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ハイブリッドワークを安全に:自宅でもオフィスでも守りたい5つのセキュリティ対策

ハイブリッドワークを採用する企業が増えています。オフィスと自宅など、自分の選んだ場所で勤務時間を分けられるこの働き方は、従業員に大きな柔軟性をもたらす一方で、サイバーセキュリティやデータプライバシーのリスクも高めます。

例えば、混雑したカフェで作業中に肩越しに画面を覗かれ、企業の機密情報を見られてしまうかもしれません。また、オフィス外から勤務できるようになると、オフィスでは無意識に行っていたセキュリティの基本習慣を、うっかり忘れてしまうこともあります。

ここでは、ハイブリッドワークを安全に続けるための具体的な方法を紹介します。

パスワードマネージャーを活用する

パスワードマネージャーを利用すれば、勤務地に関わらず高い生産性を維持できます。パスワードの再設定には数分かかることが多く、そのたびに仕事の流れが中断されてしまうからです。

特にリモート勤務中に、会社が管理するヘルプデスクへ連絡してパスワードをリセットしなければならない場合、手間はさらに増えます。

実際、ハッカーがゲーム大手のElectronic Arts(EA)の社員になりすまし、パスワードサポートを受け取ることで企業への侵入に成功した事例もあります。

一方、パスワードマネージャーがあれば、ログイン情報を忘れて再発行が必要になる事態そのものを防げます。自動生成された強固なパスワードを提案し、そのまま保存してくれる機能を持つ製品も多く、他人に推測されやすいパスワードを選ぶ悪習から抜け出せるでしょう。

機密情報の取り扱いルールを守る

ハイブリッド環境での業務には、厳格な管理が求められる個人情報(PII)を扱うタスクが含まれることがあります。しかし調査によると、半数以上のリモートワーカーが、オフィス外でPIIを扱う際の新しいガイドラインを受けていないという結果が出ています。

自分から上司やIT責任者に、リモート勤務日に従うべきルールを確認しましょう。PIIを扱っていて不安を感じた場面や疑問点があれば、遠慮なく相談することが大切です。

それ以外の場面では、常識的な判断を心がけましょう。例えば、混雑したスターバックスでドリンクを注文する際に、ノートPCをロックせず放置するのは避けるべき行動です。

勤務場所に関わらず1台のパソコンを使う

サイバー犯罪者はリモートワーカーを標的にしがちです。その理由の一つは、オフィス外で働く人が業務に個人用パソコンを使用するケースが多いためです。家族や友人にそのデバイスを使わせた経験がある人もいるでしょう。

オフィス内外の境界が曖昧になるにつれ、OSが古いままだったりウイルスに感染していたりするパソコンを業務に使うリスクも生まれます。

統計によると、2023年までに約40%の企業が、従業員がどこでも仕事できる環境を整備すると予測されています。これを実現したい経営層は、勤務場所を問わず使えるノートPCへの投資に前向きになるべきです。

もし会社がまだそこまで対応していないなら、まず自分のパソコンを自分以外の人に使わせないことから始めましょう。「ハイブリッド環境でセキュリティを高めるために最も実践的な対策の一つだ」と、周囲に丁寧かつ明確に説明すれば、きっと理解を得られます。

公共の作業スペースを選ぶときは注意する

柔軟な勤務時間やワークライフバランスの向上は、ハイブリッドワークの大きなメリットです。しかしデメリットもあります。その一つが、安定したインターネット接続が得られる適切な作業場所を見つける難しさです。

公共Wi-Fiは一見どこにでもあるように見え、ハイブリッドワークには好都合に思えます。ところが公衆回線は必ずしも安全とは限りません。ハッカーはこうしたネットワークを悪用するだけでなく、本物そっくりの偽アクセスポイントを作ることさえあります。

さらに、一部の公共Wi-Fiでは、利用前にメールアドレスの登録やマーケティングメール受信への同意を求められることもあります。

そこで検討したいのが、VPN(仮想プライベートネットワーク)の利用です。公共Wi-Fi上でも通信を暗号化できるため、安全性が大きく向上します。

加えて、デバイスの設定を変更し、開放されたアクセスポイントの近くにいても自動接続しないようにしておくのも賢明です。そうすれば、いつ・どのようにオンラインに接続するかを自分でコントロールできます。

職場とのコミュニケーションを保つ

ハイブリッドワークを歓迎する人は多くいます。オフィスを離れる時間が増えることで自由度は高まりますが、時に負担に感じることもあるでしょう。特に、オフィス外で働くためのサポートが不足している場合には、その傾向が強まります。

上司とコミュニケーションツールや連絡方法について話し合っておけば、多様な勤務環境での課題にも対応しやすくなります。会社と緊密に連絡を取り合うことは、業務セキュリティの向上にも直結します。

例えば、多くのIT部門は、普段と異なる場所から会社のリソースへアクセスがないかを検知するソフトウェアを導入しています。普段はバージニア州在住なのに、親族の看病のため2週間ニューヨークで働くことを会社に伝え忘れると、こうしたツールに引っかかる可能性があるのです。

また、必要なときに職場の誰かにすぐ連絡できる手段があれば、不審な詐欺メールの見極めにも役立ちます。怪しいメールを受け取ったら、インスタントメッセンジャーや電話でIT部門に即座に確認できれば安心です。

どこにいてもセキュリティを維持する

分散型の働き方が加速する現代では、自分の行動がサイバーセキュリティを高めるのか、それとも弱めるのかを常に意識することが不可欠です。ここで紹介した対策を実践するとともに、オフィス外で働く予定の場所に関して不安があれば、上司に具体的に相談してみてください。

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