クリック数回でOK!デジタルフットプリントを減らす10の簡単な方法
インターネットを閲覧するたびに、あなたは自分自身に関する情報を発信しています。自発的に共有した情報も、うっかり漏れてしまった情報も含まれます。これが「デジタルフットプリント(デジタル足跡)」と呼ばれるものです。
デジタルフットプリントを積極的に残したい人もいます。例えば、SNSのフォロワーを増やしたい人や、パーソナルブランドを構築したい人などです。しかし、多くの人にとっては、デジタルフットプリントはマイナスの要素と捉えられています。ネット上に自分に関する情報が多ければ多いほど、他人があなたを調査したり、追跡したり、サイバー犯罪の標的にしたりすることが容易になるからです。
では、デジタルフットプリントはどのように形成され、どうすれば削減できるのでしょうか?
デジタルフットプリントとは?
デジタルフットプリントを構成する情報は、「アクティブ・フットプリント」と「パッシブ・フットプリント」の2つに分類できます。
アクティブ・フットプリントとは、あなたが自発的に共有することを選んだ情報のことです。SNSへの投稿や、プロフィールに入力した個人情報などが含まれます。
一方、パッシブ・フットプリントとは、コンピュータが無意識のうちに明かしてしまう情報のことです。例えば、IPアドレスやCookieなどが該当します。
パッシブ・フットプリントは主にマーケティング目的で利用されます。ターゲット広告に抵抗がないのであれば、必ずしも問題にはなりません。
しかし、アクティブ・フットプリントは誰にとっても有害になり得ます。不用心なSNS投稿は評判を傷つける可能性があり、あなたが調べられやすい状態であるほど、フィッシング攻撃も仕掛けやすくなります。
デジタルフットプリントを消す方法
オンラインフットプリントを完全に消去するのは現実的ではありません。企業はユーザーを追跡したいと考えており、それを阻止する手順は意図的に面倒な作りになっていることが多いからです。
とはいえ、自分に関する情報の発信量を大幅に減らすために、簡単に実行できるステップはいくつもあります。
1. 不要なアカウントを削除する
一部のウェブサイトでは、個人情報の削除を依頼するためにメールを送る必要があります。しかし、フォーラムやSNSプラットフォームなど、多くのサイトでは数秒で情報を変更したり、アカウントそのものを完全に削除したりできます。
これにより、ほとんどの人は1時間以内に既存のデジタルフットプリントを大幅に縮小できます。
2. 個人のメールアドレスを提供しない
ほとんどのオンラインサービスは、利用前にメールアドレスの登録を求めます。しかし、どのメールアドレスを使うべきかまで指定されることはほとんどありません。可能な限り、メインのメールアドレスを渡すのは避けましょう。
匿名のサブメールアドレスは非常に簡単に作成できます。また、同じサービスを繰り返し使う予定がないなら、使い捨てメール(ディスポーザブルメール)サービスで登録するのも一つの手です。
こうしたサービスでは、個人情報を一切提供せずに一時的なメールアドレスを作成できます。一度きりの使用を想定して設計されており、その後自動的に削除されます。
3. (合法な範囲で)偽の情報を使う
ウェブサイトはかつてないほど多くの個人情報を求めてきます。しかし、入力された情報を実際に検証できるサイトはごくわずかです。つまり、ほとんどのサービスは、自分のことを何も明かさずに利用できるのです。
もちろん、支払いが必要な場合はこの限りではありません。決済には通常、本名と住所が必要になります。しかし、無料のサービスであれば、個人情報という「対価」を払う理由はほとんどありません。
4. プライバシー設定を見直す
SNSに個人情報を登録すると、多くのプラットフォームはデフォルトでその情報を公開します。デジタルフットプリントが気になる人にとって、これは明らかに望ましくない挙動です。
ほとんどのプラットフォームでは、情報を非表示にしたり、特定の人だけに共有したりする設定が可能です。すべてのSNSアカウントの設定を見直し、共有しても問題ない範囲だけを選んで公開するようにしましょう。
5. Facebookでログインしない
多くのウェブサイトでは、GoogleやFacebookアカウントを使ってログインできます。これは必ずしもユーザーの利便性のためだけにある機能ではありません。
平均的なFacebookアカウントには膨大な個人情報が含まれており、そのアカウントでサイトにログインすると、その情報がサイト運営者に直接渡されたり、第三者と共有されたりします。
プライバシーを大切にするなら、こうしたログインボタンはすべて避けるべきです。
6. 投稿する前に考える
SNSで偽名を使うのは現実的ではない場合もあります。その代わりの対策として、発信内容に注意を払うことが挙げられます。
投稿に個人情報が含まれていると、フィッシング詐欺などに悪用される可能性があります。また、採用時に応募者のSNS活動をチェックする企業も増えています。
7. 情報流出(データダンプ)に備える
どんなウェブサイトでもハッキングされる可能性があります。つまり、パスワードを登録した以上、そのパスワードがネット上に流出する可能性は常にあります(ただし、サービスが適切な暗号化を行っていれば、リスクは低下します)。支払い情報についても同様です。
すべてのアカウントで異なるパスワードを使うことを心がけましょう。また、支払い情報は本当に必要なときだけ提供すべきです。「Have I Been Pwned」を使えば、自分の情報がすでに流出していないか確認できます。
8. シークレットウィンドウを使う
主要なブラウザのほとんどには、匿名でウェブサイトを閲覧できるプライベートウィンドウ(シークレットモード)が搭載されています。これは重要なポイントです。本名を使っていなくても、ウェブサイトはコンピュータに保存されているCookieを調べることで、あなたを追跡できるからです。
シークレットウィンドウで閲覧すれば、既存のCookieは隠され、新しいCookieも作成されません。
9. プライバシー保護拡張機能を使う
プライベートブラウジングウィンドウを使いたくない場合は、ブラウザ拡張機能でトラッキングを防ぐこともできます。
プライバシー保護拡張機能は主要なブラウザ向けに多数提供されており、フットプリントを減らすためのさまざまな機能を備えています。例えば、トラッカーの動作を阻止するものや、訪問者の情報を過剰に記録することで知られるウェブサイトをブロックするものなどがあります。
10. VPNを使う
ウェブサイトにアクセスするたびに、IPアドレスは記録されています。IPアドレスからおおよその位置情報を割り出したり、再訪問時にあなただと認識したりすることが可能です。
IPアドレスを隠す最も簡単な方法はVPNの利用です。VPNはすべての通信を暗号化するため、公衆Wi-Fiを使用する際のパケット盗聴攻撃からも身を守れます。
オンラインフットプリントの削減は難しくない
データプライバシー関連の法律を読み込んだり、すべてのウェブサイトで変名を使ったりする必要はありません。必要なのは、フットプリントがどのように作られるのかを理解し、簡単に対応できる場面では提供する情報を絞ることだけです。
そうすることで、誰かがその情報をあなたに対して悪用することは、格段に難しくなるのです。
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