動し、警告画面が表示されます。

表示されるメッセージは気にしなくて大丈夫です。Chrome OS自体はそのまま正常に動作しています。この画面で「Ctrl+D」を押してください。次の画面では、OS検証をオフにする場合にEnterキーを押すよう求められるので、そのままEnterを押しましょう。

Chrome OSのウィンドウアニメーションを無効化する方法

Enterを押すとChromebookが再起動し、以降は起動のたびに確認画面が表示されるようになります。「Ctrl+D」を押して画面をスキップすると、最終確認画面が表示され、その後開発者モードへの移行が始まります。この処理には15〜20分ほどかかることがあるため、気長に待ちましょう。

移行が完了すると再び「OS verification is OFF」の画面が現れるので、「Ctrl+D」でスキップします。すると、いつものChrome OSのログイン画面が表示されます。(なお、開発者モードの間は起動のたびにOS検証画面が表示されます。「Ctrl+D」でスキップするか、「スペースキー」を押せば開発者モードを解除して初期状態に戻すことも可能です。)

ウィンドウアニメーションをオフにする

Chromebookが開発者モードになったら、不要なアニメーションをオフにする設定を行いましょう。まずGoogle Chromeを開き、「Ctrl+Alt+T」を押してChrome OSの開発者シェル(Crosh)を起動します。

Chrome OSのウィンドウアニメーションを無効化する方法

開発者シェルで「shell」と入力すると、コマンドターミナルへアクセスできます。

Chrome OSのウィンドウアニメーションを無効化する方法

ここからはコマンドのコピペ作業に入ります。アニメーションを無効化するには、Chrome OSの設定ファイルを編集する必要があります。編集内容がシステムによって元に戻されないよう、まずrootfs検証をオフにします。なお、rootfs検証を無効化すると、Chromebookを通常のデフォルト状態に戻す唯一の方法は、USBメモリに作成した復元イメージを書き込むことになるため、注意してください。

rootfs検証を無効化するには、ターミナルの「chronos@localhost / $」の横に以下のコマンドを貼り付けてください。

sudo /usr/share/vboot/bin/make_dev_ssd.sh --remove_rootfs_verification

(ターミナルへの貼り付けは右クリックまたはダブルタップでのみ可能です。「Ctrl+V」は機能しないので注意しましょう。)

Enterキーを押したらデバイスを再起動します。これでrootfs検証が無効化されたはずです。いよいよアニメーションをオフにします。ターミナルを開いて先ほどと同じように「shell」と入力し、「chronos@localhost / $」が表示されたら、以下のコマンドを貼り付けて実行してください。

Chrome OSのウィンドウアニメーションを無効化する方法

このコマンドにより、ウィンドウアニメーションは恒久的にオフになります。もし一時的にだけアニメーションを無効化したい場合(Chromebookを次回起動したときに元に戻したい場合)は、rootfs検証の無効化以外の手順だけを実行すればOKです。

以上で作業は完了です。手順はやや長めですが、自分の使い方に合わせてデバイスを細かくカスタマイズできるのは大きな魅力です。将来的にGoogleがAndroidのようにワンタップでウィンドウアニメーションをオフにできる機能を提供してくれることを期待しましょう。それまで待てないという方は、ぜひ本記事の方法を試してみてください。

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