Oracle VM VirtualBoxで仮想マシンを構成・設定する方法
本記事では、Oracle VM VirtualBoxの仮想マシンで利用できる各種設定項目について、順を追って解説します。用途に応じて変更すべき設定と、知っておくと便利な補足情報をご紹介します。それでは始めましょう。
事前準備:仮想マシンの電源オフ
- Windows 10にログオンします。
- Oracle VM VirtualBoxを開きます。
- Oracle VM VirtualBoxの一覧から、設定を変更したい仮想マシンを選択します。ここでは例として「Windows 10 Pro」を使用します。
- 仮想マシンを右クリックし、「閉じる(Close)」→「電源オフ(Power Off)」の順にクリックします。一部の設定を変更するには、仮想マシンの電源をあらかじめ切っておく必要があります。
- 「Power Off」をクリックして電源オフを確定します。仮想マシンが完全にシャットダウンするまで数秒待ちましょう。
- 仮想マシンを右クリックし、「設定(Settings…)」をクリックします。なお、仮想マシンを選択した状態でキーボードの「Ctrl + S」を押しても、設定画面を開くことができます。
一般(General)タブの設定
「一般(General)」をクリックすると、以下の項目が設定できます。
- 基本(Basic):仮想マシンの名前、タイプ、バージョンを変更できます。ここでは仮想マシン名を「Windows 10」に変更します。
- 高度(Advanced):Oracle VM VirtualBoxがスナップショットファイルを保存する場所を変更できます。また、「共有クリップボード」と「ドラッグ&ドロップ」を有効にすることも可能です。ホストからゲストへ、あるいはその逆方向のみ有効化するか、「双方向(Bidirectional)」を選択して両方向で有効化するかを選べます。ここでは「双方向」に設定します。
- 説明(Description):仮想マシンの用途がひと目でわかるよう、わかりやすい説明文を追加しておきましょう。
- ディスク暗号化(Disk Encryption):ディスク暗号化を有効にできます。有効にする場合は、暗号化方式を選択し、パスワードを作成します。ここではディスク暗号化は有効にしません。
システム(System)タブの設定
「システム(System)」をクリックすると、以下の項目が設定できます。
- マザーボード(Motherboard):仮想マシンに割り当てる物理メモリ量やブート順序を変更できます。チップセットやポインティングデバイスの割り当て、拡張機能の有効化も可能です。ここではデフォルト設定を維持しつつ、物理メモリを10GBに増やします。
- プロセッサー(Processor):仮想マシンに割り当てるCPUリソースを変更したり、ネステッド仮想化を有効化したりできます。この仮想マシンには4 vCPUを割り当てます。
- アクセラレーション(Acceleration):準仮想化インターフェースを有効化し、ネステッドページングをオンにできます。ここではデフォルト設定のまま使用します。
ディスプレイ(Display)タブの設定
「ディスプレイ(Display)」をクリックすると、以下の項目を変更できます。
- スクリーン(Screen):ビデオメモリ容量やモニター数を変更できます。仮想マシンに割り当てるグラフィックスコントローラーの種類もここで選択可能です。
- リモートディスプレイ(Remote Display):リモートディスプレイを有効にすると、別の端末から仮想マシンへリモート接続できるようになります。
- 録画(Recording):仮想マシンの画面録画を有効にできます。
その他の設定項目
- 「ストレージ(Storage)」をクリックします。既存のストレージデバイスの変更や、仮想ディスク・光学ドライブ・ISOファイルなどの新しいストレージデバイスの追加が行えます。

- 「オーディオ(Audio)」をクリックします。オーディオ機能の有効化に加え、オーディオコントローラーやオーディオドライバーを選択できます。

- 「ネットワーク(Network)」をクリックします。ネットワークアダプターの有効/無効を切り替えたり、仮想ネットワーク接続の種類(NAT、ブリッジアダプターなど)を選択したりできます。

- 「シリアルポート(Serial Ports)」をクリックします。シリアルポートを有効化し、仮想マシンに割り当てることができます。

- 「USB」をクリックします。バージョン(1.1、2.0、3.0)を選択してUSBコントローラーを有効化し、特定のUSBデバイスを仮想マシンに割り当てられます。

- 「共有フォルダー(Shared Folders)」をクリックします。フォルダーを作成し、ホストOSとゲストOS間でファイルを共有できるようになります。

- 「ユーザーインターフェース(User Interface)」をクリックします。Oracle VM接続ウィンドウに表示されるメニューやステータスバーなど、ユーザーインターフェースの表示方法をカスタマイズできます。

設定の保存と仮想マシンの起動
- 「OK」をクリックして、変更した設定を保存します。
- ウィンドウ上部の「起動(Start)」ボタンをクリックして、仮想マシンを起動します。
- 以上で完了です。仮想マシン名、割り当てた物理メモリ、プロセッサー数など、仮想マシンの主要な設定を正常に変更できました。
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